態(受動態と能動態)についてまとめています。受動態とは、行為を受ける側を話題にした文の動詞の形(be動詞+過去分詞)、能動態とは、行為を行う側を話題にした文(通常の肯定文)のことを英語では指します。それでは、【高校英語】態(受動態と能動態)をみていきましょう。
受動態の基本
受動態の作り方としては、能動態の文をもとにした場合、目的語を主語にに、be動詞+過去分詞で結びます。能動態の主語は、byをつけて、be動詞+過去分詞の後に置きます。また、一般的に、自動詞は、受動態の文にできません。受動態は、行為を受ける側を話題にしていますからね。
<例文>
- Young people like his books.(能動態)
- His books are liked by young people.(受動態)
受動態にできるのは、O(目的語)がある、第3・4・5文型のみとなります。
受動態の時制
be 過去分詞の beの部分が時制に応じて変化します。
- 現在形 The work is done.
- 過去形 The work was done.
- 未来形 The work will be done.
- 現在進行形 The work is being done.
- 過去進行形 The work was being done.
- 現在完了形 The work has been done.
- 過去完了形 The work had been done.
- 未来完了形 The work will have been done.
未来進行形、完了進行形については、受動態の場合、ほとんど使用されません。
第4文型の受動態
態の変換のポイントは、能動態の目的語(O)をどのように受動態の文の主語(S)にするかがポイントなります。第4文型には、目的語が2つあるわけですが、そのあたりもみていきましょう。第4文型は、目的語が2つあるので、それぞれを主語にして、受動態をつくることができます。
<例文>
- My father gave me a book.(能動態)
- I was given a book by my father.(受動態)
- A book was given to me my father.(受動態)
※toとforの使い分けが大事です。toは、自分のものでなくなる動詞(give型)の場合。forは、自分のものになる動詞(buy型)でしたね。
They say thatの受動態
They say thatの受動態も入試でもよく出題される受動態の1つなので、形を覚えましょう。
<例文>
- They say that Tokyo is a beautiful city.(能動態)
- It is said that Tokyo is a beautiful city.(受動態)
- Tokyo is said to be a beautiful city.(受動態)
と2つの受動態のかたちが存在します。
注意すべき受動態
日本語では、能動態の訳になりますが、英語では受動態の形をとる動詞があるので、よく入試で出るものだけでも覚えておきましょう。
- be surprised at(~に驚く)
- be excited at (~に興奮する)
- be satisfied with (~に満足する)
- be absorbed in(~に熱中する)
- be wounded (負傷する)
- be delayed(遅れる)
- be killed (殺される)
- be married to(~と結婚している)
- be born (生まれる)
- be used to(~に慣れる)
- be covered with(~におおわれている)
- be known to(~に知られている)
- be caught in (~に遭遇する)
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