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高校英文法「不定詞の要点」

【高校英語】不定詞についてまとめています。不定詞は、「to+動詞の原形」の形のことをいい。to-不定詞という言われ方もします。中学生のときにも習いました。「to make a cake(+目的語)」、「to look happy(+補語)」、「to begin at once(+副詞句)」のように、目的語・補語をとる、副詞句で修飾されます。高校ではさらに、完了形や態があるといった「動詞的特徴」を持つ点では、「動名詞」と共通します。

しかし、名詞のはたらきだけをする動名詞とちがい、不定詞は名詞、形容詞、副詞など多くのはたらきをもちます。不定詞がどのようなはたらきをするかは、文中での位置やともに用いられている語の種類によって決まることが多い。ここに注目することが不定詞をマスターするポイントとなります。

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不定詞の基本3用法

名詞的用法

  • To play baseball is fun.(野球をすることは楽しい)
    =Playing is fun.
  • My dream is to be a singer.(私の夢は歌手になることです。)

名詞的用法の不定詞は、文のはじめにきて主語になったり、be動詞のあとにきて、補語になったりできます。「動詞の~ingの形」で名詞と同じ働きをするものを動名詞といいます。

副詞的用法

  • I went to the station to see Kumi.(私はくみに会うためにその駅に行きました。)

副詞的用法は、「~するために」「~して」という意味で、副詞と同じ働きをします。glad,sorry,happy,sad,surprisedは、感情を表す形容詞で、不定詞と用いられることが多いです。

覚えておきたい例文(その他の副詞的表現)

熟語的に覚えてもいいでしょう。

  • I tried only to fail.(やってみたが、失敗だけだった。)
  • The couple parted , never to meet again.(その2人は分かれたまま2度と会うことがなかった。)
  • The audience appeared to be bored.(観客は退屈しているようだった。)= seem to do
  • We chanced to ride on the same bus.(私たちは、たまたま(偶然)同じバスに乗り合わせた。)
  • His report proved to be false.(彼の報告は偽りだと判明した。)= turned out to be

形容詞的用法

  • I want something to drink.(私は何か飲み物がほしいです。)

形容詞的用法は、「~するための」「~するべき」という意味で形容詞と同じ働きをします。名詞を修飾します。

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不定詞の意味上の主語

動名詞(参考【高校英語】動名詞)と同様、不定詞にも、その不定詞の表す行為を行なう(だれかど何か)。 すなわち意味上の主語が存在する。特別の示し方をしない場合 意味上の主語が、不特定の だれでもである場合と,文の主語・目的語 などと一致している場合とがある。

意味上の主語の基本形

It is difficult to play tennis.(テニスをすることは難しいです。)
「~することは、~です」というきに使います。toのあとは原形です。Itは、形式だけの主語で、to以下を指します。

人の性質について評価を与える意味の形容詞に続く不定詞の意味上の主語は、「for~」でなく「of~」となります。

  • It is kind of you to say so. (そういってくれて親切だね。)
    =You are kind to say so.

基本例文

  • It’s good for the health to take exercise. (運動するのは体に良い) (意味上の主語は だれでも)
  • I want to stay here.(私はここにいたい)(意味上の主語 – 文の主語:I stay here の関係)
  • I want him to stay here.(私は彼にここにいてもらいたい)(意味上の主語 – 文の目的語: He stays here の関係)
  • My dream is to study abroad. (私の夢は留学することだ)「意味上の主語は My で示される;I study abroad の関係)

意味上の主語を特に示す場合 (for – 意味上の主語 + to do)

  • It is dangerous for a beginner to swim here.(初心者がここで泳ぐのは危険だ)

意味上の主語を特に示す必要がある場合の、最も一般的な示し方。for ~ を,後ろの不定詞とあわせて「~が…する」と訳すようにする。for – が なければ意味上の主語は、だれでも)。

