【高校倫理】プラトン「イデア論」

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【高校倫理06】プラトン「イデア論」についてまとめています。

  • レベル:基礎
  • 対応:定期テスト・実力テスト・入試
  • 重要度:出る

プラトン

プラトン(前427~前347)の問題意識は、師のソクラテスと同じ「人間として善く生きる(アレテー、 徳)」の追究でした。アテネの名門に生まれたプラトンは、20歳頃にソクラテス(60歳代)の人格に魅かれて門下となりましたが、28歳のときソクラテス(70歳頃)が死刑となり、アテネ民主政治に失望するとともに、師のソクラテスの問題を継承し、探究し始めました。
確認【高校倫理】ソクラテス「徳の追求と無知の知」

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プラトンの出発点

プラトンの出発点は, ソクラテスの解答であった魂への配慮です。すなわち、魂への配慮は何となく分かるが、明確にはなっていないものです。ソクラテスを主人公とした対話篇を多数(約30篇)書いて、その言動と思想を追思考(『ソクラテスの弁明』や『クリトン』などの前期著作)し、プラトン自身の思想を展開(「安宴」「パイドン」「国家」)などの中期以後の著作していきました。

想起(アナムネーシス)

プラトンの方法は「想起(アナムネーシス)(anamnesis)」であり、イデア論と不可分です。想起とは、 人間の魂が想い起こすという認識方法です。想い出し認識するのは、生まれる前から与えられている生得観念ともいうべきイデア(idea)です。

人間の魂はかつてイデア界にありましたが、人間の肉体に入ったときに忘れてしまいますが、イデアに似たものと出会うとイデアを想起(認識)します。この魂(理性)による理想的な美や善を認識する方法をアナムネーシスといいます。

イデア界

プラトンは、感覚では認識できず魂(理性)によって認識(想起)するイデア界を発見します。ソクラテスは徳や善に限り普遍的なものを追究してきましたが、プラトンは真善美だけでなく、あらゆるものに普遍性(イデア)を追究しました。

主義

プラトンは、「現実の世界(現象界)」を超えた理想的な「イデアの世界(イデア界)」の実在を説いた(二世界説。二元論、理想主義となります)。そして、魂(理性)のイデアに憧れ思慕し続ける欲求(原動力)ですが、エロース(同上心, プラトニック=ラブ)で、アナムネーシスと表裏をなしています。

より深く(応用)

国家

プラトンの主著は、大作『国家(全10巻)』です。そこで魂の働き三分説理想国家(哲人政治)が説かれています。現には「理性」「欲望」「意志」の働きがあり、それぞれ「知恵」「節制」「勇気」の徳(アレテー)があり、この三つが調和すると「正義」となり、あわせて「四元徳」といいます。

また、 国家(政治)も「統治者」「生産者」「防衛者」の 機能があり、それぞれ「知恵」「節制」「勇気」の徳(アレテー)が求められ、この三者が調和すると正義である理想国家となります。

哲人政治

プラトンは、イデアを認識している哲学者が統治者となる哲人政治を理想と考えました。 イデアとは、原型・形・実体の意味で、「美そのもの」「正義そのもの」「書そのもの」という感覚では認識できない永遠不変の真実在のことです。対話篇『メノン』でアナムネーシスの概念が語られ、『パイドン』ではイデア論と結び付けて語られています。

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