【高校倫理】宗教改革

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【高校倫理11】宗教改革について記述しています。

  • レベル:標準
  • 対応:定期テスト・実力テスト・入試
  • 重要度:よく出る

宗教改革

宗教改革は、原始キリスト教の信仰に回帰するルネサンス運動であり、中世キリスト教世界を崩壊させ、近代資本主義を創造することとなった。

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ルター

17世紀はじめに、ドイツ(当時は「神聖ローマ帝国」)のルター(Martin Luther. 1483 ~ 1546)が、「95カ条の論題」をヴッテンベルク大学(城)の扉に掲示して、贖宥状(しょくゆうじょう)とカトリック教会を批判したことに始まる。この議題は聖書のドイツ語訳とともにグーテンベルク(金属加工職人)が発明した活版印刷術で改革運動は広まった。ルターは、讃美歌を作曲し、結婚し、三男三女の子供をもうけた。

ローマ=カトリック教会

ローマ=カトリック教会は、中世西欧社会で権威を誇示したが、封建領主化(世俗化)して聖職売買の横行や高利貸し、あるいは法王や司教に子供があったり、愛人を囲ったりと腐敗・墜落していった。その象徴が14世紀からの贖宥状(これを買えば罪悪が軽減され、天国へいけるという証明書)の販売である。ルターは、このようなカトリック教会の堕落を抗議(protest)し、原始キリスト教の信仰への回帰を説いた。

信仰義認説と予定説

真理は、ルターの「信仰義認説」とカルヴァンの「予定説」とである。

信仰義認説

信仰義認説の「義認」とは、神によって正しい人と認められることで、それは「信仰」によってだけであり、教会へ寄付したり贖宥状をいくら買っても無駄であるという思想である。信仰があれば、聖職者は必要なく万人司祭説となり、聖書に書かれて ることをすべての拠りどころと考える福音主義となる。

予定説

カルヴァン Jean Calvin, 1509~64)の「予定説」は、神の意志(予定)は人間には分からず、懸命に祈っても教会にいっても無駄であり、天国にいける人はすでに予定されているという思想である。職業召命観とは、世俗の仕事も神によって予定された「天職 (calling)」であり、勤勉に働き、倹約による貯蓄は予定されている証という思想である。ここから近代遺本主義が生まれることとなる。

覚えておきたい人物

エラスムス

自由意志論争を、ネーデルランドの人文学者エラスムス (1466 ~ 1536)と闘ったルターは、自由意志文書定し、卵も神から与えられる恩寵と考え、個人が神と直接つながる「万人司際説」「聖書中心主義」「信仰義認説」を展開した。

M.ウェーバー

M.ウェーバー(Max Weber, 1864 ~ 1920)は、著書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(1905)で、カルヴァンの予定説が従来の苦役という労働観を世俗の職業も天職として勤勉に励み続ける行動的禁欲と、倹約による貯蓄を義とするエトス(行動様式)の変換を創造したと説いた。

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