【高校英語】否定をまとめています。否定に関して、否定文の作り方、部分否定、二重否定、重要表現などにふれています。それでは、【高校英語】否定のまとめ(部分否定から重要表現まで!)をみていきます。
否定語を用いる否定表現
否定文を作る場合、not,neverなどの副詞は、be動詞・助動詞の後、一般動詞の前に置かれて否定文を作ります。
- He is not honest.(彼は正直でない。)
<語否定>語・句・節を否定する場合
not,neverは、また語・句・節の前に置かれて、その部分だけを否定する場合もあります。
- You can’t visit me any time,but never on Sunday.(いつでも訪問してきてもいいけれど、日曜日は絶対にダメです。)
節の代用をするnot
notが、否定を含む節の代わりに用いられるときがあります。
- Will it rain today? I hope not. (今日は、雨が降りますか?降らないといいけれど。)
hope、guess、suppose、believeなどは、代用のnotを伴う語句です。肯定のときは、soを代用します。
no
noは形容詞なので、名詞の前に置かれて、その名詞を否定します。「no+単数名詞」は単数扱い、「no+複数名詞」は複数扱いとなります。
- I have no brother.(わたしには、きょうだいがいない。)
no-のついた否定語
nothing | 何も~ない | 単数扱い | = not anything |
nobody | だれも~ない | 単数扱い | = not anybody |
no one | だれも~ない | 単数扱い | = not anyone |
none | だれ/何も~ない | 単数/複数扱い | = not any |
nowhere | どこにも~ない | – | = not anywhere |
- There is nothing we can do now.(今、私たちにできることはない。)
準否定
- seldom,rarely…頻度が少ない「めったに~ない」
- hardly,scarcely…程度が少ない「ほとんど~ない」
- few…数が少ない「ほとんど~ない」
- little…量が少ない「ほとんど~ない」
準否定の位置
- seldom,rarely,hardly,scarcelyは副詞なので、be動詞・助動詞の後、一般動詞の前に置かれて否定文を作ります。
- few,littleは形容詞なので、名詞の前におきます。
- He rarely stays home on Sunday.(彼は日曜日にめったに家にいない。)
否定のさまざまな表現
部分否定
not alwaysは、「いつもではない」つまり、「いつもからというわけではない」という意味になります。このように、「いつも~とはかぎらない」という意味を表す表現を部分否定といいます。これに対して、これまでのnoやneverのことを全部否定といいます。
二重否定
否定の意味を含む語を重ねて逆に肯定の意味を表す表現を、二重否定といいます。
- She never meets people without a smile.(彼女は人に会うときは、決して笑みを忘れない。)
➊never〜without…ing 「〜すれば必ず…する」=never〜but…
➋never fail to do 「いつも~する」
➌no doubt 「疑いなく、きっと」
否定を用いた慣用表現
- cannot but 原形「~せずにはいられない」
- no longer=not ~anymore「もう~ない」
- nothing but 「~しか…ない」
- not ~ until「…するまで~しない」
- It is not long before=~before long「まもなく~する」
否定語を用いない否定の慣用表現
- anything but 「決して~でない」
- fail to do 「~できない」
- the last ~ to do「決して…しない~」
- far from~「~どころではない」
- free from~「~がない」
- above~「~の能力がない」
- beyond~「~を超えている」
※never fail to do 「いつも~する」で、二重否定表現
anything but
~以外は何でもありうるが、~でだけは決してないという意味。
far from
直訳すると、「~からほど遠い」ということから、「~どころではない」という意味に。
否定疑問文
否定疑問文のポイントについてまとめています。否定疑問文は否定語を伴う疑問文となります。ポイントは、答え方です。英語と日本語の違いがあり、戸惑う人が多いのが現状です。押さえておきたいのは、肯定の時は、英語ではYesだけど、日本語だと、いいえと訳し、否定の時は、Noだけど、日本語だと、はいと訳ということです。詳しくみていきましょう。
「~ではないのですか」と否定文をともなって、疑問文を作ります。
<be動詞の文>
Isn’t she a computer programer ? (彼女はコンピューター・プログラマーではないのですか)
–Yes, she is./No, she isn’t. (いいえ、そうです/はい、違います)
<一般動詞の文>
Don’t they take care of the dog?(彼らは犬の世話をしないのですか)
–Yes, they do./No, they don’t.(いいえ、します/はい、しません)
否定疑問文は「Aではないのですか」の意味をもち, 「Aなのでしょう?ちがうんですか?」と意外に思ったり失望したりする気持ちが含まれることが多い。
否定疑問文とYes/Noのポイント
<疑問文>
Can you swim? (泳げますか)
–Yes, I can.(はい、泳げます)
–No, I can’t.(いいえ、泳げません)
となるのに対して、
<否定疑問文>
Can’t you swim? (泳げないのですか)
–Yes, I can.(いいえ、泳げます)
–No,I can’t. (はい、泳げません)
- <否定疑問文>Don’t you~?「~しないのですか」→答えが、肯定文ならYes.否定文ならNo
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