大学入試小論文「防犯対策(監視カメラ設置)について」考察・解答例

シェアする

大学入試小論文ネタ「防犯対策」考察・解答例です。

防犯対策解答例1

私たちにとって監視カメラは、当たり前に目にする身近なものである。特に、最近は事件などが増え、昔と比べると多く設置されるようになったと考える。実際、私が通っている高校でも、ここ1年間でロッカー付近の監視カメラの設置数が増えた。これは、ロッカー内の物の盗難を防ぐためだという説明があった。もしもの時のためにはとても役立つが、常に見張られているような感覚に陥るので落ち着かない。

監視カメラのメリットは、事件が起きた際に犯人を見つける手掛かりになるという点である。監視カメラは防犯カメラと呼ばれることもあるように、犯罪を防止する力もあると考える。これによって解決した事件も多くあるだろう。さらに、近頃日本では、異常気象による災害が多く起きている。そのため、それらを記録として残すために監視カメラが活用されていることもあるように思う。

これに対してデメリットは、監視カメラが「あってないようなもの」になっていることがあるという点である。これは、所有者が映像を確認しなかったり、古い監視カメラの場合は データを保存する機能が付いていなかったりすることもあるからだ。このような事実がある限り、監視カメラを正しく利用しているとは到底言い難いだろう。また、先程も述べたように、監視カメラは常に見張られているような気分になり、不快に思う人もいるのではないかと考える。

メリットもデメリットもある中で、日本では多くの場所で監視カメラが設置されている。日本のグローバル化によって、これから訪日外国人の数も増加すると考えられる。国によっては、落書きなどの迷惑行為が厳しく取り締まられておらず、訪日した時に迷惑行為をしてしまう外国人もいるだろう。その際に、防犯カメラで犯人を特定し、注意することが出来れば、日本には法律があるということを知る機会にもなる。よって、日本オリンピックまでに 監視カメラをさらに設置していくと良いと考える。

スポンサーリンク

講評・添削1

これくらい本番でも記述できると合格です。特に、日常にある体験から記述できたり、「あってないようなもの」と監視カメラを捉えている視点だったり、着想がよかったです。

熟語を使える時は、それを意識しよう。赤い部分

  • もしもの時 → 万が一
  • とても役立つ → 有効
  • 犯人を見つける → 犯人の捜索、犯人の発見
  • 呼ばれること → 側面

考察1

日本は安全の国とされていて、犯罪率も大きく下がっています。こういう現状があるにも関わらず、なぜ監視カメラが必要なのでしょうか?

それは

  • 訪日外国人の激増
  • 今後の移民受け入れの対策
  • 高齢化社会となり認知症や行方不明者が増え捜索に利用
  • 一人っ子が増え、見守りという側面がある

などの面からも設置することのメリットはありそうですね。

そのほかのデメリット

  • ハッキングによる悪用
  • だれでも使用できる点(資格を与えるなど法整備が不十分)
  • 保存した動画のデータ保存が膨大になる(いわゆるネットゴミ問題)

防犯対策解答例2

私は、監視カメラ設置に大いに賛成だ。

監視カメラ設置の利点は、犯罪を未然に防げることや犯罪者を捜索しやすいことであり、欠点は、多額の費用が掛かったり、個人のプライバシーを侵害してしまったりする可能性があることだ。監視カメラを設置することで、多額の費用が掛かり、経済的負担に繋がる可能性がある。また、日本で新しい権利として登場した個人のプライバシーの権利を侵してしまう危険性もある。

しかし、これら二つの問題は大きな問題ではない。むしろ、監視カメラを設置しないことで、犯罪が増えたり、犯罪者を捜索しにくくなったりする方が問題である。警察官が、犯罪者を捜索する際に犯罪者がどこに潜伏しているのかを知りたい。それを知るための手段として、監視カメラの映像がある。他にも手段はある。聞き取り調査をすることや手がかりをあたるという方法である。しかし、それらは証拠が言葉であるため真実か虚偽かの判断が難しく、それだけでは、操作が難航してしまう。監視カメラは、虚偽か真実か、疑う必要はない。

