今回は、関西大学入試「英語」の出題傾向と対策についてまとめています。「関関同立」の中でも、最も合格しやすいのが関西大学となるでしょう。しかし、それでも「関関同立」。問題も良問ぞろいで、ちゃんと勉強した人でしか、得点できないようになっています。今回は、関西大学の入試に課せられる英語について深堀りしていきます。
関西大学英語の傾向
関西大学の英語は全日程・全学部で同一の形式で、試験時間は90分となっています。ですので、自分が受験する学部以外の過去問も有効に使いながら効率的に対策を進めることができます。問題構成は3問構成となっており、第1問で、会話文問題、段落整序問題。第2問で長文総合問題(空所補充型)、第3問で長文総合問題(下線部型)となっていることが柱となっています。解答形式は、全問マークセンス方式です。
関西大学英語の対策
第1問では、確実に得点をしていきたいところです。最近の傾向として、第1問はAとBの2部構成。 Aは、200~250程度の会話文を読んで、文章中の空所に適切な発言を補充する問題となっています。Bは、6つの段落を並び替えて、英文を完成させる問題で、俗にいうパラグラフ整序問題です。このB問題は、6つ設問があるわけすが、ひとつ間違えると複数間違えてしまう構成になっているので、慎重に解き、満点で乗り切りたいところです。解き方のコツとしては、各段落の趣旨を把握した上で、論理語や指示語などを参考にしながら、解答を導き出す方法がいいでしょう。
第2問と第3問は、長文総合問題で、
第2問は、600~900語程度の英文を読んで、空所に適切な語句を補充する問題となっています。 出典は物語文から説明文までと幅広いので、いろいろな学部をの過去問を通じて、様々なジャンルの出典形式になれておきましょう。特に、差がつくのは圧倒的にA問題の空所補充となります。ここは重点的に対策をとりたいです。
問題パターンとしては大きく3つです。
- 前後関係から解ける問題
- 文法知識から解ける問題
- 文構造から解ける問題
5文型を中心として、文法の基礎があれば十分に対応できるので、高得点を目指していきましょう。語彙力が必要なのはいうまでもありません。
第3問は、500~700語程度の英文を読んで、その内容に関して答える問題。 問題はAとBとに分かれており、Aでは英文の局所的理解が、Bでは英文の全体的理解が求められます。文章のレベルは学術性、専門性のある論説文が出題されるので、単語数の割には、読解力が必要とされ、関西大学の英語の問題の中では、最もレベルが高いです。
関西大学の英語まとめ
関西大学の問題は一見すると文法問題がなく、文法の学習をおろそかにする受験生がいますが、それは大間違い。英語は文法の土台があってこそであるし、長文総合問題の中には、「内容」というよりも「文法」を問うている問題も存在しているのもあります。英語は、英文法と語彙の2本の柱が必要です。わからなかった出単語・熟語・構文などは、その都度覚えていくようにしましょう。
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