  • It is dangerous to swim here. ((だれでも)ここで泳ぐのは危険だ)
  • It is important for everything to be ready by Monday.(月曜までにすべてが整っていることが重要なのだ)

ポイント

以上のように仮の主語 it と共に名詞的用法で使われることが多いが、他の用法でも広く使われる。いずれも, (for to do)の形に気づき「~が…する」と訳すことがポイントになる。

  • This is a problem for young people to solve. (これは若い人達が解決すべき問題だ)(形容詞的用法)
  • I’ll open the curtain for you to look out. (君が外を見られるようカーテンを開けてあげよう)(副詞的用法)
  • Let’s wait for the rain to stop.(雨が止むのを待ちましょう)
  • I’m anxious for him to return safe. (彼が無事に戻ることを切望しています)
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It is 形容詞 of + 意味上の主語 + to do

  • It was careless of you to miss the bus. (バスに乗り遅れるなんて,君は不注意だったね) –

人の性質について評価を与える意味の形容詞に続く不定詞の意味上の主語は, (for ~ )でなく(of ~)で示される。全体で「…するとは,(意味上 の主語)は形容詞」だ」の意味になる。

  • It is kind of you to help me. (手伝ってくれてありがとう – 手伝ってくれるとは,君は親切だ)
  • It was very wise of her to choose the other one.(もう1つのほうを選ぶとは,彼女はとても賢明でした)

書き換え

文全体の主語を人にした, 書き換えが可能

You are careless to miss the bus.=It was careless of you to miss the bus.

  • [他の形容詞] good, nice(親切な); foolish, silly(愚かな); brave(勇敢な); rude(無礼な); polite(丁寧な), etc.-

省略

it is や to do の部分が省略されることもある。

  • How silly of me! (私はなんてバカなんだろう)
まとめ

  • It is 形容詞 for A to do:「Aが~することは「形容詞」だ」
  • It is 形容詞 of A to do:「~するとは,Aは「形容詞」だ」
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完了不定詞

時制のズレを表すときに、to have 過去分詞形という語順で、完了不定詞を使います。

不定詞の完了形(完了不定詞) は、動名詞と同様、不定詞で表される行為がいつのことであるかをはっきりさせるために、不定詞の単純形と完了形とが使い分けられる。単純形は(to+動詞の原形)であり、完了形は(to have+過去分詞)の形になる。そのあたりについて、詳しく記述しています。それでは、高校英文法「不定詞の完了形(完了不定詞)」まとめです。

単純形と完了形の違い

<基本文>

(単純形)Ann is said to be their leader.(アンは、現在の彼らの指導者であると(現在)言われている)
(完了形)Ann is said to have been their leader.(アンは、(以前)彼らの指導者であったと(現在)言われている)

(単純形)to be は時制の基準となる述語動詞isと同じ「時」のことを表し、完了形)to have beenは、述語動詞isより以前の「時」を表している。

書き換えに注意

  1. Ann is said to be their leader.=It is said that Ann is their leader.
  2. Ann is said to have been their leader. =It is said that Ann was (has been) their leader.

文脈で完了形を見極める

1.Ann was said to be their leader. (アンは「その時彼らの指導者であると「その時)言われていた)
= It was said that Ann was their leader.

2.Ann was said to have been their leader. (アンは「その時」以前)彼らの指導者だったと(その時言われていた)
= It was said that Ann had been their leader.

3.He seems to be ill. (彼は病気であるようだ)
= It seems that he is ill.

4.He seems to have been ill yesterday. (彼は昨日病気だったようだ
= It seems that he was ill yesterday.

5.He seems to have been ill since last weekend. (彼は先週末以来ずっと病気であるようだ)
= It seems that he has been ill since last weekend.

6.He seemed to be ill. (彼は病気であるようだった)
= It seemed that he was ill.

7.He seemed to have been ill. (彼は病気だったようだった)
= It seemed that he had been ill.

8.They were thought to have died many years before. (彼らは何年も前に死んだと思われていた)
= It was thought that they had died many years before.

