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大学入試小論文「何を書けばいいかわからないときの対処について」

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設問にはYESかNOで答える

大学入試の試験科目の中でも「小論文」を苦手にする生徒が多いような気がします。理由を聞いてみると、「何を書けばいいのかわからない」「最初の書き出しがわかならい」といった相談を受けることが多々あります。

小論文には、数学のように明快な解法がないので、どのように書いたらいいのかわからないといった趣旨になるのでしょうが、小論文にもちゃんとした解法があります。書き方のパターンというものがありますので、それに従って文章を構成すれば、合格点の小論文を書くことができます。

小論文を書く場合は、まず、与えられた設問や課題に対し「YESかNOで自分の意志を伝える」という原則があります。自分の意志をYESかNOで答えた後は、なぜYESなのか、なぜNOなのか、その理由を説明して採点者を納得させれば合格点の小論文が完成します。より説得力がある理由がかけると高い評価につながります。したがって、最初の書き出しはYESかNOで答えるだけであって、何のテクニックもありません。自分が思う方の回答をするだけで十分なのです。

もちろん、以後の説明の段落で説得しやすい方を選んだ方がいいのですが、自分が率直に思う方を書いた方が、オリジナル感あふれる小論文が完成します。

小論文ではあなたの意見が求められる

採点者は小論文で何を見ているのでしょうか。それは、表現力や一般常識的な教養を見ることはもちろんですが、一番重要視しているのがあなたの意見なのです。

意見というのは、その意見に対し正しいと考えるのか正しくないと考えるのか、こうすべきだと考えるのか、それは間違いだと考えるのか、つまり「YES」か「NO」で答え、あなたの意見を論理的に主張することになります。

YESかNOで答えにくい設問もYESかNOで答える問題に変える

小論文の書き方は「YES」か「NO」で答えることが原則であることは理解できたとしても、実際問題、YESかNOで答えにくい問題も多々見られます。例えば、「民主主義について述べよ」などの設問があったとします。この場合は一見、YESかNOで答えられないような問題に見えますが、これを無理やりにYES、NOの問題に自分で変えてしまうのです。

「民主主義は国家にとって最善の制度なのか」などと、変えてしまえばYESかNOで答えることが可能になります。それに続けて、その理由を説明していけばよいのです。ただし、注意したいのが、「民主主義について述べよ」という設問に対して「民主主義は国家にとって最善の制度なのか」という小論文をいきなり書き出すのは危険です。題意に沿っていないと判断されてしまう可能性があるからです。

そこで、書き出しに注意しましょう。まず、設問を理解していることをアピールし、その中でも、この問題は避けては通れないなどの構成にすると題意に反しない小論文が書けるはずです。「民主主義は、個人の意見を尊重する国家のあり方で、今日までに人類は大きな発展を遂げてきました。では、民主主義は人類にとって最善の制度なのであろうか…」などとすれば自然な流れになるのではないでしょうか。

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