九州大学共創学部小論文対策講座(2)段落のバランスを考える

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九州大学共創学部小論文対策ということで、実際の課題やよくある解答例を見ながら、どこを気をつければいいのか、どう修正すればいいのかを見ていきたいと思います。九州大学共創学部の小論文は、慶應義塾大学のSFCのように、文系理系の垣根がなく、教科の枠を超えた幅広い知識と教養が試されることが予想されます。普段から、様々なことに興味・関心をもち、それを文章にしてまとめていくことを心がけておきたいものです。

小論文対策講座(2)段落のバランスを考える

「あなたにとって、勉強は何をするための道具か?自由に論ぜよ。(400文字以内)」制限時間30分で書いてみましょう。

<ある解答例>
「 勉強とは、将来自らが成し遂げたい夢に向かって羽ばたくときを考えて、よりよい頑丈な羽を形成するための道具である。

勉強という言葉を聞いて思うこと、考えることは千差万別であると思うが、私が考える勉強とは、未知の世界にいつでも、自由に自分の意思さえあれば踏み出すことができる開放された扉である。

フィリピンヘボランティアに行った際、ある1人の女の子に出会った。彼女は幼いことに両親をなくし、出稼ぎをしながらまだ小さい妹を1人で育てていた。しかし、彼女は自分が置かれた環境に屈することなく勉学に励み、学年一位の成績をとったのだ。彼女のその勉強に対する姿勢を見て、私は、それまで抱いていた「勉強は環境で左右される」という観念を勢いよく捨てることができました。

毎日、様々な教科の、バラエティに富んだ知識を吸収できる今の学生生活は、新しい扉を開く「勉強」ができる素晴らしいところだ。」

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解答・添削

  • 段落のバランスが悪い
    ⇒とりわけ、第3段落の例・体験は長すぎる。
  • 命題に対するズレがある
    ⇒命題は、「勉強は何をする道具か?」に対して、この論文は、2段落目以降、「勉強とは?」に刷れ変わっている。
  • 一か所、「勉強」でなく、「勉学」と使っているところがありました。その意図を少し説明できていると尚可。
  • 勉強を「よりよい頑丈な羽を形成するための道具」という表現はよかった。

まとめ

今回のよくある解答例の論文は、「最初に、構成を考える必要」があった論文でした。

  • 勉強とは~という道具だ。
  • そう思うのも、フィリピンでの出来事がそうさせている。
  • その道具に磨きをかけられている今を大事にしたい

解答例をアレンジすると、このような構成・流れになるのが一番しっくりきます。

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