大学入試小論文「防犯対策についての考察・解答例」です。
防犯対策についての解答例
私は、監視カメラ設置に大いに賛成だ。
監視カメラ設置の利点は、犯罪を未然に防げることや犯罪者を捜索しやすいことであり、欠点は、多額の費用が掛かったり、個人のプライバシーを侵害してしまったりする可能性があることだ。監視カメラを設置することで、多額の費用が掛かり、経済的負担に繋がる可能性がある。また、日本で新しい権利として登場した個人のプライバシーの権利を侵してしまう危険性もある。
しかし、これら二つの問題は大きな問題ではない。むしろ、監視カメラを設置しないことで、犯罪が増えたり、犯罪者を捜索しにくくなったりする方が問題である。警察官が、犯罪者を捜索する際に犯罪者がどこに潜伏しているのかを知りたい。それを知るための手段として、監視カメラの映像がある。他にも手段はある。聞き取り調査をすることや手がかりをあたるという方法である。しかし、それらは証拠が言葉であるため真実か虚偽かの判断が難しく、それだけでは、操作が難航してしまう。監視カメラは、虚偽か真実か、疑う必要はない。
監視カメラは、警察の捜査に大いに役立っている。監視カメラを設置することで、犯罪を減少させることができる。それは、人間の心理であるからだ。一つ例をあげてみる。私は、小学生の頃、母が作ったご飯のお菜をつまみ食いした。母に叱られないように、母の見ていないところでした。母が見ていたら、ぜったしない。なぜなら、ひどく怒れれるからだ。だからバレないように頑張った。
誰かが見ているからやらないという心理は、自立していない子供の考えのようである。しかし、犯罪を犯す人は倫理観や道徳観が欠けていたり自分自身を律することができなくなっているため、自分以外の他社から制限してもらうことで、犯罪率を下げることができると考える。
監視カメラのおかげで、犯罪が多いに減少し、犯罪者を捜査しやすくなっている。そのため、日本は安全な国として知られていて、外国人観光客も非常に多い。外国人観光客による、経済効果も大きい。そのため、監視カメラ設置に費用がかかるとしても、安全な国というイメージを守ることで、カメラ設置以上の経済効果が期待できると考える。スーパーや銀行などに設置してある監視カメラを見ている人は、少なく、誰でも監視カメラの映像をみることはできない。だから、個人のプライバシーの権利が侵される可能性は少ないと考える。だから、私は監視カメラ設置に賛成である。
防犯対策についての解答例の講評(一部抜粋)
構成を考えてから記述するようにしましょう。思いついたことを、行き当たりばったり書いている印象を受けます。そして、いろいろ書きすぎて、内容が薄い。焦点を絞り、それについて深く論じていく必要があります。
たとえば、の今回の例にすると、今回の展開は以下になるのでは?
- (主張)私は、監視カメラの設置に賛成
- (理由・メリット)①犯罪防止の抑制につながる。②犯人捜索の効率化が図れるそれらにより、( )。
- (反駁・デメリット)一方で、監視カメラの設置により、①プライバシーが侵される。②設置費用がかかるこれらは( )によって、緩和することができる。
- (まとめ)よって、メリットの方が大きく賛成
展開・骨組みは以上のようであり、これについてより深く論じていくのが小論文です。
①これら二つの問題は大きな問題ではない。→(えっどうして?すごく大事な気が…。なぜ大きな問題でないか理由や根拠が必要です。)
②×だから→○よって
防犯対策についての解答例の考察(一部抜粋)
×日本は安全な国として知られていて、外国人観光客も非常に多い。
↓
外国人観光客が多くなったのは、2012年に安倍政権になって以降、外国人ビザの認可が緩和されたからです。
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