【高校英文法】よく出る重要構文まとめ一覧!頻出表現をわかりやすく解説しています。
「英語の重要構文を効率よく覚えたい!」
「入試や定期テストによく出る表現って?」
「長文読解や英作文で役立つ構文を知りたい!」
英語の構文をしっかり理解すると、長文読解のスピードが上がり、英作文の表現力も向上します。特に、入試やテストでよく出る構文を覚えておくことで、スムーズに正解へとたどり着くことができます。
この記事では、高校英文法で頻出の重要構文を厳選し、それぞれの意味や使い方をわかりやすく解説します。テスト対策や英語の実力アップにぜひ活用してください!
よく出る構文【高校英語】
英語の構文は、並び替えなど単独問題としても大事ですが、長文や会話文のキーセンテンスに構文が含まれていることも少なくありません。しっかり意味を知ることで、読解問題をスムーズに正答に導いてくれます。それでは、英語「よく出る重要構文のまとめ」です。
分詞構文
【基本形】乱暴な言い方ですが、一言でいえば、「接続詞を伴う副詞のはたらきをする分詞(句)」ととらえればいいでしょう。接続詞はないですが、接続詞があるように訳します。
<基本例文1>Because I had a cold, I was absent from school.
= Having a cold, I was absent from school.
<基本例文2>Because I was scolded by her , I felt sad.
= Scolded by her , I felt sad.
1.主語が違うとき
主語を残します
【例文】If it rains tomorrow, I won’t go out.
= It raining tomorrow, I won’t go out.
2.時制が一致しないとき
(古い時)⇒「having + 過去分詞」にします
【例文】After he had finished the work, he went out.
= Having finished the work, he went out.
3.従属節にnot, neverが入っている場合
Not, Never を~ing の前に置きます
【例文】Because I didn’t know what to do, I was at a loss.
= Not knowing what to do, I was at a loss.
4.従属節の動詞が、進行形・受身形の場合
⇒ being, having beenを省略
【例文】When it is seen from here, the rock looks like a dog.
=(being) seen from here, the rock looks like a dog.
=Seen from here, the rock looks like a dog.
5.「付帯状況」
(~した、そして~した)(~しながら)を表す分詞構文 ⇒ , ~ing
【例文】He wrote to her, thanking her for her help.
= He wrote to her, and thanked her for her help.
(彼は彼女に手紙を書いて、手伝ってくれたことを感謝した。)
独立分詞構文
- generally speaking (一般的にいえば)
- frankly speaking(率直に言えば)
- strictly speaking(厳密にいえば)
- judging from(~から判断すれば)
- talking of(~と言えば)
- according to(~によれば)
- owing to(~のために)
確認 高校英文法「分詞の要点」
仮定法構文
【基本形】If S+過去形,S(would,should,could,might)+原形,(もし~だったら、…だろうに)
「should=would 主語が1人称のとき」「could(~できるだろうに)」「might(~かもしれないのに)」
【例文】If I had wings to fly, I would go to save her.(もし私に空を飛ぶ暇があったら、彼女を助けに行くのだが)
1.過去の事実に反する仮定・想像
If S+過去完了形, S(would,should,could,might)+原形,(もし~していたら、…だったろうに)
【例文】If I had had wings to fry, I would have gone save her.(もし空を飛ぶ翼があったら、彼女を助けにいったのに)
2.Ifの省略による倒置
Ifを省略すると、倒置形(疑問文の語順)になります。
- If I were ~ ⇒ Were I ~
- If I had ~ ⇒ Had I ~
- If I should ~ ⇒ Should I ~
3.as if~
- as if + 仮定法過去 ~ (まるで~であるかのように)⇒意味は「現在」です。事実と反対のことを述べており、仮定法となっています。
- as if + 仮定法過去完了 ~(まるで~であったかのように)⇒意味は「過去」です。事実と反対のことを述べており、仮定法となっています。
<例文>
- He looks as if he were an American.(彼はまるでアメリカ人のように見える。)
- He talks as if he had known everything. (彼は全て知っていたかのようにしゃべる。)
