大学入試小論文「南海トラフ地震など災害対策の考察・解答例」です。
南海トラフ地震など災害対策の考察・解答例
図から、今後30年以内に震度6以上の揺れが、太平洋側に位置する愛媛県や静岡県の地域で26%以上の確率で起こるということが分かる。また、確率の高い県は千葉県をはじめとし、愛媛県の南西部までの1本の帯状のようになっている。これはおそらく南海トラフと呼ばれる深い溝があるからだろう。そして、この今後30年間に起こるであろうと考えられる自身は、図のより日本全土に影響を与えうる大規模な地震になる可能性が高いことが読みとれる。なぜなら、図を全体から見るとオレンジの部分が多い、そして次に、赤の部分が多くなっているため今までよりも規模の大きな地震と予想することができる。
これから、日本で東京オリンピックなどで海外の人の日本を訪ずれる人たちは増加してくると考えられる。それに加えて、地震はいつ起こるかなどの予想することができない。だから、被害を小さくするためにも事前に地震への対策、準備をしておく必要があると思う。そのためにも、政府は30年間に大規模な地震が起きる可能性があるということをメディアや自治体を通して、国民に理解してもらわなければならない。特にこの図は具体的に可能性が高い地域がはっきりと示してある。この図をマスメディアを通して国民に見てもらうことで、どの定度の対策が必要なかが見えてくると思う。
このように、図をマスメディアを通して知ってもらうことで、日本国民の今後の地震対策に対する意識を変え、おきた場合の被害を最小限にすることができる。日本政府は、これからのことを考えて迅速に対応する必要がある。そして、図の赤色で示され地域は、いつ起きてもおかしくない。だから、彼らは特に今後の地震への理解を深めることが重要であると思う。
南海トラフ地震など災害対策の解答例の講評(一部抜粋)
読み取れることがだらだらと長い。もっと簡潔に。また、全体的に文章が稚拙なので、引き締まりがない。
(例)地震はいつ起こるかなどの予想することができない。→地震は現状、予想することが不可能だ。
コツとしては、熟語に変換できるときは、熟語にするということです。
また、この図の活用・対策への着眼点が一般的なのでもう少し視点を変えた考察が必要だった。また、その対策をどのように実行するかまで記述できるとよかったでしょう。視点としては、学校の授業を通して、子どものころからこの図を認識させておく、英語など国際言語表記の図も作成し、外国人にもわかりやすくするなど。また、首都機能を分散させるなどリスクヘッジも不可避など。
南海トラフ地震など災害対策の解答例の添削(一部抜粋)
①これはおそらく南海トラフと呼ばれる深い溝があるからだろう。→これはいらない。みくさんの推察など聞かれていません。また変に違った知識を記述することにもなりうるのでいりません。
②なぜなら、図を全体から見るとオレンジの部分が多い、そして次に、赤の部分が多くなっているため今までよりも規模の大きな地震と予想することができる。→ここもいりません。読み取れることだけを記述します。ふつう、理由や根拠は、自分の主張に対して述べます。
③×訪ずれる→○訪れる
④×はっきり→○明確に 小さな「っ」は使わない
⑤×定度→程度
⑥どの定度の対策が必要→具体的にどんな対策?をそれぞれの地震の大きさに対してとらないといけないの?
⑦日本政府は、これからのことを考えて迅速に対応する必要がある。→本当に対応していない?みくさん自身が確認がとれていないことは書かない方が無難。(もっといえば、みくさんなど高校生がわかっていることぐらいは、国はわかっているのでは?)
地震予知のテーマ事実確認
2012年以降、外国人訪日観光客は、爆発的に増えています。なぜでしょうか?安倍政権となり、観光ビザの認可が緩和されたからです。日本の魅力やイベントがあるからという理由は、説得力に欠けます。
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