近年の大学入試では、グラフや表などの統計資料を読み取って意見を述べる「資料読解型小論文」が増えています。この形式では、単なるデータの説明にとどまらず、自分の考えを論理的に展開する力が問われます。本記事では、統計資料を正しく分析し、説得力のある小論文を書くための基本的な手順や構成方法をわかりやすく解説。さらに、頻出テーマや高得点を取るためのポイントも紹介しています。資料型小論文に苦手意識がある受験生は必見です。
グラフや統計資料がある小論文

グラフや統計資料が提示された場合、その資料から読み取れることを書き出さないといけませんが、それ以外は課題文型の小論文と書き方は同じになります。

パターンとしては、グラフや統計資料を読み取り、それについて一気に論じるタイプと、まず資料から読み取れることをまとめる設問が出された後、次の設問で自分の意見を論じるタイプの2つがあります。
後者の場合、設問で分かれているので、それぞれについて答えるだけでいいのですが、前者の場合、特に指示が無い場合でも、小論文全体の20%から30%程度でグラフや統計資料から読み取れることをまとめなければなりません。
この際、注意することは、グラフかや統計資料から読み取れる事実をまずは要約することが重要です。焦って、自分の意見などを混ぜ込み、論じ始めるのはよくない例です。まずは、資料からわかることを列挙しましょう。
グラフや統計資料からわかることを書く
このとき、次のような書き方をすれば、失敗することなく要約ができます。
このように書き出すと、書き出しが非常にスムーズになるのではないでしょうか。まずは、資料(グラフや図)からわかることを列挙し、それからゆっくりと、自分の意見を論じていけばいいのです。
グラフや統計資料の要約の注意点
グラフや図、統計資料からわかることを書きだす場合、次の点に注意しましょう。
- 具体的な数字を入れる
- 資料が複数ある場合すべての資料からわかることを書き出す
- 資料からわかる事実のみを書き、自分の意見は入れない
特に最後の事実のみを書くことは重要です。あせって自分の意見を論じ始める人もいますが、最初は資料からわかることだけを書きましょう。その後にじっくりと、持論を展開することができます。



よくある失敗例と対策
よくある失敗例
- データの丸写し → 数値を羅列するだけで分析がない
- 主観的な感想 → 「~と思う」「~と感じる」ばかり
- 根拠のない推測 → データに基づかない憶測
- 論理の飛躍 → 分析から結論への論理が不明確
成功のポイント
- 客観的な分析 → 「~ことが分かる」「~ことが読み取れる」
- 具体的な数値引用 → 「約○○%増加している」
- 因果関係の明確化 → 「~であるため」「~の結果」
- 比較・対比の活用 → 「~に対して」「~と比較すると」

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