グループディスカッション(討論)の進め方についてです。各大学で、広く行われる選抜方法の1つです。自分が受験する大学には、グループディスカッション(討論)が課せられているが、「どのように対策をすればいいのか。」「どう進めていけばいいのか。」さらには、「どうすれば合格できるのか。」「議長(ファシテイター)になった方がいいのか。」「奇抜な(オリジナリティあふれる)発言をした方がいいのか」はたまた「自分の意見を貫いたほうがいいのか。」など受験生の疑問や心配事は絶えないと思います。今回は、合格の十要要素の柱となる「グループディスカッション(討論)の進め方」についてまとめています。それでは、グループディスカッション(討論)の進め方をみていきましょう。
グループディスカッション(討論)の進め方
- 前提・条件確認
- 目標確認
- 検討プロセスの設計
- 検討(議論)
- 結論・まとめ(発表があれば、予行演習の確保。別に演習時間が設定されていればいらない。)
と流れていきます。
前提・条件確認
与えられた課題に対して、全員でその前提を確認することが大事です。たとえば、「世の中をよりよくするには?」という議題のあったとき、その前提条件を「高齢者に対して」「子どもに対して」「発展途上国に対して」など決定します。
前提・条件を確認することになし、議論を始めて、にいろいろアイディア出しをしてしまっても時間の無駄になってしまいます。与えられていない条件をメンバーで設することでスタートがしやすくなります。
目標確認
「世の中をよくするには?」の議題で、「日本の子どもたちにとって」と前提を決めたとしたら、実に大事なのは、「目標確認です」。それは、メンバー一人ひとりの定義が異なるとはずです。
たとえば、
- 遊び場を増やす
- 無料公共学習塾を増やす
- お菓子やジュースをなくす
- 大学までの教育無償化
などなど挙がると思います。ポイントは、皆が知っていることや実現可能性の高いことに設定すると、その後の議論は、皆が発言しやすくなり、ゴールに向かいやすくなります。
検討プロセスの設計
目標確認を「大学までの教育無償化」とします。それを達成するためには、何が必要でしょうか。
たとえば、
- 財源(予算)
- 地方にも大学を増やす
- 教育プログラムの充実
- 教員・教授の確保
などでしょうか。
検討(議論)
ここからが、グループディスカッション(討論)の始まりです。先ほどの目標確認を「財源(予算)を確保」としましょう。財源(予算)を確保するための条件はなんでしょうか?「教育税を新設するか。」「教育国債を発行するとか。」「企業の内部留保に対して課税するとか。」などになるでしょう。しかしながら、グループディスカッション(討論)に答えは存在しませんので、その中でも、実現可能性が高いものやメンバーの多くが納得するものが答えとなっていくでしょう。
グループディスカッション(討論)ポイント
- 時間厳守
- 答え(アイディア)ではなく過程
- 奇抜さよりも論理性(実現可能性)
- 結論・まとめでは、「5W2Hの確認」
- 発表では、「PREPを意識」
5W2Hの意識
- What…要するに何をするのか?
- Why…なぜそれをするのか?なぜ他の方法よりその方法が良いのか?
- Where…どこでするのか?
- When…いつするのか?
- Who…誰がするのか?
- How…どうやってするのか?
- How much…どのくらいお金がかかるのか?かけるのか?
PREPを意識
- Point(結論)…要するに、結論は何か?
- Reason(理由)…なぜその結論に至ったのか?
- Example(具体例)…理由に関する具体的な根拠・事例・仮説を話す
- Point(結論)…最後にもう一度まとめる
以上が、【AO入試】グループディスカッション(討論)対策の仕方・ポイントとなります。
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