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【大学入試小論文対策】ネット社会との向き合い方を問う小論文の書き方と解答例

ネット社会との向き合い方アイキャッチ画像 小論文対策
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スマートフォンやSNSの普及により、私たちの生活はインターネットと切り離せないものとなりました。その一方で、誹謗中傷やフェイクニュースといった新たな課題も生じています。大学入試の小論文では、「ネットとの向き合い方」や「情報社会での倫理観」などが頻出テーマとなっており、受験生にはバランスの取れた考察力が求められます。本記事では、ネット社会とどう向き合うべきかを考察した小論文の解答例とともに、書き方のポイントを解説します。

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インターネット社会の現状

インターネット社会の現状

基本的な安全対策
  • 個人情報を守る…本名、住所、学校名、電話番号などは投稿しない。写真にも注意を払う。
  • 強いパスワードを使う…異なるサービスには異なるパスワードを設定し、定期的に変更する。
  • プライバシー設定を確認…SNSの公開範囲を適切に設定し、知らない人からの連絡を制限する。
  • 情報の真偽を確認…怪しい情報は複数の信頼できるソースで確認してから共有する。

ネット社会注意すべきリスク

困った時の対処法
  • 家族・先生に相談…一人で悩まず、信頼できる大人に話す。恥ずかしがらず早めに相談することが大切。
  • 証拠を残す…嫌がらせや脅迫のメッセージはスクリーンショットで保存しておく。
  • ブロック・通報機能を活用…迷惑なユーザーはブロックし、規約違反の投稿は運営に通報する。
健全なインターネット生活のために

SNSコミュニケーション

  • 正しい知識を身につける…情報リテラシーを高め、定期的に最新の情報セキュリティについて学ぶ。
  • 目的を持って利用する…なんとなく使うのではなく、学習や友達との連絡など目的を明確にする。
  • リアルな体験も大切に…オンラインだけでなく、実際の友達との時間や趣味の時間も確保する。

ネットトラブル緊急窓口

【課題文の要約】
現代の若者は、自己承認や人との繋がりの所有を目的に、ネットや携帯を利用する。これは、グローバル化による絶対的、普遍的価値の揺らぎが理由である。人々が、ネットを通じて自身と同様の価値観を持つ具体的な他者から承認を得ていることから、人間関係を広く開くはずのネットが、皮肉にも人間関係を分断していると捉えられよう。価値観の異なる中でも自己有用感を持てる社会の仕組み、親の異質に包括的な姿勢が対策となる。
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インターネットとの付き合い方の解答例

筆者は、ネットが人間関係の分断を加速させていると述べているが、私はこの意見に賛同しない。人間関係の分断の原因は、我々自身が多様な価値観に寛容でないことだと考える。ネットは、個々人の考えの共有、世界中の人との交流を可能にしている点から、むしろ、人間関係を広く開くという本来の利点を発揮しているといえよう。

例えば、ツイッターでは世界中の人々がリアルタイムで発言、交流している。これは、ネットが我々の人間関係を広く開いている証拠である。しかし、そこで他者をブロックする者がいることは、我々人間が異なる価値観の人間を拒否することの現れだろう。よって、多種多様な価値観や人と関わる機会をネットが提供してくれていても、我々が異質に排他的である限り、人間関係を広げることは不可能なのである。

様々な価値観の他者と関わることができる人間を増加させるには、協調を第一とする日本特有の教育方針を改め、幼少から互いの「異」を尊重できる環境作りに徹するべきだ。

人間関係の分断化を加速させているのは、ネットではなく我々自身である。異質に寛容な人間性の保持こそが、人間関係広く開くと私は考える。

インターネットとの付き合い方の講評(一部抜粋)

この主張では苦しいといったところ。予備知識が浅はかで、異論の余地が残されます。以下の異論に対して、反論・反駁する形での記述も必要です。

【異論】
(1)ネットの利用が人間関係の分断を招いている可能性を排除するのは早計かもしれません。ネットは情報選択の偏りやフィルターバブル効果を生み出し、それが対話や理解の妨げとなる場面もあります。

(2)ツイッター上の交流がネットの広がりを示す例として挙げられていますが、それと同時にツイッターの匿名性や極端な意見の拡散も考慮すべきです。ブロック行為は異質な意見への閉塞を示すかもしれませんが、それはネット上での対話の困難さや人間心理の一側面に由来する可能性も考慮すべきです。

(3)「人間関係の分断の原因は、我々自身が多様な価値観に寛容でないこと」はわかります。そうであるのだから、インターネットやSNSの登場が、確証バイアス(注➊)により、人間関係の分断が加速したのではないか?と反論されたらどうだろう。

【アドバイス】
筆者は、「若者対策としては、まず親たち自身が異質な他者に対して関係を開いていく姿勢」と述べていて、■■さんの「異質に寛容な人間性の保持こそが、人間関係広く開く」は、ほぼ同じ意見なので、筆者に同意として、論を展開も、さほど、論の展開や中身は変わらなかったのかなと思います。

【注➊】「確証バイアス」
確証バイアスとは、自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集めてしまい、反証する情報を無視したり集めようとしなかったりする傾向のことをいいます。最初に思い込みがあると、多様な情報があっても、最初の考えを支持するような情報ばかりが目に付いてしまうのが確証バイアス。特に、インターネット、SNSでは、その傾向が強い。

【さらに高みを目指して】
異質に対する寛容性を高めるための提案は有益ですが、ネットと教育の相互作用や、他の社会的・文化的要因にも焦点を当てると良かったです。

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