総合型選抜(旧AO)入試に向く人のほかAO入試制度やその一般入試の勉強との両立について、解説していきます。
総合型選抜(旧AO)入試は、どんな人が向いているの?
私って、総合型選抜(旧AO)入試は受験できるのだろうか?総合型選抜(旧AO)入試って、どんな入試制度なのだろうか?総合型選抜(旧AO)入試は、どんな人が受かるのだろうか?そんな疑問にお答えします。
- 「どうしてもこの大学で学びたい」といった熱意がある学生
- 部活動や課外活動を一生懸命頑張って、全国レベルでの活動実績を残してきた学生
- 「自分の世界観」を持っている学生
- 語学などをはじめとし、高校卒業程度以上の資格を取得した学生
- 受験する学部への関心が高い学生
- 文章力・発言力がある学生
もちろん、学力は問われなくても、基礎学力があることが前提です。面接を通して、基礎学力がないと見抜かれてしまいます。
総合型選抜(旧AO)入試制度
総合型選抜(旧AO)入試は自己推薦などに似た入試制度になります。総合型選抜(旧AO)入試は、もともとアメリカで生まれた入試方法で、本来は選考の権限を持つ「アドミッションズ・オフィス」という機関が行う、経費削減と効率性を目的とした入試といわれています。総合型選抜(旧AO)のAOは<Admissions Office>の頭文字を取ったものです。
日本では、1990年慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC学部)が、他に先駆けて導入し、各大学が独自のやり方で行っているというのが現状です。ですので、各学校で、AO入試とは別の名称がついている大学もあります。一芸入試など。一般的に、AO入試は、学校長の推薦を必要とせず、書類審査、面接、小論文などによって受験生の能力・適性、目的意識、入学後の学習に対する意欲などを判定する、学力試験にかたよらない新しい入試方法として位置づけられています。
現在では、大学入学者の約10%がこのAO入試制度を利用して、進学をしていています。
総合型選抜(旧AO)の合否までの流れ
学力では測れない個性豊かな人材を求めることを目的としていていますので、学力よりも目的意識や熱意・意欲を重視しています。ですので、多くの大学では、エントリーシート(志望理由)を提出したのち正式に出願させることが普通です。
選考方法は「書類審査+面接」が最も多く、オープンキャンパスで事前面談を行ったり、セミナー受講、レポート作成、研究発表などを合わせて実施する場合もあります。出願・選考方法、合格発表時期は大学によってさまざまですので、これからこのサイトでは、各大学ごとに、その情報を記述していきます。
総合型選抜(旧AO)入試対策と一般入試の勉強の両立の仕方
どちらも、高校3年間で仕上げていくものですが、より「普段の生活」をどのように送ってきたかが試されるのがAO入試です。我々TEKIBOが推奨する総合型選抜(旧AO)入試対策と一般入試の勉強の両立の仕方は、一般入試の勉強だけを意識するということ。そして、寝る前の15分だけを総合型選抜(旧AO)入試対策に充てるということです。あくまでメインは、一般入試の勉強です。
寝る前の総合型選抜(旧AO)入試対策
総合型選抜(旧AO)対策は、寝る前だけで構いません。高校1年生から始めたとして、毎日の15分、30分が2年半後、大きな財産となっています。受験生になって途端に毎日1時間やるとでは、雲泥の差となります。
具体的にやる内容は、1日一般入試の勉強(学校の授業、塾の授業など)やニュース・自分の出来事を振り返り、200文字程度にまとめるということです。日によっては、箇条書きでも構いません。そのあとで、1つ興味があることについて、自分の意見を30文字程度で書きましょう。
これを3か月、半年でも続けてみてください。自分の思考が整理されていくことを感じるでしょう。自分は、どんなことに関心があるのか、どんな意見・主義主張をもっているおか、ぼんやりとしていた自分のアイデンティティが明確になります。
つまり、「志願理由書」「大学で学びたいこと」「小論文へのテーマへの材料」など多くの課題に対しての対応力までがついていることになります。
長期休みを利用した総合型選抜(旧AO)入試対策
夏休みや冬休みなどは、「冷や汗をかける場所」「恥をかける場所」へ自分を繰り出してみよう。1人で出かけるのがミソです。初めての体験ができる場所、憧れの人の話が聞ける場所へ行ってみましょう。そこでは、必ず「冷や汗をかく」「恥をかく」そんな”かく”を体験することでしょう。そんな体験が、あなたを成長させ、その体験が総合型選抜(旧AO)入試で合格を手繰り寄せるツールとなります。
まとめ
入総合型選抜(旧AO)試は、日ごろのあなたが試されます。つまり、過ごし方です。その過ごし方として、日墓の寝る前を有効に使うことが、TEKIBO風の提案です。ぜひ、実践してみてください。
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