関係代名詞thatが好まれる場合
- ただひとつの
- すべて
- 先行詞が「人十人以外」のとき
- 疑問詞whoの直後
- 先行詞が、everything, something, anything, nothing など、~thing である時
- 最上級、序数、all, every, the only, the very, any, no などが先行詞を修飾する時
- 先行詞が「人」「物」の両方である時
以上のようなときに、thatが好まれる。以下に、詳しく説明していきます。
<例文>
- What is the first novel that was written in Japanese?(日本語で書かれた最初の小説は何ですか)
- We will explore every planet that goes around the sun.(我々は太陽を巡るすべての惑星を探検するだろう)
先行詞に次の条件(ただひとつの、すべてなどの意味)が加わる場合、関係代名詞にはふつうthatが使われる。ただし、この場合も、関係代名詞が目的格なら省略できるし、先行詞 が「人」であればwhoの方がよく用いられる。
1.ただひとつの
先行詞に
- the first、the last、the very(まさにその)
- the+最上級
- the same、the only
など、なんらかの意味で「ただひとつの」 ものであることを示す修飾語がついているとき。
- Man is the only animal that can use fire. (人間は火が使える唯一の動物である)
- This is the very thing (that) you need now.(これこそまさに君が今必要としているものだ)
2.すべて
先行詞に
- all
- every
- any
- no
など「すべて」に言及する修飾語がついているとき。noは、「すべて~ない」としてとらえる。
- This is all that is known so far. (これが今までに知られているすべてです)
- You can read any book that interests you. (君の興味をひく本なら何でも読んでいい)
- There was nothing (that)we could do for them.(私達が彼らにしてやれることは何もなかった)
その他
次のように先行詞が「人十人以外」のときや疑問詞whoの直後でも、thatがふつう用いられる。
- We looked for the boy and his bicycle that had disappeared. (私達は姿を消した少年と彼の自転車とをさがした)
- Who that knows her doesn’t love her? (彼女を知っているだれが, 彼女を愛さないだろうか)
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