社会・芸術学部など小論文必須課題「都市計画・デザイン」についての考察

社会・芸術学部など小論文必須課題「都市計画・デザイン」について、実際の解答例を見ながら考察していきましょう。

「都市計画・デザイン」

地球上の人口が増加し続けている一方で,多くの都市が人口を減らし,都市が縮小している問題もある。あなたが考える縮小都市の長所について述べよ。(600字)
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解答例

現在日本では郊外化が進むことで、都市が無計画に発展し、規模が大きくなるスプロール化が起きている。私はこの解決策として、都市の縮小化が最適だと考える。都市の規模を縮小し、住居と仕事の場がもっと近くになれば、効率よく快適に生活ができるようになれるだろう。たとえば、際限のないスプロール化により都市が大きくなりすぎると、通勤などの移動に時間と労力がかかる。自転車での移動が主流になり、二酸化炭素の多量排出、無駄なエネルギー消費が問題として挙げられる。だが、都市を縮小すれば、少なくともそのような問題の解決になるだろう。確かに、東京などの大都市では、都市の縮小は困難かもしれない。大きくなりたために、小さくするとなると莫大なコストがかかるからだ。しかし私は多少のコストがかかっても都市の縮小化を進めていくべきだと考える。なぜなら、都市の縮小化は人々の安全を守ることにも繋がると考えるからだ。東日本大震災でも大量の帰宅困難者が出たことからもわかるように、交通機関がストップしてしまうと、郊外に住む多くの人たちが都市部に閉じ込められてしまう。都市を縮小すれば、災害時に交通機関が止まっても歩いて帰宅することも可能になる。以上が私が考える縮小都市の長所である。

添削・講評

  • 促音便「っ」は使わない方がいい。
    ×もっと近くになれば⇒○より近くなれば
  • 呼応の関係に注意
    「自転車での移動が主流になり、二酸化炭素の多量排出、無駄なエネルギー消費が問題として挙げられる。」うん?
  • 根拠や具体性を
    「東京などの大都市では、都市の縮小は困難かもしれない。大きくなりたために、小さくするとなると莫大なコストがかかるからだ。」
    たとえば、どのようなことにコストがかかるの?
  • 支離滅裂にならない
    大都市は、縮小は困難と言っておきながら、都市の縮小化を進めていくべきと主張

内容(視点)はいいが、構成と具体性にかけ、その魅力を半減させているので、書き始めるまでの、構想・準備が大事だと言える。

今回の構成は、以下のようにするのがよりいい。

都市の縮小を推奨する。

理由は、
・効率的になる。たとえば~。
・安全にもつながら。たとえば~。
以上のようなメリットがあるからだ。

しかしながら、コストがかかる。
コストは、このように賄えば、解決への道筋ができる。

よって、メリットがデメリットを大きく上回るので都市の縮小を推奨する。

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