【高校倫理】古学思想

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【高校倫理23】古学思想について記述しています。

  • レベル:基礎
  • 対応:定期テスト・実力テスト・入試
  • 重要度:出る

古学

古学とは、目本(江戸時代)の儒学者の生み出した独創的な思想で,、日本仏教史の中での「鎌倉仏教」の占める位置に相当している。
参考【高校倫理】鎌倉仏教

代表的な山鹿素行・伊藤仁斎・荻生祖神の間に師弟関係はない。共通しているのは、 後世の解釈に頼らずに儒教古典を直接研究しようとする方法にある。

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山鹿素行

山鹿素行は、「聖教要録』(1665)で孔子・周公の教えに帰るべきと朱子学を批判し、古学を宣言した。山鹿素行の説く武士道とは、「武道」から「士道(教養ある武士)」への転換、人格的に優れ模範となる存在を目指すべきことを説いている。朱子学の注釈や解釈を捨てて、「孔子」の書に直接依拠しようとしたところが「古学」の先駆とされる。

戦乱の世が去り太平の世の到来の中で、武士の生き方、存在理由を「士道」として提示した。それは「武道」としてではなく、他の身分層から尊敬される教養ある人格者を目指す「士道」である。具体的方法は、教古典を読み, 日常生活で「道義(正しい道,道徳)」に従い鍛錬していくことである。

伊藤仁斎

伊藤仁斎は、朱子学を批判し、『論語』を最上第一の書とし、『孟子』を補助とする二書の原義に戻ろうという古義学を創始者した。京都堀川の自宅に私塾「古義堂」を開き(1662)、門弟三千人を集めた。『論語古義』(全10巻, 論語の注釈書)『孟子古義』『童子門』が代表作である。伊藤仁斎は、「誠 (いつわり飾ることのない心)」を「誠ならざれば、仁, 仁にあらず」と最も大切にしている。

『論語』を第一の書とし、ついで『孟子』を大切に精読したわけだが、そこに人間性と生き方(道徳)を探究した。『論語古議』全10巻はその 成果であり、その研究方法・実践を童子との対話形式で著わしたのが「童子問』全3巻である。救生は、古代中国の言葉の用法や意味に則して厳密に研究する古文辞学を創始し、その後、本居宣長らの国学に影響を与えた。
参考【高校倫理】儒家思想(孔子・孟子・荀子の教え)

朱子学

朱子学の教えは「理」に偏り空理空論におちいってしまう傾向があり、古典古代に復古しようという彼ら「古学派」の内的要求は、「人間性回復」であった。

  • 伊藤仁斎の古義学…古典(『論語』『孟子』)の精読から得た深い 人間理解が基礎
  • 荻生祖座の古文辞学…古代の言語に関する実証的研究を基礎とし、「経世済 民」の政治思想として儒教古典を読み解くもの

荻生但森

荻生但森(1666 ~ 1728, 儒学者)は、仁斎の古義学を攻撃し、『弁道』『弁名」によって、より徹底した古文辞学を創始した。古文辞とは、中国語としての古典を中国語で発音し、制度文物の研究も総合して、「先王の道」を探究することである。また、徳川店宗(第8代将軍、位 1716 ~ 45)の内命によって『太平策』『政談』を著わし,「経世済民(世をおさめ,民をすくう)政治学としての祖神学を展開した。

江戸時代の学問

比較 国学 蘭学 儒学
内容 日本の古典研究 西洋の学問 儒教の学問
主な人物 本居宣長 杉田玄白 大塩平八郎
功績 古事記伝 解体新書 陽明学
  • 蘭学…江戸時代にオランダを通じて日本に入ってきたヨーロッパの学術・文化・技術の総称。のちに「洋学」と呼ばれるようになる。
  • 陽明学…形骸化した朱子学の批判から出発し、時代に適応した実践倫理を説いた学問で、より行動を重んじました。
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