総合型選抜・推薦入試を受験する人が読んでいたほうがいい本をまとめています。
読んでおきたい本一覧
総合型選抜や推薦入試では、論文や面接を課せられることが多いです。そこで、予備知識として本を読んでおくことで、課題文の内容が入りやすくなったり、論文を書く際のネタとして論を展開したりするこおができます。
また面接では、直接的に、「最近読んだ本は?」など質問されるときも少なくありません。そんなとこともあって、今回のおすすめする本を読んでおくことをおすすめします。
世界のエリートが学んでいる教養としての哲学
小川仁志氏の著書で、複数の視点で見ることで、物事全体像を客観的につかむことができるとの著者の考えから哲学に様々な視点からアプローチし、一つのパッケージにまとめられた本となっています。
学部を問わず、現在社会は、ビジネスをするにしろ、医学の進歩にしろ、哲学・倫理など観念が問われる時代です。そのあたりは論文でも、面接でも問われるところです。さまざまな哲学者の考えや思想を知ることで、改めて、大学で何を学びたいかという問いを考えるきっかけにもなるでしょう。
大前研一「日本の論点」
毎年、出版される大前研一 氏の「日本の論点」。受験生は、最新版は必読でしょう。
「日本の論点」では、現代社会が抱える問題に焦点を当て、これからの日本が取るべき立場や、本質のとらえ方、論理的に導き出された意見などを参考にすることができます。様々な立場に置かれることのある現代社会で、一つの意見として非常に参考になります。
著者の大前研一氏は言うまでもない日本のリーダーで、世界でも注目を集める思想的リーダーになります。『企業参謀』をはじめ、有名な書籍も多数出版されており、論理的思考能力を伸ばすために最適です。総合型選抜を受験する生徒や小論文が必要な生徒は是非読んでおくことをお勧めします。
【詳細】 日本の論点 2020-30
2030年ジャック・アタリの未来予測
政治、経済、文化に対して大きな影響力を持ち欧州を代表する知性と言われるジャック・アタリ氏は、21世紀の歴史<未来の人類から見た世界>でも知られ、これまで数々の著書で、未来の予測的中させてきました。なので、いつも彼の言動を注視し、参考にすることはよいでしょう。
今回の著書も、共有経済、民主主義の行方、環境問題、高齢化する世界、新興国、報道の自由、教育、医療、金融システムなどデータに基づいた緻密な分析から論じられています。教養を深める本としてももってこいですが、論文を書く際の大いなる手助けとなる本ともいえます。
【詳細】 2030年ジャック・アタリの未来予測
The World(ザ・ワールド) 世界のしくみ
高校生にとっては、読むのにちょっとだけ気合が必要な本ですが、グローバル化の視点をもっておきたい総合型選抜を受験する人にとってはぴったりです。今のしくみを知れますし、「地政学」という基本概念も学べる本となっています。
今の世界はどうつくられ、どう動いているのか? これからどうなるのか?グローバル・リテラシーはどういうものかを知りましょう。現代世界の歴史、現状、展望が手に取るように明快に理解できます。身につけておきたい歴史知識から、移民・難民問題、インターネット、サイバースペース、サイバーセキュリティまで、大学入試必須の知識の確認にもなります。
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