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大学入試における志望理由書の書き方のポイント

志望理由書 総合型選抜(AO)
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大学入試における志望理由書の書き方のポイントです。総合型選抜、AO入試、学校型選抜、指定校推薦などあらゆる志望理由書において、書き方のポイントは同じです。

この志望理由書の提出するか選考が始まっているわけですから、しっかり書き上げていきたいところです。それでは、志望理由書の書き方のコツをみていきましょう。

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志望理由書の書き方のポイント

以下、4つのステップに従ってポイントを押さえていきたいと思います。

【STEP1】志望理由書の書き始める前の下準備
【SETP2】受かる志望理由書の基本構成
【SETP3】志望理由書を書く上での注意点
【SETP4】志望理由書を記述する際によくある質問

【STEP1】志望理由書の書き始める前の下準備

いきなり書き始めるのではなく、下準備が必要ですね。下準備とは、「志望する大学の情報収集」「自分についての棚卸」「志望する大学と自分とのマッチング」の3本の柱となります。一つひとつみていきましょう。

1.志望する大学の情報収集
憧れや親戚・先輩が出身などを書けばいいということではありません。たとえ、そうであったとしても、それを確固たる理由の裏付けとなる情報が必要になります。

情報収集の例

  • オープンキャンパスに行く
  • 大学が主催するイベント・学芸会などに参加する
  • 大学の公開講座
  • 大学のパンフレットの熟読
  • 大学情報サイトや雑誌の在学生の記事を見る

オープンキャンパスは、必須と言えるかもしれません。そこでのガイダンスや質問、教授や先輩方の対応など肌身を感じてさまざなことを吸収できるはずです。これは志望理由書を書く上で格好の材料となります。また、大学側にも、面接時などに、その熱心さをアピールできるチャンスとなります。

2.自分の関しての棚卸
どういうことかといえば、自分の過去、今、未来を語るうえで欠かせないキーワードや経験を列挙して、線にしてみるということです。

たとえば、今の自分があるのは、過去に、「ピアノ」「バレエ」「部活動」を通じて、「努力」「友情」「助け合い」「好奇心」を身に着けた。そんな折、部活動をけがをして、入院してある「看護師」に出会った。そんな「看護師」になりたいと思い立ち、「医療」や「高齢者」の問題に興味を持つようになった。今では、「予防医療」に興味をもち、医療現場というより、そもそも「健康」に年老いていけるように、「新薬の開発」に従事できる仕事に就きたい。

このように、あなたを構成するキーワードや経験(出来事)を列挙してみましょう。

3.志望する大学と自分とのマッチング
「志望する大学の情報収集」と「自分についての棚卸」を踏まえて、いかに、自分とって、志望大学で学ぶことが必要であり、自分に合っていることをマッチング、アピールしていきます。

【SETP2】受かる志望理由書の基本構成

志望理由書とは、なぜその大学・学部に入りたいのかを述べる書類になります。自分の生い立ちや将来の夢、これから入学する大学での学びとうまく絡めながら作成していきます。つまり、志望理由書では、自分の信念やこれからやりたいことなど、将来に関することを述べる書類になります。

書類を審査する教授たちは、この志望理由書を見ながら、是非うちの大学で学んでほしいという学生をセレクトしていくことになります。まさに大学や教授に向けたラブレターのようなものになります。教授などの選考者とのファーストコンタクトになる非常に重要な書類でもあります。

志望理由書はの目的は、「なぜこの大学・学部で勉強したいのか」を採点者や教授たちにアピールすることです。それがしっかり伝わる文章を書くことを心がけることが大切です。小説などを書くわけではありませんので、起承転結などの構成は不要です。

一般的に読みやすい志望理由書の型を以下にご紹介します。一度この型で書いてみて、何度も何度もブラッシュアップしていき、最強の志望理由書を作成しましょう。

志望理由書の型

  1. 【理由】志望理由の提示
  2. 【説明】きっかけなど含む具体的な説明
  3. 【意義】社会的に深く掘り下げる
  4. 【計画】大学での学び計画
  5. 【まとめ】全体のまとめ・抱負

1.志望理由の提示
志望理由書の冒頭で絶対に書かなければならないことは、「志望理由」です。

将来の夢や理想・志などを冒頭で提示し、そのためにこの大学・学部で何を学びたいのかを書きます。ここは率直にあなたが考えている「絶対にこの大学・学部で学びたい!」ということを書いてください。

2.具体的な説明
次に書かなければならないことは、1の「志望理由の提示」で書いたことをもっと詳しく説明する文章です。

その志望理由を書くに至った「きっかけ」を、あなたが体験したことや経験したこと、学んできたことなどを通じて書くと良いでしょう。

「なるほど、そんなことがあったのならこの大学で学びたいよね」と採点者や教授たちをうならせることができれば、合格の可能性がグッと大きくなります。

3.社会的に深く大きく掘り下げる
次の段落では、2で書いたことが、社会的にどうかかわってくるのかを書きます。やや小論文風になりますなりますが、その学びを通じて社会にどういった貢献ができるのかを書くことになります。

