【高校倫理】ユダヤ教とイスラム教

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【高校倫理09】【高校倫理】ユダヤ教とイスラム教についてまとめています。

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ユダヤ教とイスラム教

宗教とは、「信仰」と「救済」が重要といわれる。英語の「宗教(Religion)」は、「再び(神と人を)結びつける」いう意味がある。

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世界三大宗教

世界三大宗教は、「キリスト教」「イスラーム教」「仏教」であるが、現在の宗教人口では、仏教(約3億7,600 万人よりヒンドゥー教(約9億人)の方が多い。ヒンドゥー教や中国の儒教・道教を含めた伝統宗教(約4億人)は「民族宗教」であるが、アジア地域の人口爆発現象の影響で増え続けている。また、無宗教(約 9億人)も増加傾向にある。2007(平成19)年世界宗教統計調査に基づく日本人の宗教意識は、「神仏習合(シンクレティズム)」の影響からか、神道系と仏教系を合わせると総人口を超えてしまう。

キリスト教の母体となったユダヤ教と、その二宗教の兄弟といえるのがイスラーム教である。三宗教は、いずれも共通の神(創造主・人格神・唯一神)との契約という性格を持っている

  • ユダヤ教の神…ヤハウェ(ヤーヴェ、エホヴァ)
  • イスラーム教の神…アッラー

ユダヤ教とイスラム教の本質

ユダヤ教とイスラム教の本質は、規範(ノルム)の存在である。たとえば、ユダヤ教徒は豚肉を食べないし、割礼する。イスラム教徒にとっては、豚や肉食動物爬虫類、昆虫, 酒類はハラム (haram,食べてはいけない食品)である。ここで大切なことは、「なぜ、ユダヤ教とイスラーム教の本質は、 規範(ノルム)の存在であるのか?」を問い直すことである。それが哲学することであり、倫理的思考である。

覚えておきたい人物

マックス=ウェーバー

マックス=ウェーバー(1864 ~ 1920,宗教社会学者)は、ユダヤ教の革新性は「宗教の合理性」にあり、すなわち、それまでの宗教の呪術(人間が神を操る)からの脱却にあったと指摘している。イスラム教も それを受け継いでいる。

ユダヤ教とイスラーム教ともに「規範(ノルム)」宗教でもあり、独自の外面的行動をエトス(行動様式)とする典型的な宗教である。一方、キリスト教や日本人の信仰は無規範宗教とみることができる。規範(ノルム)とは、命令(「これをしなさい」)と禁止(「あれをするな」)の外面的行動を要求するものである(人間の内面は判定できない)。

ムハンマド

イスラム教の創始者ムハンマドの「最後で最高の預言者」という位置付けが、イスラム世界の近代化(現代化)を遅らせる原因ともなっている。すなわち、最後の預言者なので時代の変化に合わせて新しい教義に出来の停滞を余儀なくされてしまうのである。残されているのはコーラン(クルアーン)の解釈だけである。ユダヤ教とイスラーム教には僧侶は存在しない。

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