【高校倫理】パスカルの精神

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【高校倫理】パスカルの精神についてまとめています。モラルとは、「道徳、倫理」の意ですが、人間の生き方に関する思案、人間や社会に対する正しい考え方や態度。

パスカル

パスカルは、早熟の天才であり、数学では「パスカルの三角形」(1655)、物理学では「パスカルの原理」、「乗合馬車(馬車の共有、史上初の公共交通機関)」の発明(1662)など、哲学・宗教以外の多分野に及んだが、39歳で夭折した。ちなみに、気象学で用いられる「ヘクトパスカル (hPa)は、日本でも1992年から使用されている気圧の単位である。

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モラリスト

モラリストとは、人間の振舞いの観察から人間の生き方を探究した人々であり、モンテーニュ(1533~92)とパスカル(1623 ~ 62)が代表者である。モンテーニュの「エセーは、試みの意味で「業種かつ寛容な精神」の大切さを“ク・セ・ジュ”と表現している。すなわち、モンテーニュはユグノー戦争(1562~98)の宗教狂乱の時代に、相手の意見を柔軟に寛容に聞く態度を説いたのである。パスカルの『パンセ』は、「思索」「思想」の意味で、「幾何学の精神」に対する繊細な精神の大切さを説いている。すなわち、論理と推論ではなく、共感と直観という「繊細な精神」こそが人間の生き方(倫理)を探究する能力であるとして区別した。

幾何学の精神

幾何学の精神とは、経験論哲学や合理論哲学で追究してきた学問としての科学を推進する精神(理性)であり、「帰納法」や「演繹法」という論理と推論を駆使して合理的に世界を展開する認識理性である。

  • 帰納法…「観察」で得られたたくさんの「事実」を比較し、共通する原理や法則を導き出す思考方法である。しかし、これまでの観察の結果という蓋然性にとどまる「仮説」を導き出す方法と考えるべきである
    確認【高校倫理】ベーコンの経験論・帰納法

繊細な精神

繊細な精神とは、これまでの経験論や合理論性の社学とは違う日常生活や人生での関心事を共感し、内から直観するしなやかで細やかに認識する理性(指揮) ある。パスカルは繊細な精神で考えていく。

考える葦

考えることは、一般的な考えることではなく、自分自身を振り返るという自己反省である点に注意すべきである。「人間は、自然の中で最も弱い一本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である。人間をおしつぶすには宇宙全体が武器をとって立ち上がるには及ばない。蒸気や一滴の液体でさえ、人間を殺すには十分である。しかし、たとえ宇宙が彼をおしつぶしたとしても、人間は彼を殺すものよりも尊いであろう。 なぜなら、人間は自分が死ぬことと,宇宙が彼にまさっていることを知っているからである。宇宙は何も知らない。(パンセからの引用)」

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