ペルム紀の大噴火によって、生物の95%が絶滅しました。その後、裸子植物とは虫類の時代である中生代に入ります。その後の新生代まであわせて確認しましょう。
中生代の生物の変遷
中生代は、今から約2億5000万年前から6600万年前までの時代を指しており、植物では裸子植物が繁栄し、動物ではは虫類が繁栄した時代です。
中生代は、さらに細かく三畳紀(トリアス紀)、ジュラ紀、白亜紀の3つに区分されます。ジュラ紀といえばジュラシックパークで有名ですね。そうです恐竜の時代です。
中生代の特徴
・約2億5000万年前~約6600万年前
・植物は裸子植物が繁栄
・動物はは虫類が繁栄
・三畳紀(トリアス紀)→ジュラ紀→白亜紀
三畳紀(トリアス紀)
中生代の最初は三畳紀(さんじょうき)になります。別名はトリアス紀。約2億5000万年前から約2億年前までが三畳紀で、この時期の最大の特徴は大型のは虫類である恐竜の出現です。また、は虫類の繁栄だけでなく、この時期に哺乳類も出現します。海では、アンモナイトが繁栄しました。
植物では、裸子植物であるソテツ類やイチョウ類が繁栄します。この時期は乾燥した時期や湿潤な時期がありましたが、三畳紀を通じて温暖な気候だったようです。
中生代(三畳紀)
・恐竜(大型のは虫類)の出現
・哺乳類の出現
・アンモナイトの繁栄
・ソテツやイチョウなどの裸子植物の繁栄
ジュラ紀
ジュラ紀は、約2億年前から1億4500万年までの時期にあたります。中生代の真ん中の時期になります。ジュラ紀は温暖な気候だったため、大型のは虫類である恐竜が繁栄します。アパトサウルス、ステゴザウルス、アロサウルスなど有名な恐竜が登場します。その他にも、小型の哺乳類が繁栄し、空には始祖鳥が出現します。海ではアンモナイトが繁栄し、二枚貝のトリゴニアも繁栄します。
植物は、ソテツやイチョウなどの裸子植物が繁栄しますが、この時期に被子植物も出現します。
中生代(ジュラ紀)
・恐竜・小型の哺乳類の繁栄
・始祖鳥の出現
・アンモナイト・二枚貝(トリゴニア)の繁栄
・被子植物の出現
白亜紀
中生代の最後は白亜紀(はくあき)で、約1億4500万年前から6600万年前までの時期になります。やはりこの時期も温暖な気候だったため、恐竜や小型の哺乳類が繁栄し、海のアンモナイトとともに急速に進化し大型化します。植物では被子植物が発展し、種類も豊富になります。
白亜紀末には、小惑星の衝突などにより、これまで繫栄していたは虫類やアンモナイトなどが大量に絶滅しました。
中生代(白亜紀)
・恐竜やアンモナイトの大型化
・被子植物の発展
・白亜紀末に小惑星の衝突により大量絶滅
このように、中生代はまさに恐竜とアンモナイト・裸子植物の時代でした。次は新生代です。
コメント