▶ YouTubeで授業動画配信中

高校無機化学「アルカリ土類金属」2族元素単体の性質のポイント

スポンサーリンク

大学入試無機化学。今日は2族元素のベリリウムBeとマグネシウムMgとアルカリ土類金属について学習します。

スポンサーリンク

2族元素

2族元素は、原子番号が小さい順にBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Raになります。このうちBeMgを除く2族元素を「アルカリ土類金属」といいます。

色は銀白色の金属で、おとなりのアルカリ金属よりも融点が高く密度も大きくなります。

価電子を2個持つ元素で、陽性が強く2価の陽イオンになりやすい元素です。1族元素のアルカリ金属と性質は似ていますが、アルカリ金属よりも反応は穏やかになります。

アルカリ土類金属の反応の強さ

アルカリ土類金属の反応の強さですが、原子番号が大きい元素ほどイオン化エネルギーが小さく反応しやすくなります。

  • Ca、Sr、Ba
    冷水と反応
  • Mg
    熱水と反応
  • Be
    反応しない

酸化され輝きを失う

アルカリ土類金属は空気中で酸化されやすく金属光沢を失います。

  • 2Ba+O2→2BaO
  • 2Ca+O2→2CaO
  • 2Mg+O2→2MgO

水との反応

アルカリ土類金属やMgは水と反応し水素を発生し水酸化物になります。

  • Ba+2H2O→Ba(OH)2+H2
  • Ca+2H2O→Ca(OH)2+H2
  • 2Mg+2H2O→Mg(OH)2+H2

アルカリ土類金属の炎色反応

2族元素のBeとMgは炎色反応を示すことはありませんが、アルカリ土類金属のCa、Sr、Baは炎色反応を示します。

  • Ca…橙
  • Sr…紅
  • Ba…黄緑

以上が2族元素単体の性質です。

化学
スポンサーリンク
シェアする
TEKIBO

コメント

テキストのコピーはできません。