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大学入試対策国語「現代文読解問題の解き方のコツ」

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共通テストや私立大学などのの最大の特徴は、マーク式の解答が多いことであるということ。つまり選択肢があるので、正解を選ぶ方式であるということです。出題者側からみれば、誤答の選択肢は、正答の選択肢に似せてつくるわけです。そこを逆手にとったテクニックを公開です。

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現代文読解問題の解き方のコツ

それでは、3つの解き方(テクニック)について紹介します。

  • 最初に設問を確認して、文章(本題)を読む
  • 問われているのは、あなたの意見を聞いているのではない。あくまで、作者・筆者の意見
  • 消去法を活用すれば、ほとんど解ける

それでは、詳しくみていましょう。

最初に設問を確認する

最初に設問を読むことは、国語の現代文では、センター試験に限らず鉄則でしょう。

たとえば、こういう場面を想定みましょう。
「あとでいろいろな質問をするから、しっかり映画を観ておきましょう。」
「あとで登場人物の衣装の特徴について質問するから、しっかり映画を観ておきましょう。」

この場合、後者の方が、登場人物の衣装に注意しながら、映画を観ることができますね。そしてあとで衣装についての質問を受けても答えやすいのではないでしょうか。いちいち、また映画を観直す必要がありませんね。

このように、最初に設問を読んで、文章(本題)を読むことは、ずいぶん問題を解きやすくなり、時間短縮にも大いに役に立ちます

作者・筆者の意見が問われている

設問に、自分の意見と近いものがあると、思わずそれを選んでしまう学生もいますが、あくまで、現代文のテストは、その文章に、作者がどう書いていたかを探るものです。あなたがどうかでなく、作者がどうかという立ち位置で、問題に取り組みましょう。

消去法を活用する

共通テストや私立大学の国語現代文で、一番の威力を発揮するのが、「消去法」です。これは、文章(本題)を読まなくても、解けてしまう問題も多く、このテクニックを知らなかった人は、このテクニックだけで、点数が大きく伸ばすことが可能でしょう。

たとえば、次の選択肢を見てください。

(1)国語の現代文は、テクニックを通じて解くものでなく文章を読まずとも、作者が何を述べているかを紐解いて、正解を導いていくことが可能である

(2)国語の現代文は、小手先の技術を使うことなく本題をちゃんと読み、筆者が何を述べているかを紐解いて、正解を導いていくことが重要であるいえない

(3)国語の現代文は、テクニックを通じて解くものでなく文章をしっかり読むことで、作者が何を述べているかを紐解いて、正解を導いていくことが大切である

(4)国語の現代文は、解法やテクニックも使いながら文章をしっかり読むことで、作者が何を述べているかを紐解いて、正解を導いていくことが不可欠である

選択肢を見比べて、共通項を洗い出します。

<赤のアンダーライン>
(4)がテクニックや技術を使う ⇒ 仲間はずれ
(1)(2)(3)がテクニックはダメ

<黄のアンダーライン>
(1)文章読まない ⇒ 仲間はずれ
(2)(3)(4)文章読むことを肯定

<太字>
(2)重要であるといえないと否定 ⇒ 仲間はずれ
(1)(3)(4)重要・大切・不可欠と肯定しています。

以上のように、他と最も共通項がある(3)が正答である可能性が非常に高くなります。今回の選択肢は、わかりやすく平易なものにしていますが、他の選択肢と見比べてもっとも他と共通項が多いのが正答であることが多いです。逆を言えば、仲間外れの選択肢を消去して残ったものが正解ということですね。

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【まとめ】現代文の読解問題の解き方

今回は、テクニックで解けるセンター試験の国語の解き方のコツ(現代文編)と題して記述してきました。知っているか知らないかで、随分、点数は変わってくると思います。

  • 最初に設問を読む
  • あくまで作者(筆者)の違憲
  • 消去法(共通項を探すも可)

という3つのテクニックを踏まえトレーニングをしてみてはどうでしょう。

追記(読解力をつけるには…)

読書すれば、読解力がつくという人もいますが、入試で問われる読解力を養うには、ただ単なる読書ではいけません。一番は、問題集に掲載された文章を読書することがポイントです。問題になりうる文章ですから、決められた文章量の中で起承転結があり、読み取る力がつく文章と言えます。入試を意識した読解力は、ただ単に本を読む、新聞を読むではその力はつかないので気をつけておきましょう。

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