大学入試面接では、直接試験監督と話す機会に恵まれるチャンスになりますが、面接がうまくいかないと即座に悪いレッテルを張られる恐ろしい試験科目でもあります。
今回は大学入試面接で、「心がけておきたい話し方」についてお伝えします。面接官にアピールしたいことがあっても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。自分の想いをしっかりと相手に伝わらせるポイントを研究していきましょう。
録画の面接練習でチェックすべきポイント
このときおすすめなのが、ビデオなどに録画することです。現在ではスマホで簡単に録画できますので、練習の風景を録画して、自分の面接のようすを確認してみることをお勧めします。最初は恥ずかしいかもしれませんが、自分の姿を見て、直に自分の欠点が分かった方が面接上達への近道です。
次に説明する5つのポイントを意識して練習に励んでください。
- 声のトーン
- 話す速さ
- 言葉遣い
- 声量
- 話し方の癖
声のトーン
声のトーンは大丈夫でしょうか。声の高さによって相手が受ける印象がかなり異なってきます。高い声の場合、明るい印象を与えますが、緊張していると思われたり、幼い印象を与えることもあります。
また、キンキンと響く場合は、聞き手を疲れさせてしまい、あなたが伝えようとしていることもなかなか相手に伝わらなくなってしまいます。録画した映像を見て、声が高すぎると感じた場合は、落ち着いた低めの声を出すように心がけ、説得力を持たせましょう。
逆に、低い声の人は、暗く消極的な印象を与えがちです。ぼそぼそとしゃべっているように見られ覇気がないととられる可能性もあります。この場合はしっかりと声を張るようにしましょう。イメージは電話対応しているお母さんです。
話す速さ
一般的に話す速さは、1分間に200字程度と言われています。どのくらいの量かわかりづらいと思いますので、200字の原稿をストップウォッチではかりながら実際に読んでみましょう。そうすることで、話すテンポがつかめると思います。
1分間に200字を超えるようなら、話し方が早すぎる傾向があります。面接官の頭の中にあなたが話している内容が十分に伝わらない可能性がありますし、話すことに精一杯になっている印象も与えてしまいます。
言葉遣い
言葉遣いは非常に重要です。特に面接官はあなたにとって目上の存在です。正しい言葉遣いをするように注意してください。友達と多くの時間を過ごしていると思いますので、面接の練習では、目上の人に面接官役をお願いするように心がけてください。友だち同士では間違った言葉遣いに気づかない場合があるからです。
また、普段の何気ない会話にも注意を払うようにしましょう。普段使っている言葉が緊張した場面で一番出やすくなります。正しい言葉遣いを自然に使えるようになるのがベストです。
声量
面接の試験会場は、ガランとした教室や会議室等になることが多いようです。普通に話していても十分に面接官に届かない可能性がありますので、面接の試験会場では大きめに口を開け、はっきりと声を出すように心がけましょう。
大きな声を出すと言っても、臨機応変に調節はするようにしてください。面接官との距離が近い場合や、声が響くような会場の場合は、声が大きすぎるのもの良くありません。ちょうど良い大きさの声で話すようにしてください。
話し方の癖
誰にも言えることですが、独特な話し方の癖があります。面接官にとって気にならない癖ならいいのですが、相手をイライラさせたリ、違和感があるような癖は面接にとってはマイナスに評価されがちです。
自分の話し方の癖を知る方法は2つあります。
まずは、ビデオやスマホを使って自分自身を撮影し、それを見直すこと。もう一つは先生などの大人の方に自分の話し方の癖を指摘してもらうことです。
このとき、話し方だけでなく、表現方法や手の癖、目の動きなどもあわせてみてもらうようにしましょう。心理学にたけた方が面接官だった場合、あなたの心理状態が丸裸になります。
録画の面接練習でチェックすべき項目のまとめ
面接の練習は、まずは自分を撮影してみることから始まります。実際に会社に勤め営業などに出でる前は、ビデオなどで撮影を行い、しっかりと練習させられます。面接も同じです。
面接では、相手にいい印象を与えるかが勝負です。しっかりと練習を行って面接に臨んでください。
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