大学入試共通テストの対策の仕方

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現行のセンター試験に変わる新大学入試テストの実施方針と、新大学入試のテストの実施に合わせた各大学の入学者選抜ルールの見直しが行われています。

新大学入試「大学入試共通テスト」

  • 名称は「大学入試共通テスト」
  • 2023年度まではセンター試験と同一教科・科目
  • 1月中旬の2日間で実施される
  • 国語と数学Ⅰで3問程度記述式の導入
  • 民間の4技能検定の活用

まずお伝えしたいのが、2020年度より現行のセンター試験に変わる新大学入試の名称が仮決定しています。これまで「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」としてきましたが、今回提示されたのは「大学入学共通テスト(仮称)」となっています。正式決定ではありませんが、この名称をもとに決定の方向に向かっていくことには変わりありません。

新大学入試「大学入試共通テスト」の実施教科・科目ですが、今回初めて実施される教科・科目の詳細が発表されました。実施される教科は、現行のセンター試験と同じ教科になるようです。これは、段階的に実施教科・科目を変更することを示唆しています。高校の新学習指導要領に伴う移行措置の段階で、じわじわと変更がなされ、完全適用される学年からは完全に新しい教科・科目に変わることになりそうです。

実施される時期は、予想通り1月中旬の2日間で、現行のセンター試験と同じ時期に実施されることになります。

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国語と数学Ⅰで記述式問題の導入

新大学入試では、記述式の問題が出題されるということは明らかになっていましたが、今回の発表で、国語と数学Ⅰで各3問程度の実施が決定されています。いずれも大学入試共通テスト時間内に実施され、大学入試センターが作問し、採点は、民間事業者に委託するようです。

国語の記述式問題ですが、⽂字数80〜120字程度の問題が3問程度出題されます。マークシート式問題と記述式問題の⼤問は分けられて出題され、試験時間はマークシート式とあわせて100分程度になります。多様な文章や図表などをもとに複数の情報を統合し考えをまとめたり、その過程や結果について論述したりする思考力・判断力・表現力を評価する内容になります。

数学の記述式問題ですが、こちらも問題数は3問程度で、⼤問の中にマークシート式問題と記述式問題が混在して状態で出題されるようです。図表やグラフなどを用いて考えたことを数式などで表したり、問題解決の方略などを正しく書き表したりする力などが評価されます。現行のセンター試験よりも10分長い70分が試験時間として設定されています。

英語は民間の4技能検定の導入

新大学入試「大学入試共通テスト」では、英語の4技能評価を実施する流れとなっていますが、民間の英語4技能検定を活用する方向で決まりそうです。高校3年生以降の4月~12月の間に、大学入試センターが認定した民間の4技能検定を受検し、結果を大学入試センターに送付するという形になります。受検可能回数は2回までとされています。

ただし、まだ未決定事項が残っています。他の教科と同じく、共通テストの「英語」を実施するのか実施しないのかが未決定です。共通テストを実施するのであれば、上記で示した民間の4技能検定の利用は2023年度(2024年1月)までは無いことになります。

新大学入試への対策

最大のポイントは、これまでの知識偏重型(覚えたことを再生する)の入試制度から脱却が主な理由です。どう知識を活用していくが求められる「思考力・判断力・表現力」を問う入試になっていきます。その「思考力・判断力・表現力」養うには、日常の生活の中でのアンテナの張り方が重要です。

1歩踏み込んだ学びが重要

たとえば、リンゴを見てただ「きれいだな」の感想でなく、「なぜ、りんごは、非対称なのだろう?」と疑問に思う視点。その疑問を自分を調べたり、人と協力して解決してみたり、そんな習慣を身につけることが大事です。たとえば、作者はこう述べているけれど、この作者がそういう思想を持ったことを探るために、その作者の書物をたくさん読むとか。または、数学の公式や定理を覚えるだけなく、どういう人が、どういうことをきっかけにその公式や定理を見出し証明したのかなど調べてみる。つまり、1つの出来事から、もう1歩、2歩踏み込んだ学習が必要です。

自分なりの納得解を持つことの大切さ

さらには、1つの正解でない問題の中に、自分なりの納得解を見つけていく習慣を持つことが大切です。自分なりの解釈を持つということでしょうか。たとえば、「処々ある社会問題について」はたまた「自分とは?」「生きるとは?」「学ぶとは?」など、自分なりの解釈や定義を普段の生活の中で、折に触れて考えることが大切です。
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まとめ

新大学入試の全貌がかなり決まってきています。残るは、共通テストとしての「英語」が実施されるかどうかになりそうです。記述式問題もかなり基本的なレベルの問題になりますが、一応受験生は対策が必要になるのではないでしょうか。

英語も、本決まりではありませんが、民間の4技能検定が2023年度以降の大学入試では絶対に必要になります。つまり、社会人になったとき、4技能検定受験者ばかりになるということです。2023年度までに受験を済ませてしまった生徒も、いずれ社会人としてはばたくときに必ず4技能検定が必要になるのではないでしょうか。

求められるWhy力

新大学入試へ対策は、一言でまとめると、「日常や社会の中に、なぜ<WHY>という好奇心を抱く」ことです。もっと踏み込めば、自分の存在へ興味でしょう。なぜ生きているのか?自分の興味は?自分が社会に出来ることは?などなど哲学的な問いについても、なぜ<WHY>を持つことが大切です。

そんな日常を積み重ねることが、結果として、大学入学希望者学力評価テストや大学入学希望者学力評価テストの成績向上にもつながります。さらに、それぞれの大学の入試制度や個別試験を多種多様化している昨今において、そのような制度や試験を突破していく際にも、重要な対策へとつながっているでしょう。

<追記>
「なぜ、りんごは非対称性なのだろう。」⇒「それは、太陽の日差しにあたっている方が、成長して膨らんでいるからです。」この、なぜリンゴは非対称性なのかに気づける観察力に、その問いへの回答を見出す過程で、生物や地学、歴史の領域のみならず、情報編集力、学びの楽しさが増すなどさまざまな力がついたのは、言うまでもありません。
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