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大学入試小論文「リーダーシップのあり方の考察・解答例」

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大学入試小論文「リーダーシップのあり方の考察・解答例」です。

【課題文の要約】日本でリーダーシップについて問われる機会は限られていて、その概念も理解されていない。リーダーの指示通りに動く方が、組織全体として良い結果につながると考えている。しかし、結果として全員がリーダーシップを持つ方が1部の人だけがもつより高い結果を出せる。全員がリーダーシップを持つことで1人だけが疲れてしまうという問題も起こらない。

【問題】リーダーシップのあり方について、自分の経験などの具体例を挙げながら、あなたの考えを600字以内で述べなさい。

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リーダーシップのあり方の解答例

筆者は本文で、リーダーシップは1人や2人だけが持つのではなく個人が持つべきだと述べているが、私もその通りと考える。なぜならば筆者が述べる通り、1人に任せるよりみんながリーダーシップを発揮することで、仕事が効率的に進みそれにより仕事の生産性も向上していくからだ。

例として私の経験を挙げる。グループでプレゼンテーションを行ったことがあった 。その中でリーダーを決め構成や進め方の案をすべてリーダーが決定していた、その分抱える仕事も多く、同じグループの人は指示に従うのみだった 。しかし中間発表の時に、 ほかの各自で役割を分担している班と比べ進行も遅かった。そこから各自で役割を分担した。意見を出す人、構成を練る人と分けることで仕事の進行も良くなり質も向上していった。最終的には クラス内で1位を獲得できた。

このようにリーダーに任せきりの指示待ち状態を続けていくと、1人に負担や時間もかかる。一方でみんなが責任を持ちリーダーシップを発揮することで高い成果を出しやすくなる。しかし、日本ではいまだに指示待ち状態と言うように 指示に従って動く方が良い結果につながると考える人もいる。その概念を取り払うためにまずは個人がリーダーシップの発揮をできるような環境作りが必要だ。

以上のことから私は個人がリーダーシップを 持つことは重要だと考える 。

リーダーシップのあり方の講評(抜粋)

この論文は、自身も納得感がある論文だったのではないでしょうか。構成、具体例、主張の一貫性は加点対象であります。また受験生が陥りがちな減点項目もありません。つまり、題意に沿ってある、論理・根拠に飛躍がない、接続詞の使い方、一文が長くないとgoodです。

論文の構造:論文の冒頭で、リーダーシップについての一般的な説明や背景を追加すると、読者が論文全体の流れをより理解しやすくなります。

具体例の詳細:グループプレゼンテーションの例を挙げるのは素晴らしいですが、もっと詳細を追加してみましょう。例えば、各自でどのような役割を果たしたのか、それがどのように成果に結びついたのかをもう少し説明すると良いでしょう。

反論への対処:日本の文化や状況においては、まだ指示待ちが良い結果を生むと考える人もいることを考慮し、反論に対する議論や調和的なアプローチを追加すると、よりバランスがとれた印象を与えます。

結論の強調:結論で、なぜ個人がリーダーシップを持つことが重要なのか、それがどのように社会や組織に良い影響を与えるのかをもっと強調すると良いでしょう。

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