【高校地理】北アメリカ州のポイント

シェアする

スポンサーリンク

【高校地理】北アメリカ州の自然・気候と地形についてまとめています。

北アメリカ州の自然

北アメリカ州

北アメリカの主な自然と都市

独立戦争発生地のニューイングランド6州を含めて、独立宣言に参加した13州に始まり、独立時にイギリスから得たアパラチア山脈の西、ミシシッピ川の東岸まで、ついでフランスがら購入した中西部のプレリーの大平原へと開拓者の西漸運動は開拓前線(フロンティア)を西に押しやった。

  • 独立戦争…北アメリカのイギリス植民地の人々が独立を達成。1775年植民地の人々がイギリス本国による新しい税と弾圧に抗議して戦いを始める。独立宣言を1760年6年に発表。

カリフォルニアのゴールドラッシュを契機に, フ ロンティアは乾燥した西部とロッキー山脈を越えて太平洋岸に 達した。また, メキシコやスペインから領土を得て, ロシアか ら購入したアラスカや, 太平洋のハワイ諸島を編入した。こう して、太平洋と大西洋とにまたがる大陸国家になったのである。

スポンサーリンク

北アメリカの気候

気候は、アラスカの北極海に面する氷雪気候とツンドラ気候。それに続くタイガの冷帯気候、大陸の東半分を占める温帯湿潤気候と太平洋岸の地中海性気候とを含めた温帯気候, 西部のステップ気候から砂漠気候をおおう乾燥気候。そしてフロリダ半 島の熱帯気候に属するサバンナ気候やハワイ諸島の熱帯雨林気候と多様で、ほぼすべての気候類型を持っている。それだけに、メキシコ湾から北上する台風、逆にカナダから南下する寒気は 苛烈なものである。

  • 北部…アラスカとカナダのほとんどは寒帯と冷帯。ツンドラとタイガとよばれる針葉樹林が広がる。
  • 南東部と西部の太平洋岸…温帯が広がる。
  • 中央部・西部…乾燥帯の砂漠気候。ステップ気候。
  • フロリダ半島・ハワイ諸島…熱帯。

北アメリカの地形

環太平洋造山帯に属するロッキー山脈から西では地震が頻発し、ハワイも火山島ではあるが、東側の五大湖地方はカナダのローレンシア台地に続き安定陸塊である。

  • 安定陸塊…先カンブリア紀の造山運動を経て、それ以後は激しい地殻変動を受けることなく、安定している地域で、楯状地と卓状地とに分けられます。

北アメリカの地下資源

地質構造の多様性と単純さは、豊かな多様な地下資源を大量に用意してくれている。メサビの鉄鉱山、ビュートの銅山など、さまざまな金属資源に加えて、アパラチア炭田などやメキシコ湾岸油田などのエネルギー源が各地に点在して、アメリカの重化学工業化を支えている。また、これらの原材料を世界中から輸入して国内資源の枯渇を先送りしつつ、一人当たりエネルギー消費量で世界一の経済力を維持している。とりわけ、多国籍企業のメジャーを通じて石油の世界支配を続けている。

  • コングロマリット…合併・買収(M&A)を繰り返し、多数の異業種合併によって生まれる複合企業が見られる。
  • 多国籍企業…複数国に生産・流通・販売拠点をもち,世界的規模で経営を行う。

北アメリカ州の先住民(人種と民族)

アメリカ合衆国の人口は3億人余りであるが、少数のアメリカインディアン、イヌイット(エスキモー)を除けば、絶え間なく来住した移民とその子孫である。初期の移民はイギリス系と フランス系で、とくにワスプと呼ばれる白人が建国を主導した。

ヨーロッパ系の民族

19世紀以降は ドイツ人・イタリア人・アイルランド人などが加わる。ヨーロッパの制度・文明をもたらし、自由な思想と開拓者精神をもとに、あらたな国づくりを進めた。その後に来住したイタリア人や東ヨーロッパ系・アジア系移民は、 農場や工場の労働者となったものも多く、先に来住した西ヨーロッパ系移民との間には、社会的・経済的へだたりが生じ、とくにアフリカから奴隷としてつれてこられた黒人は 10%余りを占め、貧困と人種差別に苦しんでいる人が多い。