9.I am sorry to have missed the TV program last night. (私は昨夜そのテレビ番組を見逃してしまって残念だ)
= I am sorry that I missed the TV program last night.

hoped to have done

希望・期待などを表す動詞(hope, expect, mean, intend, etc.)の過去形に完了形の不定詞がつくと、「~したかったが、できなかった」とその希望・期待が実現されなかったことを意味する。

  • I hoped to have met her there. (そこで彼女に会えたらよいと思っていたのですが)
    =I hoped to meet her there, but I couldn’t.

ただし,〈過去完了形 + to doの形の方が好まれる。
=I had hoped to meet her there.

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原形不定詞

不定詞は、「to+原型動詞」だけでなく、原形だけの不定詞を使うことがあります。このような特別な不定詞のことを原型不定詞と呼びます。ここで見る動詞は、目的語のあとにto doでなく動詞の原形をとります。これを原形不定詞とよびます。目的語と原形不定詞の間には、意味のうえで(主語+動詞)の関係があります。

I let my sister use my new computer.(私は妹に新しいコンピュータを使わせてやった。)
=My sister was allowed to use my new computer.

原形不定詞をとる動詞

原形不定詞をとる動詞のパターンを見ていきましょう。

  • let (相手のしたいように)させてやる =allow ~to動詞
  • make(強制的に)させる=force ~to動詞
  • have(命令して)~させる=get ~to動詞

の3つを覚えておきましょう。

知覚動詞と原形不定詞

「見る」「聞く」「感じる」などの知覚を表す動詞である知覚動詞も「目的語+原形不定詞」というかたちをとることが可能です。

(例文)I saw him come out school.

ただし、受動態のときは、「to+動詞」が使われることに注意が必要です。

(例文の受動態)He was seen to come out school.

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不定詞を用いる重要表現

独立不定詞
以上について詳しく学習していきます。

疑問詞+to do

「何を・いつ・どう~すべきか」と疑問詞に応じて訳が変わります。
<基本文>

  • I didn’t know what to say to him.(私は彼に何と言ったらよいかわからなかった)

「何を・いつ・どう)~すべきか/したらいいか」の意味の名詞句を作る。節で書き換えると次のようになる。

  • I didn’t know what to say to him.= I didn’t know what I should say to him.
  • Ask him when to get together next. =Ask him when we should (この次いつ集まればいいか彼に聞いてください)
  • Can you tell me how to get to the station? 駅へどう行けばいいか(駅への行き方)を教えてくれません
  • She wondered which door to open.(どのドアを開けるべきか彼女は迷った)

その他の例where to do (どこに[で]~すべきか)、who to do(だれを~すべきか)、whose 名詞 to do(だれの…を~すべきか)、whether to do(~すべきかどうか)など。ただし、why to do は使われない。

in order to doとso as to do

「~するために」となります。

<基本文>

  • She started early in order to (so as to)avoid the rush hour.(彼女はラッシュアワーを避けるために早く出発した)

「目的」の意味を明確にする言い方。どちらもほぼ同じ意味で用いる。「~しないように」はin order (so as) not to do

  • We talked in a low voice so as not to be heard. (私達は聞かれないように小声で話した)[× not to be heard)

too…to do

  • He is too tall to stand straight in this room.(彼は背が高すぎて、この部屋では真っすぐに立てない)
  • This work is simple enough for me to do. (この仕事は単純なので私にもできる)

too…to do:「~するには…すぎる」「…すぎて~できない」notは使われていないが、「できない」と否定の意味が含まれる点に注意。

次の書き換えが可能。
He is too tall to stand straight in this room.
=He is so tall that he cannot stand straight in this room.

