【高校倫理】自然哲学「観想の態度」

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【高校倫理04】自然哲学「観想の態度」についてまとめています。

  • レベル:基礎
  • 対応:定期テスト・実力テスト
  • 重要度:よく出る

自然哲学

「古代ギリシャで哲学が誕生したとは?」「何をもって哲学誕生というのか?」哲学の精神(本質)とは何かが問題意識です。この時代の哲学とは、「学問」でもあり、「学問の本質」への問いでもあるといえます。 自然哲学とは、自然(フィシス)の法則・理論(ロゴス)を探究したものです。

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自然哲学の歴史

  • 前6世紀にギリシャ植民市のミレトス(小アジア)のタレス
  • 前4世紀のデモクリトス(プラトンと同時代)までの自然哲学者たちは、いずれも「万物の根源(法則 松宮)であるアルケー(アルコン=支配するの名詞形)を追究した」人たち

ロゴス

ロゴスの自覚こそ、哲学(学問)の始まりです。それは、ミュトス(mythos, 神話)からロゴス(logos,理性)の転換であり、神話的世界観から合理的世界観への転換です。ロゴスとは、ロゴス(理性)によって考え、自然のロゴス(法則, 秩序)をとらえ、ロゴス(言葉、論理)によって表現するというように、多義性を持つ用語です。自然哲学者たちは、ロゴスというものごとの普遍的な本質を、合理的に追究したことが重要でした。

テオーリア(観想)

問題に対する解答が大切です。古代ギリシャ人たちは、ロゴス(アルケー)が何であるかを探究していくことをテオーリア(観想)の態度と呼びました。自然哲学者もソフィストも共通に神話的世界観から離れて、理性的 に知ろうとする態度(ロゴスの自覚)を持っています。ここで大切なことは、「なぜ哲学(学問)の精神とは、テオーリア(観想)の態度なのか?」を問うことである。それが倫理的思考です。

自然哲学者の万物の根源アルケーの追求

  • デモクリトス…万物の根源は、原子である。
  • プロタゴラス…万物の尺度は、人間である。
  • タレス…万物の根源は、水である。
  • ピタゴラス…万物の根源は、数である。
  • ヘラクレイトス…万物の根源は、火である。
  • エンペドクレス…万物の根源は、水・土・空気・火である。

覚えておきたい人物

デモクリトス

無(kenon, 空間)の中で原子 (atom, アトム)が結合・ 分離を繰り返し世界が成立していると考え、魂(精神)や自由を否定した(唯物的世界観、機械論的世界観)。

ソフィスト

ソフィストは、前5世紀の民主政治を背景に、高い報酬でレトリック(弁論術、修辞学)の技術を教援した。その代表者プロタゴラスの人間は万物の尺度とは、法律もポリスによって違い、寒暖涼暑の感覚も人それぞれで、善悪の倫理るときと場と場合で異なるなど、客観的真理・絶対的価値観はなく、主観的・相対的審理しかないという相対主義を表現しています。したがって、絶対的真理は知り得ないという不可知主義(懐疑主義)の思想を表明したものでもあります。一方、自然哲学者たちは、自然(世界)を対象とし、普遍(絶対的真理であるロゴスを探究したのでした。

ヘラクレイトス

自然哲学者のヘラクレイトスは ロゴス(法則、秩序)による自然界の生成変化こそ真理(「万物流転)であり 水深不変の存在はないと説いた。同時代(前5世紀頃)のパルメニデスは「万物は変化せず、永遠不変である」と説きました。両者を調和させたのが、エンペドクレス(前450頃)で、存在(地・水・火・風の四元素)は変化しないが統合・分離によって変化消滅するようにみえると説明しました。

さらに探求(応用)

懐疑主義

ソフィストは、「語中・論理(言葉)の力で無理やり相手に勝つこと」を、弄(ろう)するという少し悪い意味で職業教師といわています。その一人ゴルギアスは、その日の夕焼けの「赤」の質感(クオリア)を「赤」という言葉(概念)で、自分のみた「赤」そのものを誰かに伝えることは絶対できないと説きました。(懐疑主義)。

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