  • 南北戦争…自由貿易は奴隷制をめぐって、南北戦争が起こります。リンカーン大統領の指導のもと、合衆国の統一と奴隷の解放を図る北国が勝利。大陸横断鉄道の建設。

アジア系の民族

アジア系は初期の中国人、つづいて日本人が多かったが、ベトナム戦争(1965 ~73)後は東南アジアからの移民もあって、全人口の5%ほどに達している。また、人種的には白人に属するが、アメリカ合衆国に中南米からやってきたヒスパニック系は旧メキシコから獲得した諸州の住民を加えて15%を超えている。

少数民族

少数民族は、大都市で特定街区に集住する。とくに経済的に恵まれない人びとの集まる街区は劣悪住宅街としてスラムを形成し、失業者が多く、犯罪や麻薬事件が多発している。 敏感な人は住まいがどこにあるのかで、出身人種民族が判るとも言われる。

るつぼ

北アメリカは、多様な人種と出身母国の文化を身に付けている多様な民族と共存して、しかもまだ十分には融合していない社会ではあるが、黒人やアジア人の血を引く政治家やスポーツ選手などの活躍が、しだいに「アメリカ人」と称する民族を形成しつつある。人種民族のモザイク状態が、しだいにるつぼのように溶け合っていく過程にある。

北アメリカ州の農業

アメリカ合衆国の農業は、植民地として生産物をヨーロッパに輸出するための、企業的・商業的農業として発達した。農家経営の大規模化、 及び機械化は労働生産性を飛躍的に増大させた。現在、全体で農業人口は全就業人口の10%余りであるが、一人当たり平均約150ヘクタール以上の農地を経営している。そのため、耕転・播種・収穫などを行なうトラクターやコンバインなどが普及し、野菜や果物までが自動収 穫機を用いて収穫されている。大型農業機械を利用するために、等高線栽培を行ない、同時に土壌や肥料の流亡を防いでいる。

  • 企業的穀物農業…商業的穀物農業ともいう。大規模で小麦栽培に特化した農業形態であり、肥沃な土壌と結びつくことが多い

グレートプレーンズ

グレートプレーンズでは、半径1kmにもなる大型のセンターピヴォット散水機などを用いた灌漑農業が行なわれている。商品作物の生産を合理的に行なうために、土地の自然条件にあった作物に特化して大規模に栽培する、いわゆる適地適作の 合理的作物選択がなされた。

  • 灌漑農業…主に外来河川や地下水路を用いて行われ、小麦やナツメヤシが栽培される。商業的に綿花栽培が行われるところもある。
  • 世界の食料庫…世界輸出される農産物も多く、小麦やトウモロコシは、港の穀物倉庫に集められ、大型船で世界へ輸出されます。世界の食料庫と呼ばれ、そこでの農産物の不作や値上がりは日本の輸出先にも影響を与えます。
  • 穀物メジャー…穀物メジャーは、穀物の売買を行う会社のことで、この穀物メジャーが国際市場で行う取引は世界の穀物価格に影響を及ぼします。

アメリカ各地の状況

中西部の各種穀物、トウモロコシ地帯(コーンベルト)や南部の綿花地帯(コットンベルト)、北東部・五大湖南部の酪農地帯のように、幅 100km以上、東西1000~2000kmの農業地帯がつくられた。1930年代以降の産業構造の変化が、農業地域構造を変化させた。西部では灌漑施設の整備にともない、果樹など市場向けの作物の生産がふえ、南東部の綿花やタバコに依存していた地域では,さまざまな作物を栽培する多角経営に移行している。綿花地帯は穀物生産に中心を移し、企業的な大農場へと変わった。その他の地域でも、多様な農産物が生産されるようになり、かつての単純な農業地帯区分だけから農業の現状を知ることは難しい。多様な自然に対応して、穀作から畜産、酪農から果樹・野菜 などの園芸農業に至るまで、いずれの作目でも世界的な生産量を上げる農業が成長し、世界有数の農業国となっている。

  • 小麦…プレーリーからグレートプレーンズにかけた地域で小麦の栽培。
  • トウモロコシ…中央平原北部のオハイオ州からアイオワ州にかけて栽培。大豆の生産も盛ん。
  • 酪農…五大湖の周辺。
  • 綿花…南部一帯から東部。大豆や落花生の栽培。
  • 地中海式農業…カリフォルニア州を中心にぶどう、オリーブ、オレンジなどを栽培。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
トップへ戻る