大学入試の面接では、受験生の問答、受け答え、面接態度をもとに、多くの情報を引き出されます。どういった人物像でうちの大学にふさわしいかどうかの判断がなされます。中には厳しい質問を投げかけてくる面接官もいることでしょう。今回は、大学入試の面接で、面接官に嫌われる3つのタイプをご紹介します。自分の面接がこのタイプに当てはまる方は要注意です。
面接でウソを言う
面接ですぐにばれてしまうのがウソをつくことです。面接官は面接のプロです。今まで多くの受験生を面接し、その後その受験生が実際にどんな学生生活を送ったか見てきているのです。ウソをつくことで人は落ち着きがなくなり、普段とは違う行動や言動を取ったりします。
面接官はすかさずウソかどうかを見極めるために次の問いを投げかけてきます。受験生も思わぬ質問に思考が停止してしまし散々な面接になった受験生も多いのではないでしょうか。
一番大切なことは嘘偽りなくあなたの本心を面接官にぶつけることが重要です。本当のその大学や学部で学びたいのであれば、ウソ偽りない面接ができるはずです。そのためには、志望動機を然りと固め、面接に臨むようにしましょう。
ウソがばれる仕草・言動10選
あくまで、私の一見解です。これまで見てきた受験生で、次のような仕草や言動を行っている生徒は、ウソを言っていたり、考えがまとまっていなかったりする生徒の割合が非常に高くなっていました。
目線が定まらない
しっかりと目を見て答えていた生徒の目線が急にきょろきょろしだすときがあります。こんな時は、ウソを言っていたり、考えがまとまっていなかったり、自信がない証拠です。さらに突っ込んだ質問が来る可能性が大きいです。
落ち着きがなくなる
急にそわそわとし出します。特に手先や足先に特徴があらわれます。もじもじとしきりに指でどこかをさわったり、足を開いたり閉じたりと正面から見ていて非常に目立ちます。
眉をひそめる
手や足の他にも、表情にも焦りや不安があらわれます。特にわかりやすい部分が眉間です。眉をひそめるというか、眉間に見事にしわが寄ります。瞬間的に反応があらわれるので、面接官も本心を探ろうと、たたみかけるように質問を繰り出してきます。
間が早くなる
質問に対して、かぶせるように回答してしまう場合も面接官は見逃しません。適切な間が空けられずに、回答してしまうと、これ以上聞かれたくないのかな?早くこの質問を切り上げたいのかな?と疑われることがあります。
感情的になる
イライラしたり、笑いだしたり、感情が出れば出るほど「なぜ感情的になるのか」を突っ込んできます。ウソをついていなくても感情的になってしまう人は、一呼吸おいて発言するように心がけましょう。
聞かれていないことまで話す
ウソを深堀することはできません。どうしてもウソを答えてしまうと、聞かれていなことまで話してしまったり、聞かれていることと異なる回答になりがちです。「そんなことは聞いていないのに…」「論理性に欠ける」と判断される恐れもあります。
目線が右上を向く
右利きの人が、過去の出来事を視覚的に思い出しているときは眼は左上を向き、まだ経験していないことを視覚的に想像するときは眼は右上を向くと言われています。ウソを必死に作り出しているときは、人は右上を向く傾向があるのです。※左利きの人は逆になります。
汗の量が増える
芸能人や政治家のウソの会見を見ればわかると思いますが、ウソをつけば自律神経のはたらきで発汗作用が強まります。額から滝のような汗をかく生徒もいます。自信をもって回答できれば、汗の量も自然と減ってきますので、しっかりと練習を積み重ね、面接当日を迎えてください。
ミラーリングの頻度が減る
共感の動作がミラーリングです。人は噺に共感しているとき、無意識のうちに、話している相手の動作を真似していることがあります。これをミラーリングといいます。しかし、嘘をついている人は、ストーリーを作り上げることに集中するため、ミラーリングの回数が減少します。
手、腕、足の動きが小さくなる
ボディランゲージも重要な情報伝達の手段です。身振り手振り自分の気持ちを伝えるために大きく手を動かしたりすることがありますが、ウソをついているときは、手、腕、足の動きが小さくなることがあります。これは、これ以上情報を提供したくないというサインです。
面接で知ったかぶりをする
知ったかぶりもすぐにばれてしまします。あなたの周りに知ったかぶりの人はいませんか。よくわかないくせに知っていることを装っているのは、あなたでさえも簡単に見破ることができますよね。もちろんその専門領域のプロである大学の教授などには絶対に通用しません。
知ったかぶりは人を不愉快にもさせます。わからない言葉を面接官が使ってきた場合や、良く知らないことを聞かれた場合は、正直にわからないということを意思表示することも大切なのです。
知ったかぶりの結末
知ったかぶりがばれてしまった場合は、面接官はその言葉の定義を聞いてきたりします。
- その言葉は知っていますが、詳しい内容までは…
- 言葉をばらしてその意味を解説するだけ…
まさに自ら墓穴を掘るとはこのことですね。このような状況にならないように注意しましょう。
面接で沈黙してしまう
黙るという行為は絶対に避けたい状況です。少しの長い間が開いても構いませんので、黙り込むことはないようにしましょう。
面接の質問には「正解」を求めるものと、「意見」を求めるものがあります。正解を求めるものであれば、もしわからない場合は沈黙するのではなく「不勉強でわかりません。帰ったらすぐに調べます」などと前向きな態度をアピールすれば対処可能です。
意見を求めている場合は、基本的にわかりませんという回答はあり得ません。知識として知っている知らないの問題ではなく、あなたの意見を聞いているのですから、沈黙やわからないという回答は、ただ考えていないだけと捉えられてしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。面接官にすぐにばれてしまう3つのパターンをご紹介しました。やはり「誠実さ」と、事前の「入念な準備」が大切であることがわかりますね。
面接はその場で合否が決定する恐ろしい試験です。面接官への印象で合否も大きく左右されてしまします。少し厳しめの面接官を想定してロールプレイングを行い、入念な準備を行いましょう。
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