【九州地区】2018年度国公立大学入試の変更点

各国公立大学は、2018年度の入試方法等の変更点を発表し始めています。今回は九州地区にある国公立大学の入試情報をお伝えします。現段階で準備中のものも含まれますので、今後変更されることがあるかもしれませんので、必ず各大学が発行している募集要項等を確認してください。

九州大学

九州大学の2018年度入試の大きな変更点は、新学部「共創学部」の設置ではないでしょうか。世界で活躍できるグローバルリーダーの育成を目指す学部です。AO枠での募集も充実しており、高校生のときに勉強以外で活躍した生徒にも人気が出そうな学部になっています。

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共創学部の新設

複雑・多様化した課題・問題を抱えるグローバル社会で、国家や文化の壁を越えて「共創」によるイノベーションを創出できる人材の育成を目的とする学部です。
募集人員は105名で入試タイプの内訳は以下のようになっています。

  • 一般入試(前期) 65人
  • 特別入試(推薦) 10人
  • 特別入試(AO) 20人
  • 国際型入試 10人
  • 特別入試(帰国子女) 若干名
  • 特別入試(私費外国人4月入学) 若干名
  • 特別入試(私費外国人10月入学) 若干名

箱崎キャンパスから伊都キャンパスへの移転

医学部などを除いて、ほとんどの学部が伊都キャンパスで4年間学ぶことになります。文学部、教育学部、法学部、経済学部、農学部、工学部・建築学科は、今まで1年次は伊都キャンパス、2年次から4年次までは箱崎キャンパスで講義を受けていましたが、2018年度からは4年間伊都キャンパスで講義を受けれるようになります。

歯学部の後期日程廃止

2017年度は、前期42名、後期3名の募集枠でしたが、2018年度からは前期45名の募集枠に変更になります。後期日程の募集は廃止されます。

九州工業大学

九州工業大学は、大学入試改革を視野に入れ、大きく学科の変更と募集区分の変更を行います。入学当初から特定の学科に所属するのではなく、適性を見ながら進級時に学部・学科に所属できる仕組みに変わります。

工学部・情報工学部の学科の再編成

工学部では、「総合システム工学科」が2018年度入試から「宇宙システム工学科」へ変更になります。

情報工学部では、2018年度入試から大きく学科の改編が行われます。以下に列挙します。

  • 電⼦情報⼯学科 → 情報・通信⼯学科
  • システム創成情報⼯学科 → 知的システム⼯学科
  • 機械情報⼯学科 → 物理情報⼯学科
  • ⽣命情報⼯学科 → ⽣命化学情報⼯学科

学科内にコースの設定

産業構造の変化や社会ニーズに対応するコースを設定し、の卒業後の出⼝を広げるような教育分野の導⼊を目指します。学科内に設定されるコースは以下の通りです。

工学部

  • 建設社会⼯学科…「建築学コース」「国⼟デザインコース」
  • 機械知能⼯学科…「機械⼯学コース」「知能制御⼯学コース」
  • 宇宙システム⼯学科…「機械宇宙システム⼯学コース」「電気宇宙システム⼯学コース」
  • 電気電⼦⼯学科…「電気エネルギー⼯学コース」「電⼦システム⼯学コース」
  • 応⽤化学科…「応⽤化学コース」
  • マテリアル⼯学科…「マテリアル⼯学コース」

情報工学部

  • 知能情報⼯学科…「データ科学コース」「⼈⼯知能コース」「メディア情報学コース」
  • 情報・通信⼯学科…「ソフトウェアデザインコース」「情報通信ネットワークコース」「コンピュータ⼯学コース」
  • 知的システム⼯学科…「ロボティクスコース」「システム制御コース」「先進機械コース」
  • 物理情報⼯学科…「電⼦物理⼯学コース」「⽣物物理⼯学コース」
  • ⽣命化学情報⼯学科…「分⼦⽣命⼯学コース」「医⽤⽣命⼯学コース」