仮定法に時制の一致はありません。
4.It is time ~
It is ( about / high ) time + S + 仮定法過去 ~=(もう~するころだ)「現在」の事実とは反対のことを述べており、仮定法「過去」となっています。
※ about (そろそろ~)、 high(とっくに~)
【例文】It is about time you went to bed. (もうそろそろ寝る時間ですよ。)
5.If it were not for ~ / Without ~
Without ~はif節に書き換えられますが。if節中の動詞が仮定法過去になるか、過去完了になるかは、主節が「助動詞+原形」、「助動詞+完了形」かで判断します。
- If it were not for ~ (もし、~がなければ)= Were it not for ~= But for ~= Without ~
- If it had not been for ~ (もし、~がなかったなら)= Had it not been for ~= But for ~= Without ~
6.If only ~
If only + 仮定法(~さえすればなあ、~さえしてたらなあ)
【例文】If only I could play tennis. (テニスさえできたらなあ。)
= I am sorry I cannot play tennis. (テニスができなくて残念だ。)
名詞構文
1つの目の名詞構文は、上の1つ目の文のように「haveなど+名詞」で表す構文です。ポイントは、基本例文のように、well(副詞)が、名詞構文を使うとgood(形容詞)に変化していることに注意です。
【基本例文】Did you have a good sleep last night?(昨晩は、よく眠りましたか?)
= Did you sleep well lase night?(昨晩は、よく眠りましたか?)
名詞構文は、動詞表現に戻して訳すということです。「よい眠りをもつ→よく眠る」
無生物主語構文
英語では、人や物以外の、本来動作をしない物を主語にして、「物事/事情などが人などに~させる」といった意味の表現をすることがよくあります。このことを、「無生物主語構文」といいます。
【基本例文】
- (構文)A traffic accident caused us a lot of trouble.(交通事故のために、私たちは大変な目にあった。)
- (普通)We had a lot if trouble because of a traffic accident.
無生物主語構文を使うことで、簡素な文・表現にできるので、書き言葉では無生物主語構文を使うことが多いです。
そのまま訳してしまうと、上の例文では、「交通事故が私たちに大変な困難を起こさせた」となります。これを日本語らしく訳すコツ・ポイントは、人を主体にした表現に置き換えることです。
- 目的語(人)を主語にする。us(私たちに)→私たちは
- 主語(無生物)は、人に動作をさせる原因、理由、条件などを表すので、副詞句(副詞節)のように訳します。
- 内容を変えないように訳文を整えます。(大変な困難を起こさせた)→(大変な目にあった)
無生物といっても、物を表す名詞だけでなく、事柄を表す名詞や、代名詞、疑問詞、動名詞や不定詞を用いた名詞句、名詞節も主語として用いられます。
【基本例文】
- (動名詞)Being with you makes me feel happy.(あなたといると、私は幸せな気分になる。)
- (名詞節)What you have just said reminds me of an old saying.(あなたが今おっしゃったことで、私は古いことわざを思い出します。)
特殊構文
- (普通)A restaurant was next to the bookstore.
- (構文)Next to the bookstore was A restaurant.
いずれの、本屋の隣には、レストランがあったと訳します。特殊構文は、ふつうと語順が違ったり、文の一文が省略されたりしている変則的な文の形となっています。主語や動詞を見極め、文の構造を正確に読み取れるようにならないといけません。
慣用的な構文
1.Hardly/Scarcely + had + S + p.p. ~ when / before + S + V(過去形)…
(~ するかしないうちに・・・)(~ するとすぐに・・・)
- Hardly had he started when it began to rain.(彼が出発するとすぐに雨が降り出した。)
- No sooner had he started than it began to rain.(彼が出発するとすぐに雨が降り出した。)
2.So ~ that, Such ~ that
So ~ 、Such ~ (補語)を文頭に出すと、倒置が起きます。
- This car was so old that he could not sell it.⇒So old was this car that he could not sell it.
- Her anger was such that she lost control of herself.⇒Such was her anger that she lost control of herself.
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