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江戸川大学社会学部経営社会学科の大学入試小論文解答例

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江戸川大学の令和3年度公募推薦入試における社会学部経営社会学科の大学入試小論文解答例です。問題は、【改題】しています。

【問題】本文を読んだ上で、キャッシュレス化の今後のあり方について、あなたの意見を述べなさい。まず、どうあるべきかという結論を書き、次にその結論を導き出すに至った理由を具体的な事例を組み入れて論述し、最後にもう一度結論を書いてまとめること。

【改題】政府は、今後、キャッシュレス決済比率を増加させたいと考えており、実現するためにはどのようなことが必要か、800字以内で述べなさい。

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キャッシュレス【江戸川大学社会学部・令和3年度】

キャッシュレス化を進めるために三つのことが必要であると考える。

まずお店側がキャッシュレス化を進められるように、導入するときの費用を政府が負担するべきである。今の日本はキャッシュレス決済が可能な店舗が少ない。なぜならばキャッシュレスに対応するための設備や、それを運用・維持していくためのお金がかかるからだ。また、お店が支払う手数料も諸外国よりも高い。これらの問題に対処するためには政府がお店側に発生する負担を補えるようにするべきである。例えばキャッシュレス決済を行ったときの手数料の半分を政府側が負担するなどがあげられる。

次に、銀行とのお金のやり取りを現金でなくキャッシュレスで行えるようにするべきである。現在ではほとんどの日本国民が銀行に口座を持っており、少なくとも一週間に一回はお金をおろしたり預けたりするだろう。この時に現金でなくキャッシュレスでお金をやり取りすることが出来れば自然とキャッシュレス決済が当たり前になるはずだ。

そして、日本人の現金主義を変えるために、学校でもキャッシュレスについて学べる機会を作ることもキャッシュレス化の促進につながるだろう。日本がほかの国と比べてキャッシュレス決済が普及していない理由の一つとして挙げられるのが現金に対する信頼だ。例え現金を持っていたとしても盗まれる危険性は限りなく低く、それが偽札であるという心配もない。この理由から現金での支払いもキャッシュレス決済でも大差なく、だからこそなじみのある現金を用いるのだろう。現金支払いよりもキャッシュレス化を進めたいというのならば、キャッシュレス化の利点を伝えられるように学校でキャッシュレスについて学ぶ機会を設けるべきである。

これら三つのことを行うことが出来れば、日本のキャッシュレス決済の比率は増加するだろう。

キャッシュレスの課題と対策

【課題】

  • 店舗・消費者の両方に「現金を好む」特性があるこということ

【その背景】

  • 治安の良さ・盗難の少ないため、現金を保持しても安心
  • 偽札の流通が少ないなど、現金への高い信頼
  • POSレジに代表される、現金を高速・正確に取り扱い可能なシステムの普及
  • 全国各地にATMが普及しており、現金の引き出しが容易

【今後の対策】

  • 実店舗等におけるキャッシュレス支払導入にかかる費用の軽減(税制面の優遇措置など)
  • 消費者が利便性を感じられるような機会の創出
  • 支払サービス事業者に対してメリットを後押しする環境整備
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