不定詞の意味上の主語が必要な場合はforを付加する。

  • The stone was too heavy for me to lift. (その石は重すぎて私には持ち上げられなかった)
  • This river flows too fast to swim in. (この川は泳ぐには流れが速すぎる)
文の主語と不定詞の間には(lift the stone)(swim in this river)という<動詞(前置詞)-目的語>関係がある。このような場合、「too heavy for me to lift it.」のように文末にitをつけることもあるが、つけないのがふつう。一方so…thatのthat節中は完全な文の形にしないといけないので、文末にitが必要になる。
(例文)The stone was so heavy that I couldn’t (=wasn’t able to) lift it.

enough to do

「~できるくらい…」「…なので~できる」という文になります。
(形容詞・副詞+enough)の語順に注意。X enough simple は不可。

  • We climbed high enough to see the whole city. (私達は市全体が見えるくらい高くまで登った)
  • You are not old enough to get a driver’s license.(君(君達はまだ運転免許をとれるほどの年齢になっていない)
  • Kyoko was kind enough to carry my baggage for me. (京子は親切にも私のために荷物を運んでくれた) = Kyoko was so kind that she carried my baggage for me.

代不定詞(toのみの不定詞)

  • Will you help me? -I’II be glad to.(手伝って下さいますか。一喜んで(お手伝いしましょう)

前との重複を避けて、toだけで不定詞全体の代用とする場合。

  • I’II be glad to=I’II be glad to help you。
  • I did it because I wanted to (= to do it). (私はそれを,やりたかったからやったんだ)
  • He’ll come even if you tell him not to (= to come).(来るなと言っても彼は来るよ)
さらにtoまで省略されることもある。Come when you want.(来たい「×欲しい」時に来なさい)

独立不定詞

副詞的用法の1つだが、慣用句として覚えておくべきもの。

  • To begin with, you have no right to be here.(まず第一に。君にはここにいる権利がない)
  • She was, so to speak, our idol. (彼女はいわば我々のアイドルだった)
  • He was impolite, not to say rude.(彼は、無礼だとはいわないまでも、礼儀正しくはなかった)

<そのほか>

  • to tell the truth(実をいうと)
  • to be brief(手短に言えば)
  • to be sure(確かに)
  • strange to say(奇妙なことに)
  • needless to say(言うまでもなく)
  • to be frank with you(率直に言って)
  • to say nothing of ~ (~はもちろん)

など。

All you have to do is (to) do

主語がto doを含む句や節のとき、その内容を具体的に説明する補語の不定詞のtoは省略されて、原形不定詞になることがある。

  • All you have to do is (to) wait. (君のすべきすべては待つことだ → 君はただ待ってさえいればいい)
  • The first thing to do was (to) call for the doctor. (最初にすべきことは、医者を呼びに行くことだった)
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不定詞の重要構文

  1. 形式主語構文
  2. 程度を表す構文
  3. 結果を表す不定詞の構文

をまとめています。

形式主語構文

(語順)It is 形容詞 for + 意味上の主語 + to do
(例文)It is dangerous for a beginner to swim here.(初心者がここで泳ぐのは危険だ)

主語が長い時に、形式主語itが使用されます。主語は、「for + 意味上の主語 + to do」となります。

程度を表す構文

(語順1)too 形容詞・副詞 for 意味上の主語 to 動詞 =so 形容詞・副詞 that 主語 can’t 動詞
(例文1)I’m too busy to travel.(私は、とても忙しいので旅行に行くことができません。)=I’m so busy that I can’t travel.

(語順2)形容詞・副詞 enough to 動詞 =so 形容詞・副詞 that 主語 can 動詞
(例文2)I am rich enough to buy a new car.=I am so rich that I can a new car.(私は、とてもお金持ちなので、新しい車を買うことができます。)

結果を表す不定詞の構文

only toは、そして結局~するだけだ。never toは、そして決して~しないと訳します。

(語順1)形容詞・副詞 only to 動詞
(例文1)I tried only to fail.(やってみたが、失敗だけだった。)

(語順2)形容詞・副詞 never to 動詞
(例文2)The couple parted ,never to meet again.(その2人は分かれたまま2度と会うことがなかった。)

英語
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