【高校倫理】キリスト教

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【高校倫理10】【高校倫理】キリスト教についてまとめています。

  • レベル:標準
  • 対応:定期テスト・実力テスト
  • 重要度:普通

キリスト教

イエス(Jesus Christ, 前4頃~後30 頃)の教えは、地中海世界を支配するローマ帝国初期の人々の「幸せ(心の平安)に生きるには?」という問題意識に答えるものであった。ユダヤ教の改革者として救世主(メシア, キリスト)イエスは登場した。

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イエスの言行

イエスの言行は、『新約聖書』の四福音書(マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネによる福音書)に書かれている。

  • 福音…よき知らせ, 幸せになれる言葉

イエスはユダヤ教を否定したのではなく、その律法主義(形式主義)を批判して律法の心(精神)を説き、律法の内面化を目指した。キリスト教の聖典は、 『新約聖書』と『旧約聖書』の両方である。
比較【高校倫理】ユダヤ教とイスラム教

アガペー

イエスは、神の愛(アガペー)を有名な「迷える羊」や「放蕩息子の話」のたとえ話で教えた。

  • 神の愛(アガペー)…無差別・平等で見返りを求めない無償の愛である。神が人間を憐れみ同情する価値によらず (価値あるものも価値のないものも)愛し与え続ける「思いやり」のような愛
  • プラトンのエロース…不完全な人間が価値あると認めたものごと(人や物や 知識など)を求め続ける「向上心」のような愛

確認【高校倫理】プラトン「イデア論」

隣人愛

真理は隣人愛である。この隣人(りんじん,となりびと)」とは出会う人すべてである。神の愛(アガペー)に限りなく近づこうとする無差別無償の愛であり、マタイによる福音書の有名な山上の垂訓の心の省しき人が実践する愛である。

イエスは律法学者が試した問いに、最も大切な律法は、精一杯の「信仰」と精一杯の「隣人愛」とであると明言した。

キリスト教

イエスの死後、使徒(12人のイエスの高弟,宣教者)ペテロ(カトリック教会では初代ローマ教皇)やパウロ(キリスト教の道害者から「回心」した熱心なキリスト教の宣教者)は、異邦人(非ユダヤ教徒)へ広江(小アジア・ギリシャ・ローマなど三度宣教の旅)し、世界宗教への礎を築いた。

新約聖書

ローマ帝国五代ネロ帝の時代(定1~68)にローマで殉教した(65年頃)パウロは、簡罪の思想で神の子イエスの死と復活を意味付け、原始キリスト教団の教義を確立した。この頃(1世紀)、「福音書(イエスの言行録」と「使徒行伝」「パウロの手紙」などを含む新約聖書が完成した。

覚えておきたい人物

アウグスティヌス

アウグスティヌス(Augustinus, 354 ~ 430)は、ローマ帝国末期に北アフリカのタガステ(現アルジェリア) に生まれ、23歳頃マニ教(摩尼数、3世紀ササン朝ペルシャのマニがゾロアスター教を中心に他の宗教を組み合わせた善悪二元論の新宗教を創始)に帰依し、母モニカの影響でキリスト教に回心する(32歳頃)。その後、北アフリカの小都市ヒッポ司教として著作活動し、生涯を終えた。教父とは、2~8世紀にキリスト教正統教義や教説を著述した権威ある神学者のことである。

  • 恩寵予定説…人間の意志(自由意志)は無力であり、 神の恩寵(恵み, 標れみ)なしには善を行えないので、教会へいく(教われる予定)のも恩寵によるという思想 である。そして、功績による救済という思想を異端とした。

トマス=アクィナス

トマス=アクィナス(Thomas Aquanas, 1225 ~ 74)は、南イタリア(ナポリ王国)の名門貴族に生まれ、イスラムのアヴェロエス(イブン = ルシュド)のアリストテレス哲学の影響を受け、大著『神学大全で中世のスコラ哲学(神学)を大成した。人間理性が証明できる 龍園(神の存在と本質)と信仰が対象とする範囲(イエスの復活と奇蹟)を明確に分けて、「理性の限導」と「信仰の優位」を明示して、両者を調停した。

  • スコラ哲学(神学)…骨温(神)は存在するかという普遍観念をめぐる神学上の問題「普遍論争)で、11 世紀後半から12世紀まで約100年間続いた「実在論」(Realism, アンセルムスが 代表者)と「修交会」(Norminalism, アベラールが代表者)との論争である。
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