進路研究!法学部では何を勉強するの?

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大学には様々な学部や学科があります。今日は学部研究の第1弾として法学系学部の研究を行います。入学してから何を学ぶのか、卒業後の進路はどうなるのかを徹底解剖します。

法学部系統とは?

  • 国家運営に必要な政治学や政策学を学ぶ
  • 法律家を目指し法科大学院を目指す

法学部と言われてみなさんは何を想像しますか。イメージとしては司法試験を合格し、弁護士や裁判官、検事として活躍する進路がイメージできますが、実は法学部で学べる分野は多岐にわたります。

その中でも法学部の中心になるのが、法学分野と政治学分野ではないでしょうか。現在、日本などの法治国家では三権分立により権力の集中が行われないように国が運営されています。政治学を学ぶことにより、三権の中の立法と行政を学ぶことになり、法律を学ぶことにより司法を学ぶことになります。つまり、法学部では、国を運営するにあたり重要な中心部を勉強していくことになります。

国家運営にとって非常に重要な学部だけに、国公立大学では、旧帝国大学などのような歴史が古い大学を中心に法学部は存在します。国立大学では東京大学や京都大学などの14の大学にしか設置されていません。公立大学では大阪市立大学や北九州市立大学の2校のみとなっています。これは、国家の中心で働く官僚を国が養成していたという歴史的背景があるからです。

一方の私立大学には、法学部が沢山あります。ほとんどの私立大学には法学系統の学部や学科が設置されています。これは、明治初期に法律家を目指す目的でつくられた学校が私立だったという歴史的背景があったからです。官僚は国家が育て、法律家は私学で学ぶという社会風潮があったのです。

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法学部卒業後の進路は?

  • 法科大学院に進学し法律家を目指す
  • 国家公務員、地方公務員として行政に携わる
  • 一般企業に法律のプロとして就職する

法学部を卒業後の進路はおもに3つに分かれます。1つ目は前述したとおり、弁護士や裁判官、検事として法曹界で活躍する道です。この場合、大学では基礎法律学や実定法学として六法を中心に勉強しリーガルマインドを身に付けることになります。

2つ目は公務員として、国政や県政、市政などに携わる道です。法律学はもちろんのこと、政治学や行政学、政策学などを学び、国や地方自治体の仕組みや活動内容、様々な社会問題に対する解決策を得るためのマインドを身に付けることになります。

3つ目は一般企業に就職することです。主に金融・保健、製造業、情報通信、マスコミ関係の職種に就く場合が多いようです。企業のなかでも法律のプロフェッショナルとしてはたらいたり、新聞記者などとして就職することが多いようです。

法学部では何を学ぶの?

  • 法律系学科では主に六法を学びリーガルマインドを身に付ける
  • 政治学系学科では政治・行政学や政策学を身に付ける

法学部の学科は様々ですが、大きく法律学系学科と政治・政策系学科に大別されます。前者は将来法曹界で活躍する学生が進む学科で、後者は公務員などを目指す学生が進む学科になります。

法律系学科

法学科などの法律系学科では、リーガルマインドの修得が学びの中心になります。まずは、基礎法律学として、法哲学や法律ができた歴史的な背景などを修得します。そのうえで、実定法学として六法を修得していくことになります。

六法とは、憲法や民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法ののことで、法治国家においては国家運営や市民生活の根幹ともなる学問分野です。六法の習得と同時に法律的なものの見方も学習することになります。物事に筋道を立てて考え、的確に判断できる能力を養うことに重点がおかれた勉強になることは間違いなさそうです。

おもな法律系学科は以下の通りです。

  • 法学科
    六法を学ぶ伝統的な学科です。初来は法曹界で活躍されることが期待されます。
  • ビジネス法学科
    法律知識を活かして企業で活躍する人材の育成を目指す学科です。
  • 地球環境法学科
    環境問題について法的思考力を備えた人材の育成を目指す学科です。
  • 消費情報環境法学科
    契約や商品購入、製造物責任法、クレジットカード、食品偽装問題など学びます。
  • 国際関係法学科
    法律の中でも国際法に焦点を絞った学科です。グローバル化とともに需要が拡大。

政治系学科

政治系学科で学ぶ内容は大きく2つに大別されます。1つは政治学分野です。政治に関する歴史を振り返り、過去の失敗例などを踏まえたうえで、現在の政治システムの習得を行います。また、行政学として、国や地方公共団体がどうやって運営されているのか、その活動領域はどのようなものがあるのかなどを学びます。国際政治学では、特定の国と国との関係や、地域間の関係などを学ぶことになります。

2つ目は政策学です。政治の仕組みや行政の運営方法などがわかっても、社会問題にどうやってアプローチしていくのかその手法がわからなければ問題解決はなされません。政策学分野では、多種多様な社会問題の原因を探り、もっとも効率的な解決方法を得るための知識や理論、技術を学びます。

おもな政治系学科は以下の通りです。

  • 政治学科
    政治に関する知識を体系的に学べる学科です。国立大学では法学部の1学科として設置されていることが多いです。
  • 政策学科
    社会問題解決のエキスパートを養成する学科で、政策を立案し提案する能力を養います。
  • 法政策学科
    法律学を基本とし、政策の立案に必要な知識や技術を学ぶ学科です。
  • 文化政策学科
    国や地方公共団体の文化政策やメセナなどについて学ぶ学科です。
  • 地域政策学科
    地域が抱える様々な問題を解決するプロフェッショナルを養成する学科です。
  • 公共政策学科
    政府や地方自治体がおこなう公共政策について学ぶ学科です。政策をまとめる手法を学びます。
  • 自治行政学科
    都市問題や地域福祉の専門家など、地域を支えるリーダーを養成します。

まとめ

法学部系統の学問領域では、おもに法律と政治学を学ぶことが中心になります。法律家として市民の暮らしを守ったり、国際的に法律の知識を駆使してグローバルに活躍したり、法務のスペシャリストとして企業に就職する人が進むのが法律系学科。政治系学科では国や地方自治体で日本や地域のために公務員としてはたらくことが最終目的になります。

これだけ目的がはっきりとしているのが法律学部です。もう一度大学に行く目的を考えさせられる機会になりました。日本や地域をよくするんだ!という強い意志がある学生が進学するところではないでしょうか。

しっかりと目的をもって学部や学科を選択するようにしましょう。政治の世界や法律の世界はそんなに甘いものではないです。進路決定にむけてしっかり考えましょう。

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