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大学入試小論文「地方創生・地域活性についての解答例」

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小論文の課題でとしても、頻出の「地方創生・活性」に関するテーマに関して、それをある人の解答例を見ながら、掘り下げていきます。

【問題】地域の抱える課題として自治体が認識しているものが図1に示されています。 そしてその課題に対する取組についての内容が図2に示されています。地域が抱える課題をあなたなりに整理してください。 また自治体の取組内容を参考にして地域活性化に向けた展望や方策についてあなたの考えを1200字以内で述べてください。(2019年度:青山学院大学コミュニティ人間科学部)
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地方創生・地域活性についての解答例

(問題の要点)自治体の地域が控える問題は、都道府県単位でも市町村単位でも人口減少と少子高齢化が上位である。さらに、市町村単位では商店街、繁華街の衰退、も大きな問題となっている。次いで、地域ブランドの不在も一定数の市町村が問題として抱えている。

(背景・原因)人口減少と少子高齢化は、日本の国の問題である。国土交通省の調査によると戦後日本の人口は増加し続けていたが、2008年をピークに減少に転じている。人口減少の背景には、少子高齢化が原因としてある。また商店街と繁華街の衰退は車社会となり、郊外の大型店を利用する人々が増加したことやインターネット通販の普及が原因として挙げられる

(事例)私の住んでいるA市でも同様の課題を抱えている。まちの人口は山間部を中心に、年々減少しており、若者が学業や就職理由に街を出ていくため、少子高齢化も発生している。さらに 商店街でも買い物客が年々減少し、閉店状態となっている店が多く昔の比べ活気がないと感じる。

(具体策1)私のまちでも 図2で示されている対策を行っている。人口減少と少子高齢化に関する対策として、地域外から定住者募集と企業誘致に取り組んでいる。郊外にある団地の外れに。工業団地を作り、有名企業を誘致した。その結果、団地の入居希望者が増加し、若い世代を中心に移住者が大幅に増加した

(具体策2)同時に市は、子育て世帯に対する支援を拡大した。高校までの医療無料化や中学までの予防接種無償化、保育所の増設により待機児童解消が主な取り組みである。それにより、町の中心部の人口は横ばいを維持している。

(今後の策)商店街の対策としては、昔ながらの役割である日用品の買い物をする場から、観光客向けのお土産屋を買う場所や地域住民の交流の場として活用して方向に切り替えている。観光客と住民の両者がコミュニケーションを取れる場として発展させるべきだと考える。

(まとめ)以上のことから 現在の日本の自治体は、少子高齢化と人口減少、商店街と繁華街の衰退が主な課題として挙げられる。それぞれの地域にあった適切な対策を行うことで 課題解決や地域の活性化につながると考える

地方創生・地域活性についての講評(抜粋)

論文全体として、地域の問題点を具体的に指摘し、それに対する自治体の対策や展望を示している点は良いです。もう少し詳細や展望に焦点を当てましょう。

【評価ポイント】
➀明確な問題提起と背景説明:論文の冒頭で日本全体の人口減少と商店街の衰退などの課題を明確に提示しています。さらに、これらの問題の背景についても具体的にできています。

➁具体的な地域の例の利用:A市の事例を交えながら、具体的な地域の課題と取り組みを示しており、論文をより具体的に裏付けています。

➂対策の詳細な説明:地域の対策について具体的な取り組みが示されており、それぞれの対策がどのように課題に対処しているかが分かりやすく説明できています。

【改善点】
➀課題の背景と詳細な説明:人口減少や商店街の衰退などの問題の背後にある要因について、より詳細な説明を加えると良いです。たとえば、「商店街の衰退は車社会化やインターネット通販の普及により、消費者の購買行動が変化したことが大きな要因であります。」など、課題の根本的な原因を深堀りして説明することで、問題の本質を理解しやすくなります。

➁自治体の取り組みに関する詳細:A市が取り組んでいる対策についての詳細な説明を追加すると良いでしょう。たとえば、「団地外れの工業団地の誘致では、どのような企業が誘致され、地域にどのような影響を与えたか」など、事例や数値を交えながら詳細に説明することで、客観性を持たせることで主張に正当性が担保されます。

➂提言や展望の強化:最後に、現行の対策や取り組みだけでなく、将来的な展望や提言にもっと焦点を当てると良いです。たとえば、「今後は地域固有の特産品や文化を活かした観光振興に注力し、地域と観光客の交流を深めることで、新たな経済活動を生み出すことが期待されます。」など、より将来志向の言葉を使って提案すると良いでしょう。

➃表現の工夫:文章の流れが分かりやすいですが、もう少し繋がりを強調するために、段落の最後に次につながるような導入文を加えると良いでしょう。例えば、「これらの取り組みを通じて、A市が成功を収めつつある一方で、課題解決にはまだ課題が残されています。次に、これらの取り組みを更に発展させるためには…」など。

➄論文の構成と導入:論文の冒頭で、全体の構成や導入の段階で、論文がどのように進行するかを簡潔に示すと良いでしょう。例えば、「まず人口減少と少子高齢化、商店街・繁華街の衰退の課題に焦点を当て、その後、A市を具体例として挙げつつ、これらの課題に対する自治体の取り組みや提言をする。」といった形で構成を予告することで、採点官が論文全体の流れをつかみやすくなります。

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