深く掘り下げるということは、あることがらの理由や原因などを探して述べるということです。さらにその理由の理由、原因のそのまた原因まで述べることが出来れは深く掘り下げたことになります。

あなたが大学で学ぶことにより、社会的にどんな意義があるのか示すことができれば、教授たちも「うちで学ばせたいな」と思うに間違いありません。

4.大学での学び計画
3の社会的意義に対して、具体的にどんなことを大学で学びたいのかを記述していく。それが、社会に出た後でどう活かせるまで記述できるgoodでしょう。

5.全体のまとめ
締めくくりの段落です。ここは無やむに長く伸ばさないようにしましょう。せっかく伝わりやすく書いてきたのに、ここでダラダラと引き伸ばして、印象を悪くするのはもったいないことです。

たった一文でもいいので、抱負となる再度、将来の夢や理想・志を述べましょう。

【SETP3】志望理由書を書く上での注意点

【注意点1】志望理由書を書く前に、受験生全員に知っておいてもらいたいことがあります。それは、総合型選抜・推薦入試では、受験者自らが考えたことが評価されるということです。

どこかで聞いたような内容や、書店に並んでいる参考書にある解答例などは、受験者自らが考えた内容ではないので、たとえそれを書いたり述べたりしても高く評価されることはありません。

自分でしっかりと考えたこと、自分の高い志から導き出される深い言葉が、出題者や採点者の心を動かすことになります。「この大学で、これを研究し、将来はこういったことで社会に貢献するんだ!」という高い志を持って志望理由書を作成していきましょう。

【注意点2】志望理由書に提示されている条件や注意書きに沿って記述すること。たとえば、「志望理由書には、志望するコースを明記しなさい。」などあれば、その注意書きに応えたことがわかるように喜寿しましょう。

【注意点3】一通り書いた後は、ブラッシュアップです。一度書いたからと言って安心しないでください。まだまだ突っ込みどころ満載の出来のはずです。

自分で声を出して読み返してみてください。学校の国語の先生にも見てもらいましょう。友人や塾の先生、両親などでも構いません。色んな意見を取り入れ、何度も何度も書き直し、内容を暗記してしまうくらいまで志望理由と向き合ってください。

そうすれば、自然と小論文や面接対策にもつながり、実際の試験で、志望理由を聞かれたときに自然に自分の言葉が出てくるようになります。

少しでもモヤモヤする気持ちがあるようであれば、再度、真っ白な状態で、志望理由書を書きなおすこともおすすめです。そうすることで、初めに書いた理由書(A案)と書き直した理由書(B案)と比べることで、いい方を選んだり、A案とB案を合体したものしたりと幅が広がります。

志望理由書は、自分が読んで、惚れ惚れする。気持ちが上がる。早く大学で学びたいと気持ちが高ぶるものでなければなりません。

【SETP4】志望理由書を記述する際によくある質問

  1. 字の丁寧さ・きれいさは評価に関係するのか?
  2. 字数制限いっぱいに書くべき?
  3. 「である調」「ですます調」どっちがいい?
  4. わからない漢字はひらがなでもいいの?
  5. 大学のことは、『貴校』『貴学』と書く?

1.字の丁寧さ・きれいさは評価に関係するのか?
評価には直結しいないと思いますが、心配するぐらいなら、丁寧な字を心がけるべきでしょう。いつも、「恋人にラブレターを書くつもりで書け」とアドバイスしています。

また、楷書(漢字の書体の一つで、くずさない書き方で、標準的なもの=教科書の字)を見習って書くとなおさらいいです。

2.字数制限いっぱいに書くべき?
最後まで埋めることをおすすめします。「字数は、入学したいという気持ちに比例する。」を心に留めておいてください。だからといって、マス目がない用紙に、細かい小さな字を書くのはよくありません。読む人が読みやすい程度の大きさで書きましょう。

3.「である調」「ですます調」どっちがいい?
一般的な解釈として、作文、理由書などは、「ですます調」、小論文は、「である調」で書く人が多いです。特に気にする必要がありませんが、文全体は、「である調」「ですます調」はどちらかで統一しなければなりません。

4.わからない漢字はひらがなでもいいの?
できるだけ感じが望ましいです。なぜなら、調べて書くことができるからですね。そういうひと手間ができる人であってください。ただし、むやみやたらに漢字を使えばというとそうでもなく、高校卒業程度のものは漢字で書くという意識でいましょう。

5.大学のことは、『貴校』『貴学』と書く?
どちらでも構わないですが、志望大学の名前をきちんと書くをおすすめします。東京大学なら、東京大学と書くということです。貴校、貴学では、ちょっと気持ちが伝わらないですね。

総合型選抜(AO)
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総合型選抜対策専門学習塾ふくうです。合格実績・第一志望合格率抜群の塾として徐々に知られる存在となってきました。教えるのはプロ講師。切磋琢磨できる塾生たちとの授業に、一人ひとりに合った課題、志望理由書や小論文の添削指導。ぜひ、自慢の自信のある授業を体験ください。

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