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【高校英文法】基本文型のまとめ

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高校英文法「文型の総まとめ」です。

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第1文型

  • Cold winds blow hard every Winter.(冷たい風が冬ごとに激しく吹く)
  • The two young girls smiled happily. (その二人の若い女の子は幸せそうにほほ笑んだ)

以上のように、主語(S)と述語動詞(V)とだけで意味が完結し、それに 修飾語の加わった文は、最も単純な構造の英文で、第1文型と呼ばれる。

There is 構文

There is/are A.の文もAが主語, is/are が動詞の第1文型である。

  • There is a pen on the desk.(机の上にペンがある)
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第2文型

  • Tokyo is a very big city.(東京はとても大きな都市である)
  • You I look very charming today. (君は今日とてもチャーミングに見える)
  • The poor young man finally became a great artist.(その貧しい若い男はついに偉大な芸術家になった)

以上の3つの文は、主語と述語動詞だけでは「東京は,である」「君は, に 見える」「男は,になった」となり、文意が完全でない。いずれも述語動詞の後に、「何で」あるか(状態),「どんなふうに」見えるか(外見),「何に」 なるか(変化)などにあたる名詞や形容詞を補って初めて文の意味が完結する。

これらの名詞や形容詞は、主語の性質や状態について説明を補うもので、補語(C)と呼ばれ, これも「文の主要素」の1つである。また、このように主語(S)・述語動詞(V)・補語(C)の3つの文の主要素からなる文を、第2文型の文という。

第2文型の文では、次のように(主語=補語)の関係が成り立つ。
上の文では、

  • Tokyo = city
  • You = charming
  • man = artist

第2文型に用いられる主な動詞

「~である」型:補語が主語の「状態」を表す。

remain(~のままである)とkeep(~の状態を保つ)

  • They remained good friends. (彼らはずっとよい友達だった)
  • He kept silent during the meeting. (彼は会議中ずっと黙ったままだった)

「~になる」型:主語の状態の「変化」を表す。

get(~になる)、grow(~になる)、turn (~に変化する)

  • The teacher got well again. (先生はまた元気になった)
  • The wind will grow calm soon. (風はすぐ静かになるだろう)
  • These green leaves turn red in the fall.(これらの緑の葉は秋には赤色になる)

「~の感じがする」型:主語についての「感覚」を表す。

feel (~の感じがする)、taste(~の味がする)、smell(~のにおいがする)

  • I feel a little bad today. (私は今日少し体の調子が悪い(悪い感じがする))
  • This juice tastes sour. (このジュースはすっぱい(すっぱい味がする))
  • Lilies smell sweet. (ユリは甘いにおいがする)

「~のようだ」型:主語の「外見・様子」を表す。

seem (~のように見える) appear (~のように見える) Sound (~のように聞こえる)

  • The TV program seemed very interesting. (そのテレビ番組はとてもおもしろそうだった)
  • Ken appears a friendly person. (ケンはひとなつっこい人であるようだ)
  • Your plan sounds great. (君のプランはすばらしい(すばらしいように聞こえる])

注意greatly(副詞は補語にならない)

間違えやすい

「彼は親切だ」を× He is kindness. としないこと。kindness は「親切さ」 の意の名詞なので、「彼は親切さである」という変な意味になる。正解は 形容詞を用いた He is kind.

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第3文型

第3文型(SVO:「SがOをVする」)という形になります。

  • Well ate a quick lunch at a coffeehouse.(私達は喫茶店ですばやい昼食を食べた(→急いで昼食を食べた))
  • My father  knows your mother very well.(私の父はあなたのお母さんをとてもよく知っている)

上の文では、述語動詞の後に、「何を」食べたか,「だれを」知っているか、の「何を」「だれを」にあたる名詞が置かれている。これらの名詞は、動詞の表す動作などの対象を表す語で、目的語(O)と呼ばれる文の主要素である。このように主語(S)・述語動詞(V)・目的語(O)からなる文を第3文型の文という。参考0は Object(目的語)の略。

この第3文型では、第2文型の場合と違って〈S キ0)の関係になることに注意。「主語+目的語」の関係で、目的語になるものは、名詞(代名詞)である。

考察

目的語を日本語に訳すと「~を」となることが多いが、「~に」「~が」などになることも少なくないので、注意すること。

  • I met Ken at the park.(私は公園でケンに会いました)
  • She loves music. (彼女は音楽が大好きだ)

一方で、「~を」の意味でも動詞の後に前置詞があれば、その「前置詞+名詞」で修飾語になることに注意。

  • I wallked along the river. (私は川べりを歩いた)→第1文型である。

補語と目的語の見分け方

O(S+V+形容詞》の場合

  • This wall feels very cold.(この壁は(さわると)とても冷たい感じがする)

動詞の後に来ているのが形容詞であれば、それは補語である。形容詞は、目的語になれないからである。

<(S+V+名詞)の場合

  • He became a nice young man.(彼はすてきな若者になった)
  • He met a nice young man、(彼はすてきな若者に会った)

最初の文では「すてきな若者」は「彼」のことで、He=man となるから、man は補語(S=C)。次の文では「すてきな若者」は「彼」が会った相手で、Heキman となるから, man は目的語(SキO)。

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第4文型

  • I’ll give you this pendant. (君にこのペンダントをあげるよ)
  • Mother bought me a nice dress last Sunday.(この前の日曜日にお母さんが私にすてきな服を買ってくれた)

動詞によっては、「『だれに』『何を」どうする」のように2つの目的語を取ることができるものもある。「だれに」にあたる目的語を間接目的語(IO) といい、「何を」にあたる目的語を直接目的語(DO)という。この形の文を第4文型の文と呼ぶ。(IO キ DO の関係に注意)
参考IO = Indirect Object(間接目的語), DO = Direct Object(直接目的語)

