【高校英語】無生物主語構文についてまとめています。無生物主語構文に関して、訳し方、主語になるもの、無生物主語によく用いられる動詞などにもふれています。それでは、【高校英語】無生物主語構文をみていきましょう。
無生物主語構文
英語では、人や物以外の、本来動作をしない物を主語にして、「物事/事情などが人などに~させる」といった意味の表現をすることがよくあります。このことを、「無生物主語構文」といいます。
<例文>
- (構文)A traffic accident caused us a lot of trouble.(交通事故のために、私たちは大変な目にあった。)
- (普通)We had a lot if trouble because of a traffic accident.
無生物主語構文を使うことで、簡素な文・表現にできるので、書き言葉では無生物主語構文を使うことが多いです。
訳し方
そのまま訳してしまうと、上の例文では、「交通事故が私たちに大変な困難を起こさせた」となります。これを日本語らしく訳すコツ・ポイントは、人を主体にした表現に置き換えることです。
- 目的語(人)を主語にする。us(私たちに)→私たちは
- 主語(無生物)は、人に動作をさせる原因、理由、条件などを表すので、副詞句(副詞節)のように訳します。
- 内容を変えないように訳文を整えます。(大変な困難を起こさせた)→(大変な目にあった)
主語になるもの
無生物といっても、物を表す名詞だけでなく、事柄を表す名詞や、代名詞、疑問詞、動名詞や不定詞を用いた名詞句、名詞節も主語として用いられます。
<例文>
- (動名詞)Being with you makes me feel happy.(あなたといると、私は幸せな気分になる。)
- (名詞節)What you have just said reminds me of an old saying.(あなたが今おっしゃったことで、私は古いことわざを思い出します。)
よく用いられる動詞
物事によって人が~する動詞
- 「~させる」make cause force compel oblige remind
- 「可能にする、許す」 enable allow permit
- 「行かせる 来させる」take bring lead
- 「楽しませる、驚かせる」amuse excite frighten satisfy surprise
- 「その他」tell show save coat give keep leave find
物事のために~できない動詞
- prevent~from
- keep~from
など
物事のために人が~を失う動詞
- rob 人 of~
- deprive 人 of ~
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