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国公立2次試験と私立大併願校の勉強の両立の仕方

国立と私立の併願と両立 大学別対策
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共通テストが終わると、国公立大学2次試験と併願先の私立大学一般入試対策を同時にこなさなくてはならず、受験生にとってあわただしい日々が続くことになります。今日は受験に失敗しないように、2次試験対策と私立対策の両立の仕方について見ていきましょう。

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第一志望大学と併願校の勉強のバランス

共通テストの結果で若干の戦略の違いは出てきますが、何といっても王道は過去問を徹底的にやりこなし、解けなかった問題の類題をしっかりとつぶしていくことが大切です。

ここで重要なのは第一志望大学と併願校の勉強にバランス。私立大学の一般入試の方が国公立大学2次試験よりも早く行われるので、併願校の私立対策に時間を割きすぎると、本命の第一志望大学に手が届かなることもあるようです。

第一志望大学と併願校の勉強で気を付けること

もちろんのことですが、第一志望大学と併願校の受験に必要な教科や科目が一致していることが重要です。無駄な勉強時間をつくらなくていいように、やはり受験教科は統一したほうがよさそうです。どうしても第一志望大学の他に行きたい大学があり、教科や科目が一致しない場合は、相当の覚悟が必要です。

この時期の勉強で気を付けることはバランスです。第一志望大学に見事に合格した先輩方の勉強の時間配分を見てみると、第一志望大学の勉強にほとんどの時間を費やしています。わかりやすく数字で表すと、第一志望の勉強7割、併願校対策3割といったところでしょうか。

このバランスは、あなたのスタンスによっても変わります。絶対に第一志望大学に合格したいいのか、絶対に浪人したくないのかによって時間配分は変わっていきます。ここは自分一人で決められることでもないので、両親としっかりと今後のことを話し合って決めてください。

絶対に第一志望大学に合格したい場合は、ほとんどの時間を第一志望大学の勉強に費やすべきです。受験が終わって一番悔やまれるのが後悔すること。浪人覚悟で勝負できるのであれば、思い切ってチャレンジするのもいいのではないでしょうか。

浪人は絶対にできないという考えで方向が決まっている方は、第一志望大学と併願校のバランス路しっかりと考えながら勉強に取り組んでください。併願校は第一志望大学よりも合格可能性が高いはずです。合格できるという実感がわくまで、第一志望大学の勉強と両立して勉強してください。過去の先輩方を見てみると、時間の半分は併願校の勉強をしていることが多いような気がします。

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過去問の演習量は何年分?

2次試験や私立一般入試では、過去問演習が非常に重要になります。大学独自の出題傾向が強いですので、毎年同じような問題が出題されています。過去問を徹底的に演習し、類題をしっかりとつぶしていくその繰り返しが合格への近道です。

気になるのが、先輩方は何年分の過去問を解いたのかということ。過去の聞き取り調査で分かった平均値を紹介します。

共通テスト前

  • 第一志望大学…2.8年分
  • 併願校…1.8年分 ※併願校1校当たり

共通テスト後

  • 第一志望大学…5.9年分
  • 併願校…3.2年分 ※併願校1校当たり

明らかに共通テスト後に過去問を徹底してことがわかります。

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過去問の演習で気を付けることは?

過去問の演習で気を付けることは多々ありますが、お勧めの使い方をお伝えします。過去の経験から独自の判断で紹介していますので、自分に合った使い方がわかっている人はその方法で行ってください。

  • 1年分は時間を計らずに演習し、自分の弱点分野や目標との差を確認する。解けなかった問題を問題集などで類題演習を行い確実に得点できるようにする。最後に同じ過去問を時間内で解いてみる。
  • 午前中は過去問を時間を計って解き、解けなかった問題のやり直しと類題演習をその日の午後に行う。これを5年分繰り返す。
  • 記述式の問題では、学校の先生などに徹底的に添削を行ってもらい、できるだけ減点されない答案の作成を心がける。
  • 過去問演習で間違えた問題や、気になったポイントなどをノートに書き出して、その日のうちに疑問を解決する。不安が無くなりポジティブに勉強に取り組めるようになった。

どの教科に力を入れるべきか?

自分の実力と、志望大学のレベルとの差で学習量は違ってきます。また、受験戦略によってもどの教科に力を入れるべきかは変わりますが、まずは合格最低点と自分の得点との差を見てみてください。どの教科のどの分野を学習すれば合格をつかみ取れるか見えてくると思います。そのうえでどの教科に力を入れるべきか判断してください。

どの教科に力を入れるべきか分からない人は、学校の先生や身近な人に相談してみるのもいいかもしれません。その際、出題される教科の担当の先生よりも、2次試験や一般入試の出題教科と関係のない先生に相談するのがいいと考えます。どうしても教科担当の先生はその教科の勉強に力を入れるように言ってきます。本当に自分にとって必要な勉強ができなくなる可能性もありますので、相談する相手はしっかりと選んでください。

文系は英語に力を入れる

この時期の文系の人が力を入れた教科は、圧倒的に英語の勉強になっています。学習時間の半分以上を英語の勉強に費やしている人も少なくありません。

理系は満遍なく

理系は数学、英語、理科と満遍なく勉強するスタイルが一般的のようです。難解な記述式の問題になれるために必死に過去問を偏りなく学習することが重要です。

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まとめ

受験生にとってセンター試験前は猛勉強しているという感覚に襲われますが、実は共通テスト後の勉強が受験生にとって一番きついものです。センター試験よりも問題のレベルが上がり、なかなか勉強がはかどらないもどかしさの中でひとりコツコツと机に向かわなくてはなりません。

みんな志望大学は違うわけですから、共通テストのように同じ問題を相談し合って解くといったこともできません。ここからが自分との勝負です。頑張ってください。

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