第3文型への書き換え

第4文型の文は、to/for を用いて「だれに」と 「何を」を入れ替えることができる。入れ替え後の to ~/for ~ は目的語でなく修飾語(前置詞で始まる語句)なので、文全体は第3文型となる。

  • I’ll give you this pendant.= I’ll give this pendant to you.(第3文型)
  • Mother bought me a nice dress last Sunday.= Mother bought a nice dress for me….(第3文型)

toとfor

  • to…自分のものでなく、相手がいて成立する動詞のとき使う
  • for自分のもであり、1人でも成立する動詞のとき使う
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第4文型を取る動詞

give という行為は「与える物」と「与える相手」の両方がないと成立しない。こういう動詞を(give 型)と呼び、第3文型への書き換えではtoを用いる。一方、buy という行為は買ってやる相手がいなくてもよい。

I bought a dress yesterday. (私は昨日服を買った) このような動詞を(buy 型)と呼び、第3文型への書き換えでは「~のために」の意の for を用いる。

give 型の動詞

S+V+ DO + to IO となる。

  • show(見せる)…I showed her my room.(私は彼女に自分の部屋を見せた)
  • tell(語る)…He told me a sad story.(彼は私に悲しい物語を話してくれた)
  • lend(貸す)…I lent hima CD.(私は彼にCDを1枚貸した)
  • send(送る)… I sent Yumiko a New Year’s card.(私は由美子に年賀状を送った)
  • teach(教える)…Mr. Umemura teaches tus English.(梅村先生が私たちに英語を教えてくださる)

buy 型の動詞

S+V+ DO + for IO となる。

  • make(作る)…My father made me a nice lunch.(父が私のためにおいしい昼食を作ってくれた)
  • find(見つける)…I will find you a good doctor.(君のために良い医者を見つけてあげよう)
  • get(手に入れる)…She got her daughter a personal computer.(彼女は娘のためにパソコンを買ってやった)
  • sing(歌う)…She often sings her baby a song. (彼女はよく赤ちゃんのために歌を歌ってやる)
  • leave(残す)…Mother left me a message. (お母さんは私のため)に伝言を残してくれた)

注意

次のような例にも注意。

  • Bring me a glass of water.(私に水を1杯もって来てくれ)
    → Bring a glass of water to / for me.
  • Can lask you a favor? (あなたにお願い事をしてもよいでしょうか)
    → Can I ask a favor of you?

なお、cost, save, take など, 第3文型に書き換えられない動詞もある。
A trip to Hawaii will cost you about 200 dollars.(ハワイ旅行は200ドルくらいかかるでしょう)

短い直接目的語の位置

「私はそれをその小さな男の子にあげた」の英訳は?

(1)I gave the little boy it.
(2)I gave it to the little boy.

(1)の文では IO の the little boy に比べて DO の it がとても短いので、 文のバランスが悪く、意味もとりにくい。このように、直接目的語が代名詞 it(それを)またはthem(それらを)のとき には、(2)のように to/for を用いた第3文型の文にしなければならない。

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第5文型

  • My friends call me Beth.(友だちは私をベスと呼ぶ)
  • I will make you happy.(ぼくは君をしあわせにするよ)

上の例文の「ベス」と呼ばれるのは主語の My friends ではなく目的語の me で ある。同様に「しあわせに」なるのは主語のIではなく目的語の you である。つまり Beth という名詞、 happy という形容詞は、どちらも目的語について説明している語句であり、これらは、第2文型で主語について説明を補う語句と同様、補語と呼ばれる。このように、動詞の後に目的語と補語が来る文を、第5文型と呼ぶ。

第5文型に用いられる主な動詞

OをCにする型

  • get(~にする)…He got his hands warm. (彼は手を暖かくした(暖めた))
  • keep (~にしておく)…She always keeps her hair clean. (彼女はいつも髪を清潔にしている)
  • leave (~のままにしておく)…Who left the door open? (だれがドアを開いたままにしておいたんだ)
  • name (~という名にする)…They named the spaceship ” Discovery.” (彼らはその宇宙船を「ディスカバリー号」と名づけた)
  • elect (~に選ぶ)…We elected her captain of our team. (私達は彼女をチームのキャプテンに選んだ)
  • paint(ペンキで~色に塗る)…They painted the wall white. (彼らはその壁を白く塗った)

OがCであると考える型

  • think(~と考える)…I think him a very kind man. (私は彼がとても親切な人だと考えている)
  • believe(~であると信じる) …The old lady believes him rich. (~であると信じる) (そのおばあさんは彼がお金持ちだと信じている)
  • find (~とわかる)…You will find this game very exciting.(このゲームは(やってみるととてもおもしろいとわかるよ)

文の主要素の見分け方

次のうち、第5文型の文は?

(1) I found the girl very kind.
(2) I found the girl very easily.
(3) I found the girl agood seat.

第5文型の特徴は、目的語の後に補語が来ることである。補語になれる のは名詞か形容詞であるから、(2)の下線部の副詞 easily(簡単には補語で なく、found を修飾する修飾語である。そこでまず(2)が外せる。

次に(O=Cの関係を(1)と(3)で見ると,(girl = kind(親切な)〉ではあるが、(girl = seat(座席)〉ではない。よって補語として働いているのは(1) の kind であり、(1)が第5文型の文である。

各文の意味は、

(1)私はその女の子がとても親切だとわかった。(SVOC)
(2)私はとても簡単にその女の子を見つけた。(SVOM)
(3)私はその女の子に良い席を見つけてあげた。(SV IO DO)

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