早稲田大学には、大学独自の給付型奨学金制度が多数ありますが、その中でも有名なものが「めざせ!都の西北奨学金」と「小野梓記念奨学金」です。2018年度入学者からさらに利便性が良く使いやすい奨学金となっています。
めざせ!都の西北奨学金
早稲田大学への入学を希望する、首都圏以外の国内の高校生に入学後の経済支援を行うこ
とを目的として、設立されたのが入試前予約採用給付奨学金「めざせ!都の西北奨学金」です。
この奨学金は、給付型奨学金制度ですので、卒業後に返還の必要がない奨学金になります。出願前や出願と同時に奨学金の申請を行い、審査の結果採用候補者となった学生に、合格後の奨学金を事前に約束するものになります。
これまでは、一般入試、センター利用入試、新思考入試、指定校推薦入試による入学者のみが対象となっていましたが、2018年度第二回申請分より、自己推薦入試、スポーツ自己推薦入試、スポーツ推薦入試、公募制学校推薦入試、AO 入試も給付の対象となりました。
めざせ!都の西北奨学金の給付内容は、入学時納入金のうち春学期分授業料を免除することで入学後の経済支援を行うこととなっています。家計状況と学業成績の基準を満たせば大学4年間継続できる奨学金ですので、入学後も引き続き家計負担が軽減され、安心して勉学を継続することができます。
都の西北の申請資格
申請資格には、首都圏以外の高校生であることなど細かな規定がありますが、父母の所得・収入については以下の要件があります。
給与・年金収入金額(控除前) | その他、事業所得金額 |
---|---|
800万円未満 | 350万円未満 |
採用候補者数は、第一回分から第四回分を合わせて1,200名となっています。
※各学年で家計状況、学業成績による継続判定があります。
※本奨学金受給者が、国によって検討されている高等教育の無償化等の対象者となった場合、本学は本奨学金の額を減額または停止することがあります。
小野梓記念奨学金
早稲田大学への入学を希望する東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県(一都三県)の高校生に入学後の経済支援を行うことを目的として設けられている給付型奨学金制度が「小野梓記念奨学金」です。
この奨学金は、給付型奨学金制度ですので、卒業後に返還の必要がない奨学金になります。出願前や出願と同時に奨学金の申請を行い、審査の結果採用候補者となった学生に、合格後の奨学金を事前に約束するものになります。
一般入試、センター利用入試、新思考入試、指定校推薦入試、自己推薦入試、スポーツ自己推薦入試、スポーツ推薦入試、公募制学校推薦入試、AO 入試で早稲田大学を受験する受験生が給付の対象になります。
奨学金額は40万円で、家計の状況や基準を満たせば4年間継続して給付を受けることができる奨学金です。
小野梓記念の申請資格
申請資格には、一都三県に設置された高校の出身者であるなどの要件がありますが、父母の所得・収入については以下の要件があります。
給与・年金収入金額(控除前) | その他、事業所得金額 |
---|---|
400万円未満 | 175万円未満 |
採用候補者数は、第一回分から第四回分を合わせて200名となっています。
紺碧の空奨学金
「紺碧の空奨学金」は、児童養護施設やファミリーホーム入所者および出身者、または養育里親家庭で育った里子が、経済的理由により早稲田大学への進学を断念することのないよう創設された奨学金
紺碧の空の申請資格
出願資格を満たす者のうち、以下の1~3の条件に全て該当することとなっています。
- 奨学金出願時に満20歳未満で2020年度または2021年度に本学の学部進学希望者。
- 奨学金出願時に次の①~③のいずれかの状況下にある者。
- ①児童養護施設に入所している者、または退所して2年以内の者。
- ②小規模居住型児童養育事業(ファミリーホーム)に入所している者、または退所して2年以内の者。
- ③養育里親家庭への委託措置を受けている者、または委託措置が解除されて2年以内の者。
- 入学後、独立して生計を営む予定の者で、生活困窮のための経済的支援が必要な者。
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