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大学入試小論文「地方創生・地域活性化の書き方と解答例」

地方創生・地域活性化アイキャッチ画像 小論文対策
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大学入試の小論文で頻出のテーマ「地方創生・地域活性化」は、少子高齢化や人口減少、過疎化といった日本が直面する課題と深く関わっています。このテーマでは、地域の現状を正確に捉え、具体的な施策や自分の意見を論理的に展開する力が求められます。この記事では、小論文の構成や書き方のポイントを解説したうえで、実際の解答例を紹介。入試本番でしっかり書けるように実力を身につけましょう。

【問題】地域の抱える課題として自治体が認識しているものが図1に示されています。 そしてその課題に対する取組についての内容が図2に示されています。地域が抱える課題をあなたなりに整理してください。 また自治体の取組内容を参考にして地域活性化に向けた展望や方策についてあなたの考えを1200字以内で述べてください。(2019年度:青山学院大学コミュニティ人間科学部)
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大学入試小論文「地方創生・地域活性化の書き方

大学入試小論文「地方創生・地域活性化の書き方
地方創生・地域活性化は大学入試で頻出のテーマです。総合型選抜、学校推薦型選抜で特によく出題され、社会問題への理解と解決策を提案する能力が問われます。

  • 人口減少・少子高齢化への対策
  • 若者の都市部流出問題
  • 地域経済の活性化方法
  • 地域資源の活用方法
基本構成(三部構成)

基本構成(三部構成)
1:序論(導入部)
問題提起と自分の立場を明確化します。地方が抱える課題を簡潔に述べ、論文の方向性を示します。

例:「若者の都市部への流出が続く地方において、地域活性化は喫緊の課題である。私は、若者が地元に戻ってきたいと思えるような、地方創生のための具体的な提案を述べる。」

2:本論(展開部)
具体的な現状分析と解決策の提案を行います。データや事例を用いて論理的に展開します。

  • 現状分析:人口減少、産業衰退、インフラ不足など
  • 原因分析:雇用機会の不足、教育環境、生活利便性など
  • 解決策提案:具体的で実現可能な施策
  • 効果予測:提案した解決策の期待される成果

3結論(まとめ部)
論点を整理し、自分の主張を再確認します。将来への展望も含めて締めくくります。

地方創生の主要論点

人口減少・少子高齢化対策
・子育て支援制度の充実
・移住・定住促進策
・高齢者の活用と世代間交流
・医療・介護体制の整備
・産業・経済振興

地域資源を活かした産業創出
・観光業の振興
・農業の6次産業化

IT・リモートワークの活用
・雇用創出・人材確保
・企業誘致・起業支援
・職業訓練・スキルアップ
・大学との連携
・Uターン・Iターン促進

インフラ・生活環境整備
・交通アクセスの改善
・デジタル格差の解消
・商業施設・文化施設の充実
・防災・減災対策

具体的な解決策例

具体的な解決策例
■成功事例に学ぶアプローチ
①農業振興型
・ブランド農産物の開発
・農業体験ツーリズム
・直売所・道の駅活用

②文化・観光型
・歴史的資源の活用
・祭りイベントの振興
・インバウンド誘致

③デジタル技術の活用
・テレワーク環境整備:都市部企業との連携強化
・EC・オンライン販売:地域産品の全国展開
・デジタルマーケティング:地域の魅力発信
・スマート農業:効率化と高付加価値化

産官学民連携の重要性
地方創生は単一の主体だけでは実現困難です。自治体・企業・大学・住民が連携し、それぞれの強みを活かした総合的な取り組みが必要です。

地方創生・地域活性についての解答例(ある人の例)

 現代の日本において、自治体が抱える課題の最上位に位置するのは、人口減少と少子高齢化である。これは都道府県単位、市町村単位を問わず共通しており、加えて市町村レベルでは商店街や繁華街の衰退、さらには地域ブランドの不在も深刻な問題となっている。

 まず、人口減少と少子高齢化は国全体の構造的問題である。国土交通省の調査によれば、日本の人口は戦後増加を続けてきたが、2008年をピークに減少へと転じた。その背景には、出生率の低下と平均寿命の延伸が複合的に作用した少子高齢化が存在する。この人口構造の変化は、労働力不足や社会保障制度の持続性を脅かす要因となっている。

 次に、商店街や繁華街の衰退は生活様式の変化と密接に関連している。自家用車の普及により郊外型の大型商業施設への需要が高まり、さらにインターネット通販の拡大が拍車をかけた結果、かつて地域の中心であった商店街は存在意義を失いつつある。

 私の居住するA市においても、こうした課題は顕著である。山間部を中心に人口が減少し、若者は学業や就職を契機に都市部へと流出している。結果として少子高齢化が進行し、商店街も空き店舗が目立ち、往年の活気を失っている。

 しかし、A市ではこうした課題に対する対策も展開されている。まず人口減少対策としては、地域外からの定住促進と企業誘致が挙げられる。郊外に新設された工業団地に大手企業を誘致したことで雇用が生まれ、それを契機に若年層の移住者が増加した。また、子育て世帯支援として高校までの医療費無償化や中学までの予防接種無償化、保育所の増設による待機児童解消を実現した。これらの施策により、町の中心部では人口の横ばいが維持されている。

 商店街についても、従来の日用品販売の場から、観光客向けの土産物店や地域住民の交流拠点としての役割へと転換が進められている。観光客と住民が交流する空間を創出することで、地域文化を発信すると同時に商店街再生を図る取り組みが行われている。

 以上のように、日本の自治体が直面する主要課題は、少子高齢化と人口減少、そして商店街の衰退である。各地域の特性に即した政策を柔軟に組み合わせることで、課題解決と地域活性化を実現できると考える。重要なのは、単に人口を増やすことにとどまらず、地域社会の魅力を高め、持続可能な暮らしを築くことである。

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