大学入試小論文では、近年「情報化社会」に関するテーマが頻出しています。SNSやAIの普及、個人情報の扱い、フェイクニュース、デジタル格差など、現代社会を語る上で避けて通れない重要トピックです。本記事では、小論文で情報化社会がテーマになった際に使える具体的なネタやキーワード、論点整理、書き方のコツまで一挙公開!入試本番で差がつく「思考の引き出し」を増やしたい受験生必見の内容です。
情報化社会とは?

情報社会と言われることもありますが、情報が様々な資源と同等の価値を有しており、それらを中心として機能する社会のことを情報化社会といいます。現在に至っては、情報社会を発展させた高度情報化社会が到来したといっても過言ではありません。
私たちの社会には情報があふれています。その情報を有効に活用し、これからの社会を生き抜いていかなければなりません。しかし、社会にあふれる情報の全てが有益なものではありません。信用できるものもあれば、まったくの嘘・でたらめなものまであります。
高度情報化社会に我々が生きている以上、情報を正しく見分け、適切に判断し、利用する能力を身に付けることが必要となっています。そのためには、情報とは何かを深く考えることも大切です。
情報化社会の発展段階

- 1980年代…情報化時代の始まり。情報の動きが物理的な動きより速くなった期間
- 1990年代…インターネットが世界規模で急速に普及。社会の大きな変化の起点
- 2000年代…ブロードバンドの普及とモバイルインターネットの発展
- 2010年代…スマートフォンの普及とソーシャルメディアの発展
- 2020年代…AI・IoT・5Gの発展、デジタル変革(DX)の加速
情報化社会の特徴

- 情報アクセスの向上…誰もがいつでもどこでも情報にアクセス可能な環境
- 産業構造の変化…情報関連産業・技術が他の部門と比べて顕著な成長
- 労働環境の変化…リモートワークやデジタル労働の普及
- グローバル化…国境を越えた情報交換と経済活動の活発化
- 情報処理速度の向上…リアルタイムでの情報処理と意思決定の高速化
- データ中心社会…ビッグデータの活用と分析による価値創造

今後の展望と課題
情報化社会は今後も継続的に発展していくと予想されますが、以下の課題への対応が重要になります。
- セキュリティ強化…サイバー攻撃対策と個人情報保護の徹底
- デジタル教育…情報リテラシーとデジタルスキルの向上
- 格差解消…デジタル格差の是正と包摂的発展
- 倫理的配慮…AI倫理と技術の適切な活用

情報化社会を論ずる場合は、一般論として次の2つのテーマを念頭に、議論を展開していくとよいでしょう。
情報の一面性
情報の一面性とは、情報があらゆることを示しているのではないということです。その人物や事柄の一面しか表していない場合が往々にしてあるのです。したがって、情報は一面性を示すということをしっかりと認識することが大切です。
しかし、これが意外と難しいのです。この人は「東大卒のエリート弁護士だ」と紹介されるだけで、「頭がいい」「高所得者だ」「理性的で冷たい」などのイメージで見てしまうことはないでしょうか。そしてその人物の言うことならきっと正しいのだろうと思い込んでしまいます。
実際に私が知っている東大卒の弁護士は、整理整頓が苦手で、重要な書類がどこに紛れ込んでいるか見つけ出せないような弁護士で、暴飲暴食で健康状態もよくありません。法律改正に疎く、弁護士としては瀬戸際にいるような人物です。弁護料も充分にはもらえていないようです。いつもよれよれのスーツを着ています。
もちろんその逆の弁護士も多く知っています。むしろ逆の方が多いことは間違いありませんが、それらの弁護士でさえ「東大卒」とは思えないような部分を必ず持っていますし、それでこそ人間らしいというものです。
とするならその人の情報というものは、その人を理解する一つの要素ではあっても、逆に本当の姿を見せなくする一つの情報にもなり得ることを知らなくてはなりません。情報化社会にあって、私たちがまず注意しなければいけないのはこの点です。
情報格差
これとは別に、情報格差の問題も重要です。これはデジタルデバイドとも呼ばれ、社会的経済的弱者が情報社会から隔離され、その恩恵を受けることができない状態を指しています。格差の要因は主に、高所得者と低所得者、若者のと老人、先進国と発展途上国などがあります。その他の要因もありますが、デジタル機器を使いこなせる人とそうでない人で大きな差が生まれています。
この問題を解決するためには、みんなが情報にアクセスできる技術を身に付けさせることが必要です。そのため、高齢者、低所得者などにきちんとした技術を身に付けてもらう必要があります。
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