慶應義塾大学法学部FIT入試のB方式では「地域ブロック」による入試方式が取り入れられています。
FIT入試
2006年度より導入されたの入試で「第一志望で慶應義塾大学法学部法律学科・政治学科で勉強したい」学生と、「この学生を教えたい」という私たち法学部教員との良好な相性(fit)を実現しようとするものとしてスタートした入試。
2006年度より導入されたの入試で「第一志望で慶應義塾大学法学部法律学科・政治学科で勉強したい」学生と、「この学生を教えたい」という私たち法学部教員との良好な相性(fit)を実現しようとするものとしてスタートした入試。
B方式における『地域ブロック』
地域ブロック枠で選考を行うFIT入試です。こちらも法律学科、政治学科の2学科で実施されていて、高校の全体の評定平均値が4.0以上の生徒が出願が可能となっています。全国を7ブロックに分け、各ブロックごとに最大で10名を合格者としています。
B方式における選考の結果、各地域ブロックの定員の充足率に著しい偏りが生じた場合や、定員の充足が困難な場合は、総合成績を優先した調整を行うようになっています。
- ブロック:「➊北海道・東北」「➋北関東・甲信越」「➌南関東」「➍北陸・東海」「➎近畿」「➏中国・四国」「➐九州・沖縄」
- 倍率:約2倍~3倍
- 一次選考:志望理由書(2000字)、志望書調書、評価書
- 二次選考:総合考査(資料読解、小論文)、個人面接
B方式における出願条件
指定の各教科(外国語、数学、国語、地理歴史、公民)および全体の評定平均値が4.0以上の者。
つまり、外国語、数学、国語、地理歴史、公民はそれぞれ4以上かつ、残りの他の教科も含めた全体の評定平均値が4.0以上ということです。また、高校卒業後何年経っていても受験が可能となっているので、既卒者や社会人にもチャンスがあります。
条件を満たせば、A方式との併願が可能です。
FIT入試(B方式)の選考毎の合格者の特徴・傾向
1.第一次選考
提出書類をもとに書類選考を行い第一次合格者を決定します。
<提出書類>
- 志願者調書:経歴、知的成長の過程など、これまでのあなたの足跡を記入。
- 志望理由書:あなたが慶應義塾大学法学部を志望した理由、入学後、何をどのように学び、また自分の夢をどう実現したいかを志望理由と関連させて、2000字以内で記述。
- 調査書:高等学校の全期間の成績が記載されたものを提出。卒業見込み者は第3学年1学期までの成績が記載された調査書(2期制の高等学校の場合は、第3学年前期までの成績が記載された調査書)を提出。第3学年前期の成績を記載できない2期制の高等学校の場合は、その旨が調査書備考欄に記載されていることが必要。
- 評価書:在学している、もしくは卒業した高等学校に現在在籍している担当教員あるいは高等学校長が記入・厳封した評価書を提出。
<第一次選考の合格者の傾向>
1.社会における問題意識を持っている。
2.その問題に対する自身の見解がある。
3.その問題に取り組むための具体的な学習計画がある。
以上の3点を論理的に、かつ情熱的に記述できていた人が合格する印象。
1.社会における問題意識を持っている。
2.その問題に対する自身の見解がある。
3.その問題に取り組むための具体的な学習計画がある。
以上の3点を論理的に、かつ情熱的に記述できていた人が合格する印象。
2.第二次選考
<総合考査>
- Ⅰ与えられた資料(グラフ、表、データ、条文、判例など)から読み取れることを400字程度にまとめてもらいます。社会科学に必要な論理的な思考力、考察力を評価。(45分間)
- Ⅱ与えられたテーマのもと400字程度の小論文を書いてもらいます。ここでは創造力、独創性、発想力を考査。(45分間)
<第二次選考の合格者の傾向>
1.あらゆるテーマについて記述するトレーニング(週1本程度で計30本)
2.時事問題に関して日ごろからアンテナを張り、意見交換の習慣
以上の2点を踏まえて日々の生活をしましょう。
1.あらゆるテーマについて記述するトレーニング(週1本程度で計30本)
2.時事問題に関して日ごろからアンテナを張り、意見交換の習慣
以上の2点を踏まえて日々の生活をしましょう。
3.面接試験
- 個人面接を行います。(一人あたり10分間)
<面接試験の合格者の傾向>
1.自分のことを知っている(特に長所を把握できている)
2.失敗した経験があり、それを機に成長している
3.慶應義塾についてのエピソードがある
特に、1.2の2点について、自分の人生を振り返ってみましょう。親、学校の先生、友人が自分のことをどう見ているのか尋ねてみるのも1つ。
1.自分のことを知っている(特に長所を把握できている)
2.失敗した経験があり、それを機に成長している
3.慶應義塾についてのエピソードがある
特に、1.2の2点について、自分の人生を振り返ってみましょう。親、学校の先生、友人が自分のことをどう見ているのか尋ねてみるのも1つ。
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