監視カメラは、警察の捜査に大いに役立っている。監視カメラを設置することで、犯罪を減少させることができる。それは、人間の心理であるからだ。一つ例をあげてみる。私は、小学生の頃、母が作ったご飯のお菜をつまみ食いした。母に叱られないように、母の見ていないところでした。母が見ていたら、ぜったしない。なぜなら、ひどく怒れれるからだ。だからバレないように頑張った。

誰かが見ているからやらないという心理は、自立していない子供の考えのようである。しかし、犯罪を犯す人は倫理観や道徳観が欠けていたり自分自身を律することができなくなっているため、自分以外の他社から制限してもらうことで、犯罪率を下げることができると考える。

監視カメラのおかげで、犯罪が多いに減少し、犯罪者を捜査しやすくなっている。そのため、日本は安全な国として知られていて、外国人観光客も非常に多い。外国人観光客による、経済効果も大きい。そのため、監視カメラ設置に費用がかかるとしても、安全な国というイメージを守ることで、カメラ設置以上の経済効果が期待できると考える。スーパーや銀行などに設置してある監視カメラを見ている人は、少なく、誰でも監視カメラの映像をみることはできない。だから、個人のプライバシーの権利が侵される可能性は少ないと考える。だから、私は監視カメラ設置に賛成である。

講評・添削2

構成を考えてから記述するようにしましょう。思いついたことを、行き当たりばったり書いている印象を受けます。そして、いろいろ書きすぎて、内容が薄い。焦点を絞り、それについて深く論じていく必要があります。

たとえば、の今回の例にすると、今回の展開は以下になるのでは?

  1. (主張)私は、監視カメラの設置に賛成
  2. (理由・メリット)①犯罪防止の抑制につながる。②犯人捜索の効率化が図れるそれらにより、(                    )。
  3. (反駁・デメリット)一方で、監視カメラの設置により、①プライバシーが侵される。②設置費用がかかるこれらは(        )によって、緩和することができる。
  4. (まとめ)よって、メリットの方が大きく賛成

展開・骨組みは以上のようであり、これについてより深く論じていくのが小論文です。

①これら二つの問題は大きな問題ではない。→(えっどうして?すごく大事な気が…。なぜ大きな問題でないか理由や根拠が必要です。)
②×だから→○よって

事実確認

×日本は安全な国として知られていて、外国人観光客も非常に多い。

外国人観光客が多くなったのは、2012年に安倍政権になって以降、外国人ビザの認可が緩和されたからです。

防犯対策解答例3

私は、監視カメラ設置に賛成だ。

その理由は、次の3点のメリットがあるからだ。1点目は、監視カメラ設置は、犯罪防止の抑制につながることや犯人捜索の効率化が図れることだ。それにより、治安が良くなり、安全な国に近ずくことができる。2点目は、監視カメラを設置することで、犯罪防止の抑制につながるという点だ。誰かに監視されることは、抑圧的だが、これを監視でなく、「見守っている」と再定義することで、受け入れられるのではないだろうか。3点目は、犯人捜索の効率化が図れる点だ。この点に関しては、現在でも犯罪捜査の段階から有効に使われているので、多くの監視カメラに設置することで、より効率化が図れることは容易に想像できる。

一方で、監視カメラを設置によるデメリットもある。監視カメラ設置により、それが悪用された場合、プライバシーが侵害される恐れがある点。また、設置費用がかかるというデメリットがある。これらは、監視カメラを見ることができる人を規制したり、国や県が補助金を出したりすることによって緩和することができると考える。

理想は、監視カメラ設置がなくとも、安全な国であるということであろう。残念ながら、犯罪はなくなっていない。以上の監視カメラ設置における3点のメリットがもたらす効果は大きいと考え、監視カメラの設置に賛成だ。

講評3

アレンジ版は、文が引き締まっているのが体感できるだろうか。余分な語はそぎ落とし、熟語を使うことで引き締めていきます。字数が足りていないので、これをベースに仕上げていきましょう。

着眼点3

  • 設置カメラにより、認知症などで行方不明になった人の発見を早期にできる。
  • 設置カメラにより、火災の発見を早期にでき、2次災害を防ぐことができる。

などのメリットはたくさんあるはず。もっと絞り出してみよう。犯罪抑制は、だれでも考えつくことですよね。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
トップへ戻る