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大学入試小論文「制度として正当化された差別問題の考察・解答例」

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大学入試小論文「制度として正当化された差別問題の考察・解答例」です。

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制度として正当化された差別問題の解答例

【問題】
「制度として正当化された差別は見逃されやすく、差別を容認し、根深いものにする可能性がある」とあるが、そのような制度として正当化された差別の具体例を1つ示し、その差別をなくす解決策を600字以内で記述せよ。

【課題文の要約】
国際サッカー連盟では、外国人選手の制限する制度の導入を検討しているが、広い人種の観点から反対が根強く存在している状況にある。他にも、日本の伝統的スポーツである相撲も、外国人は指導者になれないといったことも起こっている。社会における排除や人権侵害とすり合わせながら、スポーツにおいての「外国人」の問題について考えていかなければならない。

正当化された差別の具体例として、外国人の選挙権についての問題がある。国際化が進む中で、年々日本に移住する外国人は、増加している。しかし、昔から議論となってきた外国人の選挙権については未だに、解決していないし、日本国籍を有していないから、選挙に参加できないのは、当たり前だと正当化されている。

私は、早急に外国人にも、選挙権を持つことができるように制度を見直すべきだと考える。なぜならば、日本に住む外国人は日本人と同じように、税金を払っているからだ。新聞の記事に外国人の声が述べられていたことを私は目にしたことがある。そこには、「同じ税金を払っているのに、同じように政治に参加する権利すらないのは、不公平だ。」と外国人の思いが述べられていた。

たしかに、海外でも外国人に対して、選挙権を認めている国は、少ないが日本は率先して、この制度を見直していくべきだと考える。また、選挙権における外国人への差別もなくしていくためには、慎重な話し合いも必要です。そうすることで、外国人への選挙における差別もなくなるのではないかと推察する。

したがって、私は、制度の見直しや話し合いによって、差別を解消することが重要だと考える。

制度として正当化された差別問題の講評(一文抜粋)

まだまだ、全体的に言葉が幼稚です。同じ言葉で、言い回しを変えたものが以下(赤字の部分)

【言い回しを変えた論文】
正当化された差別の具体例として、外国人の選挙権を挙げる。国際化が進む中で、年々日本に移住する外国人は、増加傾向にある。こうした中、外国人の選挙権については未だに、解決していない。日本国籍を有していない外国人は、選挙に参加できないのは当たり前だと正当化されている。

私は、早急に外国人にも、選挙権を付与する制度にすべきだと考える。なぜならば、日本に住む外国人は日本人と同じように、税金を納めているからだ。ある日の新聞の記事の外国人の声に目が留まったことがある。その声は、「同じ税金を納めているのに、同じように参政権すらないのは、不公平だ。」というものだった。

たしかに、海外でも外国人に対して、選挙権を認めている国は、少数だ。しかし日本は率先して、この制度を見直していくべきだと考える。また同時に、選挙権における外国人への差別もなくしていくためには、慎重な話し合いも必要だ。そうすることで、外国人への選挙における差別もなくなるのではないかと推察する。

したがって、私は、制度の見直しや話し合いによって、差別を解消することが重要だと考える。

制度として正当化された差別問題の添削(一文抜粋)

➨もう一段、高みを目指すために、今後は以下のことに気をつけて記述してみてください。
➊回りくどい表現でないか。
➋熟語に転換できないか。 (例)あるだろう。➨必要だろう。 できる➨可能 共に持つ➨共有
➌一文を切れないか。
➍促音便「っ」は置換できないか。 (例)しっかり➨確実に いっぱい➨多くの 支払っている➨納めている

【添削➊】
△(原文)税金を払っている
〇(修正)税金を納める

【添削➋】
△(原文)政治に参加する権利
〇(修正)参政権

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