2019年度センター試験「生物」出題予想

シェアする

スポンサーリンク

2019年度のセンター試験まで残りあとわずということで、今日はセンター試験「生物」の出題予想を行います。理系理科の中でも特異的な性質をもつ生物は、文章量が多い、考察問題が難しいなどの特徴があり、コツがつかめないうちはなかなか点数が上がりませんが、ポイントを押さえると一気に得点が上昇する科目でもあります。徹底的な演習と、効率的な暗記学習で得点の上昇が見込める教科でもあります。2019年度の予想もあわせてお送りします。

センター試験「生物」の最新の出題傾向

センター試験「生物」の大問構成は全7問構成となっており、全員必答の第1問~第5問、選択問題の第6問、第7問で構成されています。生物の学習内容から満遍なく出題され、知識問題が約5割、考察問題が2割、知識と考察の複合問題が3割を占める内容となっています。

知識とあわせて、有名な考察問題にも触れておくことが大切です。暗記をコツコツと行いながら、模試や予想問題、過去問などで、教科書に登場するような考察問題は確実に開放がわかるようになっておきましょう。

また、2018年度入試では、文章量や資料が多く、制限時間内で解答できなかった生徒も多数でました。問題演習に慣れて、得点出来るところを確実に点数に結びつける訓練が重要です。

スポンサーリンク

第1問 生命現象と物質

生命現象とタンパク質、DNAの構造や遺伝子の発現に関する内容が、AとBの2大問構成で出題されます。全体として難しめの構成になることが多いので、細かな知識まで習得しておくことが点数の差になりそうです。

また、計算問題等も出題されやすい分野でもあるので、代謝の基本的な計算問題の対策も怠らず行いたいです。

第2問 生殖と発生

第2問もAとBの2大問構成となっています。一方は生殖に関する考察問題、もう一方は発生に関する考察問題として、知識と考察内容を問う問題が主流です。実験の結果から導き出せることを問うような問題が多いので、実験の目的をしっかりと把握して解答に臨むことが必要です。

また、実験考察の正誤を問う問題では、選択肢が多く、解読に時間がかかるような作りとなっています。ここは、問題演習で慣れておく必要があります。

第3問 生物の環境応答

第3問もAとBの2大問構成になっています。動物の筋収縮や植物の環境応答など、動物と植物に分かれて出題されるパターンが多いようです。神経の伝達のメカニズムなど、動物のからだのつくりに関しては細かな知識が必要となります。

また、植物の花芽形成などの考察実験も、典型的な問題が出題されやすいので、ここは演習量がものをいう単元になりそうです。

第4問 生態と環境

第4問は生態と環境に関する出題になります。個体群やその相互作用、バイオームや生態系の物質収支、物質の循環などに関する出題が見られます。第4問も他の問題と同じくA、Bの2大問構成となっています。

この単元では、生態数の変化などを表すグラフが多用されます。グラフの軸に注意しながら、知識と融合させる問題が多いので、知識の暗記だけではなく、グラフなどの資料に結び付けられるかが鍵となります。

第5問 生物の進化と系統

生物の進化と系統では、進化説や進化の仕組み、さらには分子系統樹やハーディ・ワインベルグの計算問題なども出題されます。また、生物の系統に関しては、ドメイン説や五界説など、動物の分類に関する細かな知識を問う問題が多いようです。

ここは、学習が未熟なまま受験を迎える生徒が多いようです。計算問題なども典型的な問題ばかりですので、得点できる生徒とそうでない生徒では、大きな差が開く分野でもあります。

第6問 バイオテクノロジー

選択問題である第6問は、バイオテクノロジーに関する出題となります。生物学の進展は目覚ましく、日々新たな研究結果が反映されるダイナミックな分野でもあります。

細胞工学や遺伝子工学などに関する出題が多く、プラスミドを用いた遺伝子の組み換えやサンガー法などは完璧にマスターしておきたいところです。

第7問 生物の生態と進化

生物の生態と進化に関する問題が第7問で登場します。具体的な生物種の行動を資料で読解させ、考察させる問題や、動物の分類を問う問題が多いようです。標準的な知識問題と、長い資料を読解させる融合問題での出題の両方が出されるので、根気強く資料を読み込めるかが鍵となります。

2019年度のセンター試験「生物」出題予想

センター試験は、教科書の隅々から満遍なく出題されるのが特徴です。どの分野も学習をおろそかにできません。しかし、出題パターンからある程度の予想が可能です。2019年度のセンター試験生物では、次の内容に注意が必要です。

呼吸・光合成・発酵

生命現象と物質では、DNAやタンパク質に関する出題がここ数年続いています。それに比べて、代謝である呼吸や光合成、発酵に関しては出題が少ないのがここ数年のトレンドでした。2019年度は、本試験であまり見られなかった代謝の問題に注意が必要です。

呼吸や光合成の大まかな流れとATPの関係、アルコール発酵や乳酸発酵などについても復習しておきましょう。計算問題が出題される可能性もあるので、化学反応式が書けるか確認し、典型問題は最低限習得しておきましょう。
参考大学受験生物「呼吸」解糖系→クエン酸回路→電子伝達系
参考大学入試生物「光合成の光化学反応」電子伝達系でのATP生成
参考大学受験生物「乳酸発酵とアルコール発酵」何ATP生じるの?

遺伝子の発現調節

遺伝子については、遺伝子の発現調節について復習を行っておきましょう。ラクトースオペロンなどの原核生物の発現調節、真核生物の発現調節、さらには、一遺伝子一酵素説の考察問題にも注意が必要です。

ここは、対策を講じている生徒とそうでない生徒で大きな差がつきます。模試や過去問での出題形式を確認しスムーズに解けるように準備しておきましょう。
参考オペロン「ラクトース分解酵素の誘導」ジャコブとモノー
参考遺伝子発現の調節「トリプトファンオペロン」抑制型オペロン

動物の配偶子形成と受精

ここ数年、植物の配偶子形成や受精に関する出題が多くみられました。2019年度は動物の配偶子形成や受精に関する問題が出題される可能性が高いです。とくに、受精の仕組みなどは、細かな知識を正誤問題で問われる可能性があるので、資料集などで確認しておきましょう。

あわせて、動物の発生に関しても小問で出題される可能性が高いです。ここは毎年出題されているので、過去問で演習を行ってください。

刺激の受容

刺激の受容に関する内容は注意が必要です。感覚器官での刺激の受容、神経の伝達や伝導に関する問題を中心に復習しておきましょう。筋収縮なども毎年出題されているといっても過言ではありません。過去問や模試の出題形式に慣れておき、解法の糸口をしっかりとつかんでおきましょう。
参考筋原繊維「筋収縮のしくみ」筋小胞体やトロポミオシンの動き

動物の環境応答

8の字ダンスやジグザグダンスなど、生物の環境応答や第7問での出題に注意が必要です。代表的な動物の行動様式については、しっかりと教科書で確認し、資料集で関連するグラフも確認しておきましょう。植物の環境応答は言うまでもなく、毎年出題が見られます。ここは、すべてのパターンをマスターするように勉強してください。
参考高校生物「動物の行動」生得的行動と学習による行動

個体群の相互作用

種間競争、被食者捕食者関係、相利共生などなど、個体群内での縄張り争いなど考察問題に注意しておきましょう。基礎的な知識問題と考察問題が融合された形式で出題されるので、知識問題は必ず得点できる状態に仕上げてください。
参考高校生物「種間関係」相利共生や片利共生の生物例

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク