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【高校生物】新生代の生物変遷のポイント

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白亜紀の末期に小惑星の衝突により、これまで繫栄していたは虫類やアンモナイトなどが大量に絶滅しました。その後、哺乳類と被子植物の時代である新生代に突入します。

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新生代の生物の変遷

新生代は今から約6600万年前から始まり、現在いたる時代区分です。気候は新生代の前半は温暖な気候でしたが、次第に寒冷化し氷河時代を迎えます。

新生代の生物の変遷は、陸上ではは虫類にかわって哺乳類が発展・繁栄します。水中ではアンモナイトなどにかわり硬骨魚類が発展します。植物では裸子植物にかわり被子植物が繁栄するのが特徴です。

新生代の時代区分をもう少し細かく見てみると、約6600万年前から2300万年前までの古第三紀、約2300万年前から260万年前までの新第三紀、約260万年前から現在までの第四紀に区分されます。

地質時代と生物の変遷

ここを覚える!
新生代の特徴
約6600万年前~現在
植物は被子植物が繁栄
動物は陸上では哺乳類、水中では硬骨魚類が繁栄
古第三紀→新第三紀→第四紀

古第三紀

新生代古第三紀は、約6600万年前~2300万年前の時期を指し、この時期の特徴は温暖な気候で、哺乳類と被子植物が繁栄したことです。特に、類人猿とヒトの共通の祖先である霊長類(サル類)が出現し、樹上生活を行うようになったことが大きな特徴です。

その他にも、ウマやゾウの祖先が出現したり、以後現在生息する哺乳類の多くの祖先が次々に出現しました。浅い海ではカヘイ石(ヌンムリテス)が発展しとことも特徴の一つです。

ここを覚える!
新生代(古第三紀)
約6600万年前~約2300万年前
植物は被子植物、動物は哺乳類が繁栄
霊長類が出現し樹上生活を始める
海ではカヘイ石が発展

新第三紀

新生代新第三紀は、約2300万年前~260万年前の時期を指し、寒冷化が始まり氷河時代に突入します。この時期にユーラシア大陸から日本列島が分離し、日本海ができます。

生物の変遷では、人類の出現が大きな特徴です。最初の人類であるアウストラロピテクス(猿人)が約400万年前にアフリカ大陸で出現し、直立二足歩行を行います。

ここを覚える!
新生代(新第三紀)
約2300万年前~約260万年前
氷河時代に突入
日本列島ができる
最古の人類アウストラロピテクス(猿人)の出現

第四紀

新生代第四紀は、約260万年前~現在までの時期を指し、氷期と間氷期がくり返されていたのが気候の特徴です。氷期は寒冷な時期で、間氷期は氷期と氷期に挟まれた比較的温暖な気候を指します。

第四紀の生物の変遷での大きな特徴は、人類が進化したことです。約400万年前の新第三紀にアフリカでアウストラロピテクス(猿人)が出現し、約200万年前にはホモ・エレクトス(原人)が出現しアジア圏に移動しました。約30万年前にはホモ・ネアンデルターレンシス(旧人)が出現し、ヨーロッパ圏に移動しました。約20万年前にはホモ・サピエンス(新人)が出現し、アメリカ圏に移動しました。

ここを覚える!
新生代(第四紀)
氷期と間氷期が繰り返される
約200万年前にホモ・エレクトス(原人)が出現
約30万年前にホモ・ネアンデルターレンシス(旧人)が出現
約20万年前にはホモ・サピエンス(新人)が出現

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