募集区分の変更

学⽣の適性を⾒極めた専⾨分野の決定を可能にするために、募集区分を学科別にするのではなく、類別に募集を行い共通教育を実施します。共通教育終了後の2年進級時に学科配属されることで進路選択のミスマッチを解消します。

福岡教育大学

福岡教育大学の教育学部では、中等教育教員養成課程の美術専攻で募集人員の構成が変わります。後期縮小の流れが反映される形となりました。

  • 2017年度(前期5名、後期2名、推薦3名)→2018年度(前期6名、推薦4名)

これで、後期日程の募集は無くなりました。

北九州市立大学

北九州市立大学の2018年度入試の大きな変更点は、ネット出願の開始ではないでしょうか。昨年九州地区では、九州大学と九州工業大学がネット出願を開始しています。その他、外国語学部の国際関係学科の募集人員などの変更が大きなポイントになりそうです。

インターネット出願の開始

世界中どこでも出願が可能になります。2018年度入試では、北九州市立大学の他にも、長崎大学がインターネット出願に変更になります。

国際関係学科の募集人員・募集区分の変更

外国語学部の国際関係学科では、募集人員や募集区分が大幅に変更されます。英語4技能検定を利用した「特別推薦枠」の新設や「AO枠」の新設が受験生の流れに大きな影響を与えそうです。

  • 2017年度(前期50名、後期10名、推薦20名)→2018年度(前期45名、後期5名、
    推薦20名(全国15、特別5)、AO10名)
  • 2次試験後期日程の科目が小論文から面接に変更

長崎大学

長崎大学の2018年度入試の大きな変更点は、インターネット出願の開始と、2次試験で面接を課す学部・学科が増えること、医学部医学科の推薦入試枠の変更ではないでしょうか。より人物重視の個別試験が課されるようになります。

インターネット出願の開始

世界中どこでも出願が可能になります。2018年度入試では、長崎大学の他にも、北九州市立大学がインターネット出願に変更になります。

2次試験の面接増加

歯学部歯学科の前期日程と、教育学部の学校教育教員養成課程の中学校教育コース音楽専攻で面接が入試科目として増加します。

推薦の募集区分の変更

医学部医学科の推薦入試D「一般研究医枠」、E「熱帯医学研究医枠」、F「国際保健医療枠」が統合され「グローバルヘルス研究医枠」に変更され、募集人員も5名から10名に増加します。また、従来の選抜方法に加え、「英語による面接」も追加になります。

熊本大学

熊本大学の2018年度入試の大きな変更点は、医学部保健学科の後期日程の廃止です。九州地区の医学部の後期日程はどんどん縮小の流れが続いています。その他、センター試験の利用科目も若干変更になっています。

医学部保健学科の後期日程廃止

2017年度入試まで実施されていた後期日程の募集枠が廃止になりました。

医学科のセンター試験の科目変更

医学部医学科の前期日程のセンター試験利用科目が変更になります。今までは、理科教科で生物は必修でしたが、選択科目に変更になっています。

  • 2017年度(英、数AB、国、生)必修(物、化⇒1、地公)→2018年度(英、数AB、国)必修(物、化、生⇒1、地公)

大分県立看護科学大学

大分県立看護科学大学では、募集人員枠が変更になります。県外枠を廃止し、県内枠を充実させます。地域医療に貢献できる地元の学生に重きを置くようになりそうです。

看護科の募集人員の変更

募集人員の変更は次の通りです。

  • 2017年度(前期前期35名、推薦35名(県内30、県外5))→2018年度(前期40名、推薦30名(県内))

鹿児島大学

鹿児島大学の2018年度入試の変更点は、共同獣医学部の試験会場の変更だけになりそうです。

共同獣医学部の試験会場変更

2017年度入試までは東京会場での受験が可能でしたが、2018年度入試からは鹿児島大学の鹿児島だけでの受験になります。

名桜大学

沖縄の公立大学である名桜大学の2018年度の入試の変更点は、人間健康学部スポーツ健康学科で推薦入試として「スポーツ型」の区分が新設されることです。

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