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大学入試小論文「夏休みの部活動の是非についての考察・解答例」

大学入試小論文「夏休みの部活動の是非についての考察・解答例」です。

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夏休みの部活動の是非についての解答例

【問題】
AとBの意見をふまえて、この問題についての議論をさらに深めたあなたの意見を800字以内で述べなさい。

【課題文の要約】
働く人の夏休暇は長くなっているが、子供のクラブ活動は活発にある。先生は生徒個人の状況に配慮すべきで、休暇も自由に取りやすくするべきだ。二学期の初めに大会があるのは良くない。以上がAの意見だ。

Bの意見によると余暇とは自由に使えるが、学歴を重視した世界では個人の意思は打ちのめされる。クラブ活動専念するのは、学校とは違うフレッシュな人間関係を求めているから。どんなに大変でも自分でやれば、クラブ活動は余暇を過ごす自由で立派な方法である。

夏休みにクラブ活動に専念しすぎるのは良くないと考える。Bの意見によると余暇は人が自由に使い過ごすものと言う事だ。確かに、余暇は本来自由に過ごせるものであるが、クラブ活動においての長期休暇を考えると、そうはなってない。先生や顧問は自由に休暇を取ることを好まない。少し体調が悪くてもクラブ活動に来ることが偉いと言う風潮がある。

実際、私は昔バスケのクラブ活動をしていたが、家族旅行や研修などのため休むと言う報告をすれば、仲間に文句を言われるなど、休みずらい雰囲気があった。このように自由な余暇であるはずのものが、人によって制限されるのだ。また、夏休みは様々な所で行事や野外活動なとが開催されている。そこでは、クラブ活動では得られない体験や知識を得られる。夏休みをクラブ活動にばかり費やすのでは、そう言う活動に参加できない。また、一年中クラブ活動ばかりしていたらやる気がなくなったり、やめたりしなくなることも考えられる。積極性や、主体性がなければスポーツは上達しないと思う。そのため、夏休みに様々な活動に参加することでクラブ活動について見直すきっかけにもなるかもしれない。

私は高校で書道部に所属しているが、部員との関係が崩れたことや書道が楽しくなくなった事で、辞めたくなった事がある。たが、夏休みにベトナムへ研修旅行に行った時に習字をベトナム人に披露することがあり、それをきっかけに交流が深まった。日本文化を自分の特技として身につけておくことは、自身にもなり誇りにもなると思った。そして、それが夏休み以降の部活のモチベーションとなった。このように、夏休みに別の経験をすることは、クラブ活動の上達にもつながるのではないか。

確かに、Bの意見のように学生はクラブ活動にフレッシュな関係を求めているのは確かであろう。ただ、クラブ活動と学校での関係は繋がっている事が多い。サッカー部が昼休みにみんなでご飯を食べている様子はよく目にする。また、そのようなフレッシュな関係を求めたいなら、外国のように、一ヶ月でクラブ活動の種目を変えたりできるような、比較的自由な制度にするべきではないか。

以上のことから、夏休みがクラブ活動で忙しくなるのは、反対だ。

夏休みの部活動の是非についての講評(一文抜粋)

後半はgoodです。高校時代の具体例とその内容、反駁もあり説得力があります。最初の段落に、風潮についても言及できている点も評価ポイントです。

今回の題意に「この問題についての議論をさらに深めた」とあるので、構成にもう一工夫あると「体験談ばかり」の論文からは脱却できたかもしれません。原文(この論文)では、議論を深めた印象は薄いです。最後にある【考察】なども参考にしてください。

<構成例> Aの意見に賛同の場合。
(主張)私は、夏休みのクラブ活動(部活動)については、Aの意見に賛成だ。
(理由)~だからだ。
(Aの意見の考察(メリットデメリットなど))
(反駁としてBの意見の考察(メリットデメリットなど))
(具体例・自分の体験談)
(まとめ)以上のことから、Aの意見のメリットの多さと自分の体験からも、夏休みがクラブ活動で忙しくなるのは、反対だ。

夏休みの部活動のあり方についての添削(一文抜粋)

(添削➊)
✕休みずらい
〇休みづらい 
➨「休む」+「辛い(つらい)」で「休みづらい」です。

(添削➋)原文の青い文字に注目
✕(原文)また、~。また、~。
〇(修正)また、~。さらに、~。
➨答案が完成したら、「接続詞」だけを追ってみるのもいいでしょう。

(添削➌)
✕部活
〇部活動
➨略字は使わない。

夏休みの部活動の是非についての考察(一文抜粋)

Aの意見とBの意見の折衷案的な意見もありですね。「多様性」が求められる時代において、クラブ・部活動も多様なものであってもいいのかもしれません。たとえば、学校の中に、強化クラブと同好会的なクラブを設定する。強化クラブでは、夏休みもクラブ優先型、同好会的なクラブは、自由参加。クラブ活動の目的(目標)をあらかじめ設定することで、子どもたちも自分たちの趣向にあったクラブ活動に参加できるのではないだろうか。従来の「競技」でクラブを選ぶのでなく、「目的・趣向」で選ぶクラブということですね。

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