早稲田大学政治経済学部のAO入試は、高い語学力と社会への強い関心や問題意識を持つ学生を求めるAO入試です。「グローバル入学試験」と称されるように、計画的にTOEFLなどの英語検定を受験し、英語力を高めておく必要があります。
早稲田大学政治経済学部「グローバル入学試験」
慶應義塾大学のAO入試に並ぶ、非常に人気が高い受験方法です。冒頭にも述べたように、早稲田大学政治経済学部のAO入試である「グローバル入学試験」では、TOEFLのスコアの提出などが出願条件になっているように、高い英語力を必要とします。
また、小論文や面接試験では、近年の社会問題や、政治・経済に関する分野の話題も多数出題されます。読書量も必要になります。新書などからの小論文のテーマが与えられたり、日頃からの情報収集力が求められています。
もちろんのことですが、早稲田大学も慶應義塾大学と同じように、かなり私学色の強い大学です、建学の精神はもちろんのこと、アドミッション・ポリシーをしっかりと確認しておくことも重要です。
出願条件の英語能力試験
出願には、英語能力試験のスコアカードの提出が条件になっています。求められる英語能力は、英検で言うと準1級レベルだと考えておきましょう。受験する年の前年12月~7月初頭までのスコアが利用できます。利用できる英語能力試験は次の通りです。
- TOEFL(iBT/PBT)
- TOEIC
- IELTS(Academic)
1次試験の論文試験
一般的な最難関大学の小論文です。制限時間2時間で、500字程度と数百字程度の日本語記述が求められます。小論文のテーマは、政治経済学部だけに、政治と経済に深く関係した分野の出題が大半を占めます。
また、課題文は、毎年新書から抜粋されることも特徴で、日頃から政治・経済に関する読書が必要になります。また、新聞やニュースにもアンテナを張って置き、社説などをしっかりと読み込むようにしておきましょう。日本の論点なども有効ではないでしょうか。
要約をしつつ、自分の意見を書かせる出題が多いので、気になるニュースの記事などを、簡潔に容赦くする練習も効果的です。また、グラフの読み取りも毎年出題されていますので、慶應義塾大学法学部(FIT入試)のB方式のグラフ読解問題なども練習するといいでしょう。
2次試験の面接試験
1次試験の小論文試験に合格すると、最終試験である面接試験が課されます。個別面接試験ですが、面接官は3人程度で、政治・経済・社会問題について聞かれたり、気になる書籍について聞かれたり、かなり突っ込んだ質問が聞かれているようです。その中でも、次の質問は必ず飛んでくると思っておいて良いでしょう。
- 早稲田大学の政治経済学部をなぜ受験したのか
- 気になる最近のニュースは何か
- 最近読んだ本とその感想
志望理由書としっかりと向き合い、早稲田の政治経済でしかダメだという理由をしっかりと言えるように練習しておきましょう。また、ニュースや新聞は日頃から、しっかりと読み込み、要約や自分の意見が言えるように練習しておくことも必要です。
早稲田大学政治経済学部「グローバル入学試験」詳細
2018年度入試の情報になります。
- 募集人員:全学科で約50名
- 出願期間:2017年8月1日(火)~3日(木)
- 出願書類:入学志願表、出願資格の証明書類、活動記録報告書、活動内容証明書、英語能力試験のスコアカード(TOEFL iBT/PBT、TOEIC、IELTS Academic)
- 1次試験:論文試験 2017年9月3日(日)10:00~12:00
- 2次試験:面接試験 2017年9月24日(日)15分~20分程度
- 最終合格発表:2017年9月28日(木)
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