【高校倫理】青年期の課題「個性の追求」

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【高校倫理】青年期の課題「個性の追求」についてまとめています。

  • レベル:基礎
  • 対応:定期テスト・実力テスト
  • 重要度:わずか

青年期の課題

「青年期の発達課題」は、「アイデンティティの確立」です。それは、「自分らしさ(個性)」の自覚といい換えることもできます。「精神的成熟」によって、青年は大人になっていくともいえ、精神的に「成熟した大人」とは、どんな特徴があるのか。それが、「アイデンティティ」の内容ともなります。

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モラトリアム

現代社会では、「青年期の延長」現象がみられ、青年たちはなかなか大人になれず、「自分探し」を続けている。この「自分探し」の旅を、アメリカの心理学者エリクソンは心理的「モラトリアム」期間と呼び、「アイデンティティ」を確立するまで大人としての責任や義務を免除しておく、いわば猶予(準備)期間と定義づけています。

モラトリアム人間の時代

確認しておきたい真理として、「アイデンティティの確立」がなされたとき、「モラトリアムの克服」が同時になされることです。両者は表裏一体である。これには、大きく二つの要素がある。自分の優越性 (特性)を自覚することから生まれる「自信」と、社会の中で自己の役割を自覚する「責任感」とであるとしています。

自分らしさ

自分らしく生きるとは、自分らしい「成熟した大人」になって生きることです。その意味で、「自分らしさ(個 「性, アイデンティティ)」とは、「成熟した大人」になることです。

覚えておきたい人物

小此木啓吾(おこのぎ けいご)

日本の心理学者小此木啓吾は、「青年期の延長」に伴う「新しいモラトリアム心理」の特徴を、むしろ青年期を楽しみ、就職・結婚という決断を先送りして、いつまでもモラトリアム状態を続けていたいという今の状態を楽しむ所に求め、それらの青年たちを「モラトリアム人間」と名付けました。「モラトリアム人間」の心理は青年だけでなく、世代をこえて現代人の深層心理となっていると指摘しています。

エリクソン

アメリカの発達心理学者エリクソン は、「本来のモラトリアム」心理が、経済的にも社会的にも自立して早く一人前の人間(大人)になりたいと いう修行者のような半人前意識(渇望)として、先の小此木啓吾の立場とは、対称的です。エリクソンは、「アイデンティティ」を「自我同一性」と訳される一貫性・ 連続性・統一性を持つ自分らしさの意識と定義しています。

さらに深く(応用)

アイデンティティの危機

青年期は、誰でも通らなければならない危機の時期でもある。不安定な自己意識に自身も苦悩したアメリカ人の発達心理学者エリクソンは、これを「アイデンティティの危機」(アイデンティティ=クライシス、同一性危機)と述べました。

自我同一性

アメリカ人の発達心理学者エリクソンは、自分は何者であり、社会の中で何をするべきかという個人の中に保持される概念を、「自我同一性(self identity)」と呼び「青年期の発達課題」に据えた。

アイデンティティの拡散

アイデンティティの拡散 (identity diffusion)とは 自分が何をしたいのか分からなくなり、勉強や仕事への興味・意欲が減退する状態から神経症や精神病、対人不 安・非行などにいたることです。

アイデンティティの混乱

アイデンティティの混乱(identity confusion)とは、本当の自分がどれか分からなくなり、進路や職業選択に迷い、激しい葛藤や不安を感じる心理状態のことです。

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